サブ経済圏X

以前某西野亮廣が作ったレターポットがもし成功していたら新たな経済圏になっていたかもな(意訳)という記事を書いたところで、最近のX(旧:Twitter)を見ていて思うところがあり、もう一度ほじくり返してみました。

とは言ってもこちらは収益がダイレクトに換金できるため、信用が経済に即するわけではありませんが。

TwitterがXに変わってからというもの、トレンドワードから市井の声へのダイレクト性がどんどん薄れてきたな、とよく感じています。
サブスクアカウントがアクセス稼ぎのために、少しバズったワードを詰め込んで適当な画像を入れたツイートをガンガン回すことによって、純粋な意見が潰されてしまっているという状況があまりにも多く…。
お陰で何故トレンドに上がったのか分からないワードというのがよく増えました。
しかもワードと共に入れられる画像まで同じことも多く、こんな下手なアフィみたいな手法が稼得手段になるなんて個人的には薄気味悪くも感じます。
このお手軽アフィの行き着く先はやはり情報統制なのか?と感じざるを得ません。
たとえばとある事件が話題になってホットワードに上がった時、ある勢力から火消しの要請があった時に、関係ないワードや画像との抱き合わせツイートによって一気に検索結果から意見のメインストリームとなるツイートを潰すことが簡単にできる。そんなシチュエーションが浮かんでしまうのです。

インプレッションに端金を絡めることで市井の人に手ずから情報操作を行わせる、民主主義のようではあるけど、ギャラの低い記者を数雇っているのとやっていることは変わらない……そんな風に映ってしまうのは私が捻くれているのでしょうか。
500人のフォロワーなんて例えばそういうやり方でトレンドに関するツイートの数を操作したり、インプレッションで稼ぎたい人同士が繋がったりしたらすぐ達する程度の人数ですよね。せめてもう2、3桁くらい下限を上げてもよかったのでは、と思ってしまいます。

流行りや意見を共有するのではなく、左右するプラットフォームへとどんどん形を変えていくTwitterもといX。ここ10数年くらいは日々大変お世話になっていますが、今後使わなくなる日も来るんだろうか、と最近は考えることもあります。

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