森脇 碌

和歌山で活動するチームランスTETAUを運営。「地域の人の力を最大に」をテーマに活動。…

森脇 碌

和歌山で活動するチームランスTETAUを運営。「地域の人の力を最大に」をテーマに活動。2017年ワーケーションを通じて移住。TETAU事業協同組合 理事。日本能率協会マネジメントセンター新規事業開発部。デザイナー、テレワークコーディネーター、ワーケーションコンシェルジュ。

最近の記事

「移住施策」に感じる違和感

私は移住者だ。 3年前に東京から和歌山県に移住してきた。 移住願望はほぼゼロだった。まさか自分が移住者になろうとは考えもしてなかった。だけど最初に和歌山県を訪れてから1年ほどで移住した。 移住者だから、移住のイベントにも呼ばれる。もちろん協力する。移住を促進すること自体は悪いことではないと思う。いろんな生き方が認められる時代において、選択肢が広がることは良いことだと思う。 でも気になることがある。それは移住の施策が「PR」に偏っている、ということ。 住み良い街、魅力的

    • 地域にはクリエイターが足りない。

      移住して3年が過ぎた。 TETAUというチームランスで課題解決型のクリエイティブを進めている。 だが、クリエイターはいつも不足している。 最初に和歌山県に移住してきたときは、現地のクリエイターを集めて、地域を盛り上げるような活動ができると思っていた。 しかし現実は違った。 デザイナーやライター、カメラマンなどを名乗るクリエイティブ職の人はもちろん存在する。もちろん技術が低い人ばかりではない。 ただ、「ビジョンを描き、課題を解決する」という一点においては、それができるクリ

      • なぜ、地域でワーケーションを行うのか。

        TETAUというチームでワーケーション推進を行なっている。リゾートワークとか、いつもとは違う環境で仕事するとか、ワーケーションにはそういう文脈もあるけど、TETAUが考えるワーケーションは、それはそれでいいけど、それじゃない。 地域のサイズ感が理解を深めるSDG‘sなど、地球規模で課題を考えなければいけないと思わされる機会は多い。地球あっての人間。理屈では理解できるけど、自分の仕事や行動にリンクできない。 地球規模を自分ごととして捉えられる人からしたら、ヤキモキするかもし

        • 肩書き「あいづち担当」。職業名はまだ、ない。

          移住して3年。最初は私を受け入れてくれた人たちと活動していたけど、今やその後に新しく巻き込んだメンバーの方が多くなってきた。 今、TETAUの仕事を受けてくれているメンバーのほとんどは、特に手に職をつけているわけでもなかった主婦。 みんな未経験からイラストレーターやデザイナーやカメラマンやライターを目指していたりして、学んだり、仕事で実践したり、一緒に遊びながら、楽しくやっているし、確実にレベルも上がっている。 その中に、「職業」として非常に表しにくい仕事をしているメン

        「移住施策」に感じる違和感

          遊ぶように働く、は地域をてたう。

          遊ぶように働く、とか言うといろんな意見が出てきちゃうだろうな〜と思いつつ。 すべての仕事を遊ぶように行うのは難しいかもしれないけど、出来るだけ遊ぶように働こうとすることで色んなものが変わってくると思う。 和歌山県田辺市龍神村にある小又川バンガローという場所で、大人と子どもが遊び学ぶTETAdyと、TETAUの課題解決型プロジェクトを掛け合わせたイベントを開催した。 リブランディングを請け負っている商品のユーザーテストを行うことと、子ども連れでピクニックすることを掛け合わ

          遊ぶように働く、は地域をてたう。