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「担当アイドル」がいないプロデューサーへ

こんにちは。
岡山ディヴィジョンです。

みなさーん!!!!!
「我が儘なまま」は楽しめましたかー!?

7月22日・23日の2日間にわたって開催された、
283PRODUCTION SOLO PERFORMANCE LIVE「我儘なまま」
が、熱狂のうちに終了しました。

担当アイドルたちの眩いばかりの輝きはもちろんのこと、幻覚強めの公式二次創作やシャイノグラフィの私物化(褒め言葉)、そして新ユニット発表など、情報てんこ盛りのライブでしたね。
頭がパンクしそうになりました。

たくさんの思い出ができたね

本noteは、そんな「我が儘なまま」のライブレポ…………

ではなく!

このライブを配信で視聴した際に感じた、私の気持ちのような物を書き起こしていこうと思います。

【隙あらば自分語り】岡山ディヴィジョン

となる可能性大ですので、ご注意ください。

ちなみに、「我が儘なまま」についてはもう少しファニーなnoteを書いておりますので、良ければそちらの方をご覧ください。
たぶん、このnoteよりは面白いと思います(このnoteも頑張れ)。


1.「担当アイドルのいないプロデューサー」

ブランドごとに作風の違いはあれど、アイドルマスターシリーズは共通して「プロデュース(活動)を通してアイドルを輝かせる」という特徴を持っています。
ゆえに、プレイヤーやファンのことを「プロデューサー」と呼び、または自称し、応援しているアイドルのことを「担当アイドル」と呼ぶ文化が根付いています。

例えば、アイドルマスターミリオンライブ!をプレイしている人で、周防桃子を特別応援している人は、「桃子担当のミリP」ということになりますね。

アイドル名鑑「ピンときた!」で一人目が桃子でした

分かりやすく記述してくださっているブログがありましたので、引用します。

担当とファン境目は人によって
微妙に違うのですが私は

担当→プロデューサー目線で好きな子
ファン→観客目線で好きな子


みたいな感じに思ってます。

 ゆるだらや 2017-09-08「アイマス担当とファンの違いって?」

シャニマスのプレイヤー間でも、自己紹介をするときは「○○担当プロデューサーです」と名乗られる方がほとんどです。好きなキャラクターが誰なのかを共有すれば、コミュニケーションはスムーズですし、盛り上がりますからね!

しかし、この世には「担当アイドルのいないプロデューサー」が存在します。


それが、私です。


昨年の8月上旬にシャニマスをプレイするようになって、約1年が経ちました。
シナリオをはじめとして、キャラクター、楽曲、ライブ、イラストなど、シャニマスの様々な魅力に心打たれ、この一年はシャニマス漬けの日々だったと言っても過言ではないでしょう。

だから当たり前のように、283プロのアイドルは全員大好きです。

誰の、どこが好きなのかを語れと銃を突きつけられれば、のべつまくなしに語る自信があります。銃を突きつけられれば当然だろ。


それでも私は、283プロの誰かを「担当アイドル」だと言ったことはありませんでした。


別に、深刻な理由や宗教があるわけではありません!(重要)

理由は主に2つ。
ひとつ目は、「担当アイドル」という言葉が身近でなかったから。
私にとってアイドルマスターは、アニメシリーズをいくつか視聴したことがあるという程度であり、ゲームをプレイしたことはほとんどありませんでした。当然、ライブ文化とも縁遠い生活であり、ファン同士の交流もしたことがありません。
ですので、単純に「○○が担当なんです」と自己紹介する機会がなかったわけです。

そしてふたつ目。こちらが重要なのですが、「誰かの担当だと名乗ることに対して、何となくの後ろめたさを感じていた」というのがあります。

「○○担当プロデューサー」を名乗ることに資格は不要です。どれだけコミュを読み込んでいるか、楽曲を聞き込んでいるか、グッズを集めているか、課金しているかによって定まるようなものではありません。それは、頭では理解できています。
一方で、心の片隅には「自分が誰かの担当を名乗るのは、おこがましいのではないか?」という気持ちが横たわっていました。プレイ歴が長くないからそんな発想になっていたのかもしれませんね。

だからこの一年間、私は「○○担当P」を名乗らずに過ごしてきたのでした。

2.「我が儘なまま」に輝くアイドルたち

そして、きたる2023年7月22日・23日。
283PRODUCTION SOLO PERFORMANCE LIVE「我儘なまま」が開催されました。

ドラマパートを絡めながら、アイドル個人にスポットライトが当たるステージ。私がこれまで読んだ様々なコミュの場面がフラッシュバックして、時には涙ぐみながらライブを拝見しました(配信で)。

ライブ会場にいない私にも、会場の熱気が伝わってくるようでした。

特に福丸小糸「わたしの主人公はわたしだから!」では、会場一面が薄紫色に包まれ、心を震わせるような大音声のコールが、えもいわれぬグルーブを生み出していましたね。
コールガイドブックを作成された有志の方がおられて、そうした「小糸P」たちの想いが繋がったからこその景色だったのだと思います。本当に、尊敬の念でいっぱいです。

また、Day2の市川雛菜「あおぞらサイダー」にも心撃ち抜かれました。
パフォーマンスの最中に靴が脱げてしまう(?)というアクシデントが発生し、ハラハラした方も多かったでしょう。私もそうでした。ともすれば、「パフォーマンスが想定通りに進まなかったことに、(演者さんが)ショックを受けているんじゃないかな」「大丈夫かな」といった、ネガティブな感情でパフォーマンスが終わっていくこともあり得たでしょう。
しかし、岡咲美保さんのアドリブ「ごめんね?」によって、そうしたトラブル全てがアイドルの魅力を引き立てるために存在したかのような、大どんでん返しを見せつけられてしまいました。

(これは気持ち悪すぎる私です)

ところで、私は「我が儘なまま」Day1考察にて、ライブのテーマをこのように考察していました。

我が儘なままに生きていく、輝いていくということは、直視できない自分の綺麗じゃない感情と共に生きていくということ。欠けたところと共に輝いていく覚悟を決めるということ。
欠けたるを認め、なおも我が儘に輝こうとするアイドルの姿を見届けることが、このライブの主旨ではないでしょうか。

「我が儘なまま」Day1の考察【最速】

広いステージ。
会場中の光。
想定外のトラブル。
そして、各人の持ち時間。

全てを、我が儘なままに身に纏って輝くアイドルの姿。

「我が儘なまま」が表現しようとしていたことを、私は小糸と雛菜のステージで強く感じました。

3.プロデューサー


私は、福丸小糸が好きです。

私がシャニマスを本格的にプレイするようになったのは、小糸のWINGと【はれのひ喫茶店】のTrueEndに感動した為です(何回この話するんだ)。

誰よりも努力家で、頑張っている姿を人に見せたくないと言う小糸。
私のような、怠け者なのに頑張っているねと言われたいカス野郎とは、全く似ても似つきません。

それでも、小糸の姿は私の心を肯定してくれました。
小糸は紛れもなく努力家であり、アイドルとして誰かの居場所をつくりたいと高い目標を抱く理想家でもあります。しかし、彼女の心の中には劣等感や、人よりも低い自己肯定感など、くすぶるネガティブな感情が確かに存在しています。

人よりも劣っている部分があって、
人より上手に出来ないことがあって、
失敗したり、迷ったり落ち込んだりすることもあって、
それでも福丸小糸は会場中に歌いました。

もっと ちゃんとそつなくこなしたい (パッと)
いつの日にか みんなみたいに (きっと)
だから今日も居残り練習 (ファイト)
後悔だけはしたくないから (絶対)
どんなに遠くたって (ずっと)
追いかける 追いつくまで!

わたしの主人公は (ずっと)
これからもわたしだから!

「わたしの主人公はわたしだから!」より


私は、市川雛菜が好きです。

自分が「しあわせ」だと思うことが一番大切と言葉にして、たとえ言外に促されようとも自分の行動指針を曲げません。市川雛菜の芯の強さは、時に私のような軟弱者、付和雷同を地で行くダメ人間には、眩しすぎます。
人間としての質が違いすぎる。
心からそう思います。

けれど雛菜は、決してネガティブな感情を「知らない」わけではありません。永遠がないことも、この世界がユートピアでないことも知っていて、それを飲み込みながら生きている「人間」です。

私と雛菜はあまりにも人間として違いすぎますが、生きている世界はきっと同じで、しあわせなことも、不幸なことも、楽しいことも楽しくないことも存在する場所です。
そんな世界でしあわせに生きようとする彼女の姿は、あまりにも眩しい。
私はそんな風には生きていけません。

でも、私の心の中にあるんです。

「雛菜ちゃんたちのいるところ」

雛菜のことを好きになればなるほど、私は異なる価値観を認められるような気がします。
心が縦に、そして横に広がっていく。
そしてそのたびに、私はまた、雛菜のことが好きになります。


私は、誰かの担当Pを名乗るだけの人間だろうか?


そんな風に思っていました。アイドルたちの姿に、自分の個人的な感情を重ねて見るのはおこがましいのではないか?

でも、彼女たちが我が儘なままに輝く姿を目にして、自分ももっと自分勝手に、好き勝手にシャニマスを楽しんでも良いんじゃないか?そんな気持ちにさせてくれました。

シャニマスを初めて1年。
私はこれから、胸を張ってこう名乗ろうと思います。


私は、福丸小糸と市川雛菜担当のプロデューサーです!


「我が儘なまま」で生まれた思い出の数々が、いつか色褪せてしまうくらいに、これから先も思い出を作っていこうな!


4.おわりに

めちゃくちゃ【隙あらば自分語り】岡山ディヴィジョンとなってしまいましたね。大変失礼いたしました。

ほとんどのプレイヤーは「プロデューサー」であり、担当アイドルがいる人たちだと思います。だから、このnoteで書いたような気持ちはいまいちピンとこないかも知れません。

でも、きっと「担当アイドルのいないプロデューサー」は他にもいると思います。
そしてそれは、悪いことでは全くありません。
これまでの私がそうだったように、特定のアイドルを担当していなくても、シャニマスの魅力は十分すぎるほどに受け取ることが出来ますし、そうした楽しみ方が全く否定されるわけではありません。

「こんな風に心が動きました」
その思い出を、ただ書き残しておきたかっただけなんです。


5.5周年ライブ「星が見上げた空」の開催も告知され、これから先も沢山の思い出が出来ると思います。

誰かの担当プロデューサーも、
そうでない人も、
唯一無二の思い出を、見つけに行きましょう。




シャニマスに関する交流は、Discordサーバーを利用しています。
『SHINY CORD』では、コミュについて語り合う定期的な場が設けられていたりもするので、興味がある方は覗いてみてください!

あと、シャニマスに関する研究・創作を志向したサーバーもあります。
シャニマスを深読みするのが好きな人、二次創作する人、noteを書いたことがある人などは、是非覗いてみてください!


それでは~~~!

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