時折最高：057 Everlasting Love ～ プレステ2『みんな大好き塊魂』唄：有紗 (2005)

私自身は、ほぼまったくTVゲームをやりません。パソコンゲームもちょっとしかやったことがないです。触ったことはあるので、どういうものかは知っていますが、熱中する対象にはなりませんでした。

なのでこの曲を知っているのは、家人がプレイしているTVから流れてきたのを聴いたからです。

この「塊魂」（かたまりだましい）というゲーム、ちょうど雪玉を転がして大きくしていくみたいに、ステージ上にあるものをどんどん巻き込んで巨大な塊を作っていく、という遊びです。

全然ゲームの印象が思い浮かばない、という方は、例えばこんな感じ、という例をどうぞ。

他にも歌手の松崎しげるが歌ってたりして、一時期は「OK ミスタ サンシャイン」の掛け声がすっかり耳についてしまったり。

ゲーム自体に全然詳しくないので、「Everlasting Love」や「塊オンザスウィイング」みたいに、普通に歌もの楽曲として聴けるものがゲーム音楽として一般的なのかどうか、それすら分かりません。ただ少なくともこの2曲は、ポップスとしてもよく出来てるなあと思うのです。

「Everlasting Love」は五七調を生かした、部分的に古風な歌詞が、読経風とも言える淡々とした調子で歌われるのが面白いと感じました。メロディと言葉の組み合わせが要所要所で輝いていて、いいなあ、と。凄く意味ありげなのに、実はゲームの内容に即したことしか言っていないというのも素晴らしいなあと。曲はハードロック調ギターのカッティングでカッコいいですし。歌手の選択も曲にぴったりですよね。

あまりにこの曲は傑作だなあと感じたので、CDも買ってしまいました。一通り聴いてみて、うん、決して全曲素晴らしいとは思わないけれど、よく出来てはいるなあ、と。そして一曲選ぶならやっぱり自分は「Everlasting Love」だよなあ、という結論に至ったのでした。