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金属にレーザー彫刻してみた

こんにちは、チャン・キナニンジャ(@ninnin217)です。
レーザー加工というものを一度体験すると、誰しもがやってみたい!と思うのが金属への加工。しかし残念ながら金属への加工は、CO2レーザーでは対応しきれないという話は以下の記事でしましたね。

ん〜諦めるしかないか。と、思ってしまった方に朗報です。
実は1つだけ金属に彫刻を施したかのような加工ができる金属があるんです。そう、アルミです。(※カットは不可だよ〜)

アルミは金属の一種なので、もちろんそのままでは彫刻加工は出来ません。しかし、表面に酸化皮膜を形成させるアルマイト加工という処理の仕方があり、そのアルマイト加工処理がされているアルミに関しては、レーザーで彫刻をすることでその皮膜を剥がし、まるで彫刻したかの様な仕上がりを作ることが可能なのです。

アルミニウムやアルマイト加工については以下の記事で詳しく書いてみたので、気になる方は以下からご覧ください。

■他の金属はどうしてもダメなのか

でもやっぱりアルミの他にもレーザー彫刻できないの?と言う声は聞きます。素地そのままの金属はやはり何をどうしても難しいところはあると思うのですが、表面に何かしらの皮膜がついていて素材的に安全であれば加工は可能だと私は思うのです。

そんな心持ちで今回は私のお気に入りの無印の塩缶を犠牲にして彫刻がどんな風になるのかテストしてみてみましょう。
ちなみにこちらはブリキ缶と言うことで販売されておりまして、鉄の表面に錫のメッキが施されています。

■デザインどうしようかなぁ

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このお気に入りの無印の塩缶、中に柚塩と抹茶塩の小分けパックが入ってたんですよ。美味しくて可愛くて何なら値引きされて激安で売っていたので買いました。

今は私のイヤフォンやらUSBやら大切なPC周りの備品を持ち歩く缶になっているわけなんですが、蓋開けたら味TASTEとか書いとこうかなぁ〜(安易)って感じです。よしやってみましょう。

■レーザー加工の様子(動画)

※動画テロップ間違ってます。ブリキ缶です。
今回はマスキングテープなしで彫刻をしてみました。
1度目の彫刻ではうっすらと文字が浮かび上がっている様な感じ。何だか物足りないのでそのまま2回目もかけてみました。

■彫刻の仕上がりは・・・?

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写真だと割と”味”と色味が濃く出ているように見えますが、そこまで周りとの差はない仕上がり。
見た感じ皮膜はかなり薄いのだと思います。彫刻前にも素地のつやっぽい質感が見えていたので。

たとえばMacbookのようなしっかりとアルマイト処理されたアルミニウムの場合はアルマイトの層に厚みがある分、彫刻で表面が削れると素地のアルミとの差異がもっとパッキリと出てきます。それと比較するとわかりやすいですね。
流石にMacbookは私も犠牲にしたくなかったのでご勘弁を。という感じなので今回はそこにあったブリキ缶を試したのですが、この程度のブリキ缶はどうやら彫刻可能みたいですね。
そのうちアルマイト加工もいい例があれば加工動画あげてみようと思います!

またねっ


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