「人間は宇宙の王者」という考え方
人間は宇宙の王者である。
昔、松下幸之助さんが言われた言葉です。
「人間は偉大な存在である。いわばこの宇宙においては王者だ。こう言うと、それは不遜だという人も多いと思うけれど、しかし、現実の姿をみれば、明らかに、そういうことが言えるんとちがうか」
そう思うことで、お互いに尊重できるというのが幸之助さんの考えです。
逆に、人間は小さくてつまらなくて、たいしたことはない存在。
そう思ってしまうと、周りの人に対して、そして自分自身に対しても、ダメだ、つまらない、頭が悪い、バカだと思ってしまうと。
さらに、
「ええか、きみ、経営をしておっても、どの人も王者だという考え方を根底に持っておらんとあかん。そこが大事やで。社員の誰に対しても、ああ、この人はすばらしい存在なんや、偉大な力を持った人なんやと考えんといかんね。
それを、これはたいした人間ではないとか、昨日入ってきたばかりの、なんも知らん社員やとか、あるいは力のないつまらん人やとか、そういう考えで社員と話をしたらだめやな。むしろ、部下が偉く見えるという気分にならんとな」
昨日入社してきた社員さんのことも「王者」として接することと。
幸之助さんは創業間もない頃から
「松下電器は何をつくるところかと尋ねられたら、松下電器は人をつくるところです。あわせて電気器具もつくっております。こうお答えしなさい」
と言われていたそうです。
松下電器が「人をつくる会社」と言われる所以です。
このサイトの最後に書いてあるのが、
経営者にとって最も大事なものとは、
「経営者にとっていちばん大事なのは、この人間観やな。人間をどうみるか、どうとらえるか。そこをきちっと押さえたうえで経営を進めんと、大きな成功は得られないと思う。すべての経営理念の出発点はここからやで。
きみ、ここはしっかり覚えておかんとあかんよ。まあ、この人間観は経営における第一ボタンやな、早い話が。な、最初を掛け違えると、きちんと服が着れんのと同じやがな」
「人間観」=相手をどう見るか、どうとらえるか。
昔、経営に携わっている頃この話を読んだときに、
王者といえば、強い存在。最強の存在。
なので、
人間は強い!どんなことがあっても勝てる!だから俺も最強!
焦点を自分自身に向けた結果、単純にそう思っていました。
あれから何十年。
今は全く違う意味で捉えています。
焦点を自分から、目の前にいる相手に変えました。
常に、目の前にいる方を「宇宙の王者」と思う。
それが、子どもでも、立場の弱い方でも、
この人は「宇宙の王者」なんだと思う。
実は、これこそが幸之助さんが言われていたことなんですね。
(気づくのが遅かったです)
でも、若い頃は焦点を「自分」にしか当てることができなかった。
それは、根拠のない自信しかなかったからこそ、自分が王者と思い込むことで目の前の困難に立ち向かえました。
そのおかげでその困難を乗り越えてきたのだと思います。
その後、カウンセラーという仕事をさせていただくことで、徐々にその焦点が相手に向かうようになりました。
相談者のお話をたくさん聞かせてもらうちに
「人間は宇宙の王者」
という意味がわかり始めました。
辛い過去があってそれを抱えてきたとしても、目の前に困難があったとしても、今を生きている。
それって当たり前のことではなく、毎日毎日勝ち残ってきているということなんだと。
人間は強い。
だから今日まで生きてきた。
そして、とてつもない可能性を持っている。
誰もが「宇宙の王者」
そして、宇宙の中で唯一無二の存在。
今日一日、自分も、相手も腰にはキラキラ輝くチャンピオンベルトも巻いている!
そう思って過ごしてみると、キラキラした一日になるかもしれませんね!
<ログ>
朝食 食パン1.5枚、ミニクロワッサン2個、スイカ
昼食 ナポリタンスパゲッティ(上島珈琲店)
夕食 おにぎり2個、うどん(少量)、カップヌードル(少量)
摂取カロリー 1,543kcal
歩数 14,077歩
歩行距離 10.7km
アクティブエネルギー 562kcal
睡眠時間 5時間
運動 ウォーキング 5.66Km(10日目)
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