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「何者」でなくても、全然いいと思う。

よく有名になった人たちが言うセリフで、「あの頃は何者でもなかった自分」みたいなのがあります。

または有名じゃない人も、何者かになりたい焦燥に駆られてるドラマや映画が多いですよね。

そんなセリフやストーリーを目にするたびに、私はいつも疑問に感じます。

だって生まれてきた時点で、その人は唯一無二の存在であって、生きているだけで、もう充分その人自身であるから凄いことだと思うんですよね。

生きているだけですごいことだと思う。

何者かになろうとしている時点で、現在の自分自身の存在をして否定してる感じがする。

つまりは、何者かになりたがっている人は、無意識に自分のことを認めていないから、自分以外の存在になろうとしているようにも見えます。

自分で自分のことを認めてない人は、他人から自分のことをジャッジして欲しがっているのかもしれません。

そういえば「有名人として何者かになろうとしていて、無名時代に苦しんでいる過程を描いたドラマや映画」は、みんな無名時代から人気の芸能人、文筆家などになる話ばかりな気がします。

芸術的なことを個人的にしているだけだったら、趣味だけど、プロとして認められて、お金を儲けるためには自分以外の多くの他人に気に入られて、他人に評価されなければいけない。

だから何者かになろうとして、自分を否定したり、苦しんでいる人たちは、人気商売を目指している人たちなのかなぁと感じました。

仮に、売れっ子芸能人などになって、他人からの評価が高まり、それに比例して収入も増えたとしても、心が空虚なまま孤独を感じている芸能人も多いとよく耳にします。

それって、やっぱり、自分が生まれたままのただ、存在するだけの自分自身のことを受け入れられていないからなのではないか?と思います。

人気商売の人は、他人の評価が収入に直結するので、収入が下がり生活水準が保たれないことを極端に恐れているのかなあなんて感じました。

他人の評価を得て、何者かになったとしても、自分が自分のことを認めていないと、何か虚しさが残るし、自分の心が癒されないまま歳を重ねてしまう気もしました。

だから、私は簡単に「何者でもない」と言う言葉を使う気にはなれません。
その言葉を簡単に使ってしまう人は、「私は他人の評価で、自分自身の価値を決めています」と堂々と言ってるようなものに感じてしまうからです。
別にそれはそれでその人の生き方だからとやかく言うことでは無いですよね。

生まれてきている時点で、自動的にみんな唯一無二の何者かになっています。

何者かを目指さなくても、あなたであり、私自身になっているから、自分以外の人にならなくてもいいよって思うなあ。


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