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インスタって平安時代みたい
インスタで映える写真を若い世代の間で撮ることが流行っている。
今までの時代の中で、これだけ「ただ写真を撮る」ことに皆が熱中した時代があったろうか。
写真を撮るだけで幸せな気分になるなんて本当に素晴らしい。法律に反しない程度で大いにやっていって欲しい。
私はインスタのログインIDもパスも忘れたので、後ろから応援している。
写真を撮るのに夢中なのは全世代だと思う。
ひょっとすると和歌が流行りまくった平安や鎌倉はこんな感じだったのかもしれない。
平安時代
和歌が上手くて出世し、歌枕を巡り、いい景色や心に触れた物を見れば和歌を詠む
現代
インスタでバズってインフルエンサーになり、映えスポットを巡り、映えるものを見たらインスタに上げる
そのうち国を挙げた映え写真集が出るかもしれない。
勅撰映え集、みたいな。
今後のインスタでなく何が流行るんだろうと勝手に予想する。
歴史に詳しくないが、江戸時代くらいには和歌(5・7・5・7・7)は気付いたら俳句(5・7・5)の方が人気になっていたイメージだ。短くなった。
しかしインスタは写真だ。見るのが一瞬で終わるから、これ以上短くなりようがない。現代は移り変わりが早いだろうから、皆が皆写真を撮りまくる時代は、和歌が流行った時代よりは短いと思う。のんびり予想している暇はない。
となると、何を短くしようか。イメージの距離を短くしたということにして、AR(拡張現実)ではどうだろう。
画像はお手元のスマホで見るから、どうしても「行ってみた・見た気分」を味わうという一手順(心の距離)がある気がする。
だからそのうちすっごく簡単にきれいなARが作れるようになるか、作ってくれるサービスが流行って、皆が体験したいARのお題を投稿するのが流行るようになったりするのかもしれなと思った。
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