成長への葛藤

大した話ではないが、娘たちの成長を見ていると「このままでいて欲しい」と「早く大きくなって欲しい」の思いが入り乱れる時がある。

長女が生まれて2年。まだまだ育児歴浅いペーペーだが一応2年分の子供の成長は見てきた。
育児って本当に可愛いと大変が常に入り混じる。

可愛いと思った矢先に言うこと聞かず大泣きして疲弊、子憎たらしいと思った矢先に最高の可愛いを出してきたりする。
このままでいて欲しいくらい可愛いと思ったり、もう!早くできるようになって!と成長を急かしたく時もある。

長女は2歳でもう赤ちゃんらしさは薄まってきて幼児らしくなってきた。次女は5ヶ月。寝返りができるようになって横たえられたままぽわ〜っと天井を見ているような時期はもう終わった。
成長は嬉しいことだけど、忙殺の日々気付けば娘たちの「最後の◯◯」は駆け抜けて二度と戻らないところに行ってしまった。
最後の哺乳瓶で飲む姿
最後の抱っこ紐
最後のはいはい
最後のよちよち歩き
最後の言えなかった時の言葉(シナプしゅのことを「あぷし」と呼んでいたがもう「シナプしゅ」と言えるようになった)

これからも数えきれないほどあるだろう。
だけどそのどれもが疲れたり悲しい時の私を笑顔にしてくれた大切な宝物だ。できるだけ忘れないように、できるだけ取りこぼさないように大切に大切に胸の中にしまっておこう。
「最後の◯◯」とのお別れは「初めての◯◯」との出会いだから。

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