![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103570812/rectangle_large_type_2_64e140ea628d7047a2875496480c6d4e.jpeg?width=1200)
【五感で愉しむゴリゴリの硫黄泉】奥塩原・新湯温泉「湯荘白樺」宿泊記。名物湯泥パックで恐ろしいほどお肌がトゥルントゥルンに!【おひとり様女子旅記録】
栃木県那須塩原の中でも
新湯(あらゆ)温泉と言われるエリア。
ここでは酸性で白濁した硫黄泉に入れます。
念願叶って私も初めてお邪魔し、
コッテコテの酸性硫黄泉を
22時間堪能して参りました。
お宿は「湯荘白樺」さん。
12時チェックインはとても嬉しいサービスです。
JR西那須野駅から路線バスで
終点塩原温泉バスターミナルへ。
お宿のスタッフさんがお迎えに来てくれています。
![](https://assets.st-note.com/img/1682047544133-hFlNoRd5Cw.jpg?width=1200)
車を運転しない私でも訪れる事ができました。
紅葉坂、と書かれた山道クネクネひたすら登ること15分。
お宿に到着です。
車を降りた途端、
ゆで卵のような硫化水素の匂いに包まれます。
まず驚いたのが噴火口との近さです。
お宿のすぐ後ろにモクモク湯けむりを上げる
新湯爆裂噴火口跡が。
これだけ近ければ
それはそれは新鮮な温泉が頂けるはず!
![](https://assets.st-note.com/img/1682047472350-CAJU9MTtrS.jpg?width=1200)
上手く映っていませんが、
建物後方から湯気がモクモク上がっています。
わくわくしながら玄関をくぐります。
![](https://assets.st-note.com/img/1682047653548-w54MDQoMom.jpg?width=1200)
フロントでチェックイン手続きを済ませると
後ろには温泉タマゴや湯の華などの売店コーナーが。
![](https://assets.st-note.com/img/1682047716693-zvt73AVuFr.jpg?width=1200)
そして階段を上れば、
踊り場に温泉むすめのパネル。
グッズもたくさん販売していました。
![](https://assets.st-note.com/img/1682047696717-FIryenqxPt.jpg?width=1200)
白熊の剥製もあります。
意外と館内は複雑で、客室数も多いようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1682047807471-EfbgRfQF63.jpg?width=1200)
案内されたお部屋は
3階のごくごくシンプルな四畳半です。
この狭さが最高に落ち着く!
![](https://assets.st-note.com/img/1682047854630-x0Dq7WHP72.jpg?width=1200)
タオルはお持ち帰り用ではなく貸タオルです。
バスタオルのレンタルは有料です。
お茶菓子は大好きな温泉饅頭。
これだけでもう、だいぶ嬉しい。
![](https://assets.st-note.com/img/1682048037323-Mq8o5JLTXQ.jpg?width=1200)
WifiでカバーされているのでOK!
早速お風呂に向かいます。内湯は男女別にそれぞれ一つずつ。
![](https://assets.st-note.com/img/1682048241844-UDQ9UFszSa.jpg?width=1200)
大きくない。
脱衣所には何冊ものノートとペンが。
訪れたかたの
お宿への愛や想いがたくさん記されていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1682048310345-1vzUy0kimL.jpg?width=1200)
たくさんの方の愛に溢れたノート。
お宿のすぐ傍でわく温泉!
それがそのまま木組みの浴槽に注がれています。
![](https://assets.st-note.com/img/1682048413317-hIFBi91FJj.jpg?width=1200)
これに加えて硫黄臭と強い酸味。
極上の温泉!
一口に硫黄泉のにおい、と言っても
私の知っている草津とも
福島の高湯とも、いわき湯本とも違う…
木が燃えたあとの炭が混じった匂いというか。
温泉の匂いについては、いつも特に
私に言語化能力がなくて悔しいのですが…
いずれにしても、好みの匂いであるため、
テンションは爆上がり。
お湯の手触りはとてもすべすべとしています。
湯口の上にはコップが置いてあり、飲めるようになっています。
私は洗面所備え付けの紙コップで
味見をしてみましたが、
源泉が熱いので冷まさないと飲めません。
酸っぱ苦くて硫黄臭い。
まぁ、身体には良さそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1682048553703-5TJYUvU1ZI.jpg?width=1200)
浴室には温泉成分たっぷりの
「白樺名物・湯ドロ」が備え付けてあります。
バケツに入った上澄みの下に手を突っ込むと
さらりとした白灰色の湯泥がすくえます。
これを身体にぬって3分ほど乾かし洗い流すと、
ドン引きするほど肌がトゥルントゥルンになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1682048688951-q3fnFiLf4e.jpg?width=1200)
期待通りの掛け流しの白濁のお湯
恐ろしい程肌がツルツルピカピカになる
天然の泥パック、浴室内で飲泉。
至福な温泉時間でした。
続いて露天風呂へ。
男女別の入り口がありますが、中は一緒。
混浴です。
混浴露天風呂は
18時から21時までは女性専用になります。
混浴タイムですが、誰もいないので
入っちゃいます。
しっかり濁り湯だし、
脱衣所には一応目隠しの暖簾があるし、
男性が入ってきたらその時点で出れば良いかなと。
![](https://assets.st-note.com/img/1682048819496-I7Euem9Vqh.jpg?width=1200)
中は一緒。
露天風呂の浴槽は瓢箪型のがひとつ。
瓢箪の中央部で仕切りがあります。
目隠しのようですが、
斜めから見ると完全に見えるので目隠しでも何でもない、笑。
仕切りがある為2つの浴槽のようになっていて
温度差があります。
向こう側はかなりぬるめです。
![](https://assets.st-note.com/img/1682049032382-vXk3vHnE8f.jpg?width=1200)
七福神に見守られて入浴。
次に
お宿の宿泊者は
近くの共同浴場にも無料で入れるというので行ってみました。
まずはお宿隣の「寺の湯」。
独自源泉です。
こちらは入り口ひとつ、脱衣所も同じスペースの混浴、難易度高し。
まぁ、その時はその時…という事で、笑。
![](https://assets.st-note.com/img/1682049121241-KU5kc35CQp.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1682049163438-dCiiuUht9F.jpg?width=1200)
鮮度の高そうな透明な浴槽は熱湯でした。
(あつ湯、じゃなくてねっとう、と読む方。
手も入れられません!)
左側の濁り湯はじゃんじゃんかき混ぜて入れる温度です。
それでも長く入っていられず
早々に退散。
次に、お宿裏手の「中の湯」へ。
こちらは男女別、お宿と同じ源泉です。
![](https://assets.st-note.com/img/1682049252696-HiV8uTEvJO.jpg?width=1200)
どなたかが入った後なのか、
ちょうど良い温度になっておりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1682049416555-VnDrT6ryg9.jpg?width=1200)
お宿の下にもうひとつ、
共同浴場「むじなの湯」があるのですが
とても残念なことに湯量減少につき
休業中だそうです。
以前は湯量の減る冬季のみ
お休みしていたそうですが、
このところ一年を通じてお湯の量が確保できていないとか…
お湯が増えればまた再開するかもしれないとの事ですが
なにぶん自然現象。
自噴する天然の温泉だけに
どうなるかはその時になってみないとわからないそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1682049534137-a1prhcq5oG.jpg?width=1200)
夕食は部屋に御膳が運ばれてきます。
17時半または18時で選択します。
![](https://assets.st-note.com/img/1682049588616-9yrDWvS0IU.jpg?width=1200)
いずれも滋味深い味わいでした。
味噌鍋に入った豚肉も味が濃い!
白身魚の餡掛け美味しい!
豪華ではありませんが
量も品数も充実。美味しかったです。
私は夕食時間を17時半にお願いし、
18時からの女性専用タイムぴったりに
露天風呂アゲイン。
明るい時間から暗くなる時間まで
男性脱衣所を気にすることなく思う存分
露天のお風呂を堪能致しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1682049653259-LlOHmWv9dI.jpg?width=1200)
日が伸びていることを実感。
朝食は7時半または8時で選択します。
こちらも御膳が運ばれてくるのですが
四畳半のお部屋、このタイミングでお布団は片付けられてしまいます。
チェックアウトギリギリまで
ゴロゴロする気満々でしたが
まぁ、仕方ないです。
朝食もおかずたくさん、お櫃のご飯が進みます。
やっぱり味濃いめですが
たくさん温泉に浸かって
たっぷり汗をかいた分の塩分補給、ということで、笑。
![](https://assets.st-note.com/img/1682049724306-lbRmstGPUy.jpg?width=1200)
夜も朝も空っぽにして来ました♪
![](https://assets.st-note.com/img/1682049793704-mjwPdgGN9E.jpg?width=1200)
温泉卵はこのように固まってしまうそうです。
美味しかった!
8時から9時までは
お風呂の掃除時間で入浴できないのですが
9時少し前には見事、清掃も終わっていました。
張りたて新鮮、アツアツのお湯を
最後にいただきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1682050064479-mXLa7u6XzK.jpg?width=1200)
身体の中からも
溜めてきた毒素が抜けていくように
感じられる温泉でした。
建物、備品、寝具などについては
古いのでそれなりです。
そこに評価を求める人にはお勧めできません。
口コミでは愛想がない、などのコメントが目立ったスタッフさんの応対ですが
車の送迎をしてくれた若旦那さんとはお話が弾んだし
チェックインの担当をしてくれた方、
廊下で会った方、配膳に来てくれた方
皆さん感じの良い方だったので
口コミでの低評価が不思議でした。
それにお風呂掃除のスタッフさんは
めっちゃイケオジだったし!
期待通りの濁り湯で源泉かけ流し。
高温で大満足。
塩原温泉街の奥なので
利用客も多くなく温泉を独り占め。
格安なのに料理も美味しく更に満足。
年季が入っていて
侘び寂びも詫び錆もあって
決して綺麗とは言えませんが
私はこのようなお宿が大好きです。
![](https://assets.st-note.com/img/1682050488485-jDphxWkgmP.jpg?width=1200)
泉質:単純酸性硫黄泉
pH値:2.6
源泉温度:約80度
入浴可能時間:24時間(8時〜9時清掃)
プラン名: 22h好きなだけ温泉・癒しと健康のにごり湯 和室4.5畳(チェックイン12時)
2023年4月19日(水)宿泊
一泊2食:9,300円+入湯税150円
![](https://assets.st-note.com/img/1682050170234-AJM2LENhzF.jpg?width=1200)
フロントに行って浴室内撮影の許可をもらいました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?