社会派写真家からのおくりもの
20代のころ大阪の画廊に勤めていた。
その画廊内の展覧会はもちろんのこと国内外での企画展も多く、多岐にわたる仕事内容で目まぐるしい日々を過ごしていた。
展覧会の内容によって、画家、彫刻家、写真家、陶芸家、版画家...と多様なジャンルの作家さんたちとの出会いがあり、今振り返ると貴重な数年間を過ごせたことに感謝の気持ちしかない。
一度だけ、勤務中に突然体調が悪くなったことがあった。強い頭痛がして視界が揺れる状態になってしまったのだ。
店主がすぐに近くの病院で診察を受けるように