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通訳ガイドの受注を全てネット集客にした話

フリーランス英語通訳案内士の「いかけん」です。通訳案内士専業になって6年目になりました。
 
私は、集客をすべて自分のウェブサイトで行っています。昨年は旅行会社から頂いた仕事は一件もありませんでした。このような仕事の仕方をしている案内士の方はあまりいないと思います。
 
ネット集客は思ったより簡単で、メリットがたくさんあります。もっと多くの案内士の方が、同じ手法で集客をすればいいなと常に思っています。仲間が増えれば、お互いに仕事を融通したり、海外からの訪日客を、各地のガイドが連携して案内したりできるからです。
 
そのため、私の経験や、ガイドとして日頃感じていることを発信していくことで、こうした方法に興味をもってくれる人が増えればと思い、noteを始めることにしました。
 
この投稿では、私がネット集客をすることになった経緯について、お話しします。


通訳案内士が顧客を獲得する方法

 
6年前に、32年勤めた会社を早期退職してフリーランスのガイドになりました。前の職場で英語は使っていましたが、観光業や旅行業とは全く畑違い仕事をしていましたから、完全にゼロからのスタートでした。
 
当時、通訳案内士が仕事を獲得する方法としては、
 
・旅行会社(または派遣会社)に登録し、仕事のアサインを受ける
・ガイド用マッチングサイトに登録し、エンドユーザーから直接注文を得る
 
というのが、一般的でした。今でも大差ないと思います。
 
 

自分がやりたいことを考える

 
でも私は、旅行会社の仕事をすることには気が乗りませんでした。私が会社を早期退職したのは、他人に縛られない、自由な仕事をしたかったからです。旅行会社にアサインされて働くのでは、これまでの会社勤めと大差ありません(いや、もっとひどいかも)。
 
自分の仕事のイメージは、自分でツアーを策定して、それを気に入ってくれた訪日客から直接オーダーをもらい、ガイドするというものでした。旅行会社の下で働くよりも、何となくクリエイティブな感じがしませんか?
 
その点で、ToursByLocalsやGoWithGuideといったガイド用のマッチングサイトは、自分の考えたツアーを紹介でき、自由度があるように見えます。ところが、いろいろと難しい点がありました。
 
大手のマッチングサイトには、多くの案内士の方が登録しているので、その中から実際にお客さんに選んでもらうのは大変です。私は自分の仕事に対する考え方を主張し、それに賛同してくれるお客さんを案内したいと思っていたので、サイトのフォーマットやルールが煩わしく感じられました。
 
こうして、自分で自分のウェブサイトを作って、集客しようということになったのです。やってみたら、これで十分な仕事が確保できてしまいました(2023年は年間187日稼働)。あまり深く考えずに、やりたいことをやる、と決めてしまったことが良かったと感じています。
 
 

最初に参考にした書籍


当時は(たぶん今も)、自分のウェブサイトで集客をしているガイドの方は、ほぼいませんでした。そのため全てが試行錯誤でしたが、元々ウェブビジネスに興味を持っていた私には、それは刺激的で楽しいことでした。
 
この時に私が参考にした書籍が、「通訳ガイドのインバウンドマーケティング:インターネットによる新しい集客法 中津山恒著」です。10年前の本なので、技術的に時代遅れとなっている点もありますが、基本的な思想は今も同じで、十分参考になります。

他にあまり参考になる書籍がないので、個人サイトでの集客に興味ある方は、一読されることをお勧めします。
 
この本に書かれていない、集客のための方法など、私が試行錯誤で得た知見もあります。そうしたノウハウも今後noteで共有していきたいと思います。これは宣伝でした。
 
 

個人サイトでの集客が向いている人とは


こうして考えると、個人ウェブサイトでの集客は、次のようなタイプの人に向いていると思います。 

  • 自分で決めたことを自分で実際にやってみるのが好き

  • 個人客相手に、パーソナル感のあるサービスがしたい

  • インターネットや新しいデジタル技術に興味がある

結局、自分が本当に好きなこと、やりたいことをすることが幸せですし、楽しく続けられることが、成功への道だと思います。ぜひ好きなことをやってください。


まとめ

 
「自由な働き方をしたいという思いと、ネットビジネスへの関心から、個人ウェブサイトでの集客という形に行きついた。」 でした。
 
今後noteで、ネット集客のメリットや、具体的な方法を書いていきますので、継続して読んでいただけると嬉しいです。最後まで読んでくれて、ありがとうございました。

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