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「自分はNO.1だ」という考えを捨て、「今できること」に目を向けるようになるまで

自己紹介
こんにちは!Naoki Kです。

私はサイボウズのWebチームで、主にサイボウスのWebサイトの運用のディレクションをしています。

具体的な仕事としては、下記のような内容です。

たとえばサイボウズ内のWeb制作担当者が依頼をkintoneのアプリに登録すると、委託先の制作会社さんがそれを汲み取って、制作をすぐに進めてくださいます。その際の依頼内容に何か問題がないか、また制作者を迷わせてしまうような依頼内容になっていないか、また制作者がアップしてくださった内容が、依頼内容の通りになっているかの確認をしたりしています。
また、サイボウズのWebサイトには国内に限らずベトナム拠点のサイトなど、外国語のサイトが多数存在します。現地の担当の方が英語で依頼してくることがあるのですが、日本語に翻訳して制作会社さんに指示、制作会社さんが不明な点がある時には私が英語に翻訳してやり取りを進められるようにもしております。なるべく翻訳サイトに頼らず、丁寧に言えるようにしているつもりなのですが、現実は時間も限られていますし、なかなか難しいと感じます。

サイボウズに入社する前は、広告のWebサイトを制作している制作プロダクションなどでWebデザイナーをしていました。制作現場でいわゆるたたき上げを経験してきた、制作現場をよく知るミドルエイジのWebディレクターです。そのおかげで今でも通用できる術を身につけられた、と感じております。

振り返ってみると、本当にいろいろな会社で経験をさせていただきまして、私は大きな恵みを受けてきているなぁと感じております。歳を重ねていくに従って、与えられるチャレンジの機会は減る傾向にあるかと思いますが、いろいろな会社、いろいろなスタイルでの制作現場で、ミドルエイジになった今でも現場でスキルを身につける機会を得ながら続けることができて、とてもありがたいです。

今の目標は、フルスタックにWebにおける制作や問題を解決できるようになること。でもまだできていない部分や、課題もまだまだたくさんあります。

今回は自己紹介ということもありますので、これまでの私の経緯をざっくりとまとめていきます。

何かを作ってみたかった。
学生時代は、大学のレポートや授業など、やらなければいけないことさえもちゃんとやろうともせずに、目に映ったもの、耳で聴いたもの、それだけを頼ってました。ちなみにですが、私は大学では経済学部でアメリカの経済を勉強していました。

アメリカの音楽、スポーツ、カルチャー、メディアなど全般にとても深く関心があり、そこからどうして魅力的なモノがつくられるのかをよく考えていたと思います。

とにかく何かを作ってみたくて、グラフィックデザイン、イラスト、映像、音楽を作ったり、CD、DVD、グラフィック作品集などをバイトで稼いだお金をつぎ込んで購入したり、自分が気になるものはたくさん手に入れていました。

キャリアスタートした時
DTPスクールに通いつめて、Webデザイナーのアシスタントとしてキャリアはスタートしました。

会社から与えられたPCは秋葉原で売っているノーブランドの自作PCで、モニターは会社の近くのゴミ箱に捨てられていたものを拾って使っていました。デザイナーを目指して寝る間を惜しんで毎日、PCと格闘する日々だったと思います。

有志が集まって、皆で広告のデザインコンペにも参加しました。構成を考えたり、いろんなものを撮影したり、ファミレスに集まり夜遅くまで粘って案を出しあったり、辛くも楽しい日々でした。

その後、総合制作会社に転職した時は、Webデザインだけに限らず、Web制作ディレクションの仕事をする機会が与えられ、自分の手だけで作っていくのではなく、それぞれ与えられたポジションに分かれて自分の得意分野に集中し、それぞれのスペシャリストが皆で持ち寄ったものを最終的にまとめてWebサイトとして公開する楽しさを覚えました。公開できた!という達成感。その経験があるからこそ、私はその後もずっと仕事を続けているのだと思っています。

2000年あたりのWebの業界は、Webの黎明期なんて言われますけれども、Webサイトを制作する人たちは近年の制約に縛られるということがまだあまりなくて、Webユーザビリティを意識しないで制作しても世間的にはまだ許されていた時代です。なので好き勝手に制作したり、自己流に勝手にアレンジしている人もいて、そのクリエイティブ精神はおもしろいと思いましたし、制作においてはクリエイティブ性こそが重要であるとも考えていましたが、このまま好き勝手に制作していくことははたして本当によいのだろうかと感じていました。

「自分はNO.1だ」という考えを捨てた
時がたち、私の業務はWebディレクターのままではあるものの、転職を繰り返したり、業界を変えたりしてきました。そして私は今の私に与えられた仕事、それをしっかりと完了させること、それらを全てできることに感謝します。そして明日があることを信じて今日、今を過ごしています。

良かったことも良くなかったことも、また時として逃げてきたことも、様々な経験を重ねて今の自分があります。

社会人になって8年目ごろ、自己中心的な考え方をしすぎていて、自分で勝手に審判を下したり、自分はナンバー1であるといった先入観にとらわれてしまったりして、周囲の方々から信頼を得られることが次第になくなっていった時期がありました。
丁度それと同じ頃に、業務上でミスをすることも多くなっていました。その頃の自分は、なんでもすぐに人のせいばかりにしていました。そして自分の本質を見ないで反省をしていなかったのです。そして自分の進んでいる方向が間違っていると気づき始めたときに、ようやく私は周りの方々からずっと助けられ続けてここまでやってこれたということに気づくようになったのです。

最近、年齢とともに体の不調を経験するようになったり、またWeb技術の非常に速い進歩についていけないようになってきます。理解の足りなさのために、四苦八苦したりするようになってきますが、「Let's be hopeful!」を合言葉に、明るい未来を期待していきたいです!


Let's be hopefulとは「期待していこうぜ!」という意味なんですが、一度ネガティブなことを経験してしまうと、つい億劫になってしまって、ネガティブは次のネガティブを引き起こしてしまうように感じます。でもそうではなく、「これでネガティブの経験を最後にしよう」と決断する。次は良いことを期待したいと思うと、実際に良いことがおこるかもしれませんよね。私たちは未来のことなんて分かりません。でも、だからといってこの先の未来を恐れないで、よくわからなくても、期待しようと思っています。

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