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コメダ珈琲店×森永製菓・コラボ商品5種の感想

森永製菓が、コメダ珈琲店とのコラボ商品を発売した。
コメダオタクとしてはもちろん全部食べたい!

というわけで、早速コンビニやスーパーで買い集めてきた。
「メニューの再現度」「お菓子としての美味しさ」を考慮したランキング形式で紹介していく。

第5位 珈琲キャラメル<コメダ珈琲>

パッケージがオシャレ。
長細い!

第5位はコメダブレンドをイメージしたキャラメル。
確かにコーヒーの風味はしっかり感じる。だが、そのコーヒーがコメダブレンドかと言われたらどうかな…?という味。
コーヒー味のキャラメルとしては普通に美味しいが、コメダブレンドの再現に疑問があったため、5位にした。

ちなみに既存のコメダブレンド再現菓子として、サクマのキャンデーがある。過去に食べたのでその味は知るところだ。
が、スーパーでコラボ商品群の近くに並べてあるではないか。まんまと購買欲をそそられてしまった。
おのれスーパー、陳列が上手いんだから。

こちらのキャンデーの方が「コメダブレンド」としての再現度は高い。
コメダブレンド特有の苦味が遠慮なく醸し出され、酸味でちょっとクセのあるあの感じもキッチリ再現されているのだ。

しかし、今回の題材はキャラメル。キャンデーとは違い、キャラメルそのものに濃厚な甘さがある。それがコメダブレンドの苦味をまろやかにして、本来の味から遠ざかってしまったのかもしれない。

第4位 いちごオーレフロート

「※コメダ珈琲店では販売しておりません」

こちらはなんと、何の再現でもない。
店舗では味わえないコラボオリジナルフレーバーらしい。

しかしここで疑問がひとつ。
コメダの常設いちご商品といえばストロベリーシェーク。いちご商品を出したいならそっちの再現でも良かったはず。
なぜわざわざ架空のいちご商品を生みだしたのか?

実際に食べてみると、この疑問はすぐに解消された。
表面のいちごソースは甘いのだが、フルーツとしての酸味も感じる。
ピンクのフローズン部分も、いちごの酸味が結構ガッツリきいている。

そう、コメダのストロベリーシェークはこんな味ではない。粉薬のいちご味に近い、ちょっとケミカルないちご味なのだ。

しかしコメダの限定いちごスイーツには、しっかりと酸味をきかせたものが多い。今回のコラボでは、そっち側の商品を出したかったというわけか。
そう考えると、あえてオリジナルにしたのは英断だ。

コメダのいちごスイーツの場合、いちごの酸味は甘いスイーツにメリハリをつける役割をしている。あくまでも脇役なのだ。
ところがフローズンの場合、氷全部でいちごの酸味を押し出してきており、酸味が主役に躍り出そうな気配すら感じる。
これだけを食べ続けるのはいささかキツいものがある。

そこで、フローズンに混ぜられたホワイトチョコチップが効果を発揮する。いちごの酸味を緩和するとともに、氷だけの食感にアクセントを添えるのだ。このホワイトチョコチップのおかげで、フローズン単体でも最後まで美味しく食べられるというわけだ。
構成が上手すぎる。この商品開発のMVPは、フローズンにホワイトチョコチップを入れようと提案した人に決まりだ。

このいちごフロート、今回限りで終わらせるにはもったいない。
コメダでシロノワールやかき氷として実装してくれたら嬉しいのだが。

第3位 シロノワール クリームサンドクッキー

コンビニでコラボ商品を探した人は、この商品だけ見つからなかったのではなかろうか?
それもそのはず、この商品だけコンビニに流通していないのだ。
コンプしたい人は要注意。

蓋の裏に豆知識コーナーが印字されていない、小袋がコメダコラボのデザインではない、というあたりから、予算の限界を感じる。
そういった要素を削ってまで売り出したかったということか?

小袋を開けた瞬間、めちゃくちゃ強いメープルシロップの匂いが漂う。
カナダのお土産かな?
クッキー本体を嗅ぐと、ほんのりソフトクリームっぽさも感じられる。

味は普通に美味しい。まあメープル味のクッキーなんだから美味しいに決まっている。
挟まれたクリームは、かなりソフトクリームの味を再現している。
だが、クリーム部分だけを削り取って食べるなんて普通はしない。まるごと口に放り込むとメープル要素が強すぎて、どうしてもカナダ土産っぽさが拭えない。その辺が気になったので、僅差の3位とした。

第2位 チョコボール<シロノワール>

キョロノワールちゃん可愛い。

チョコボールなんて何年ぶりに買っただろうか。
こちらも3位のサンドクッキーと同じく、シロノワールの味わいを再現している。

ビニールの包装を剥がした瞬間に漂う匂いは、完全にシロノワールにメープルシロップをかけた時のそれだ。匂いの再現度でまず感動。

そして美味い!
中に詰まったビスケットは、食感をサクサクにするだけでなく、甘いチョコ部分がしつこくなるのを軽減している。
この甘さ加減の調整っぷりにコメダのバランス感覚を感じた。

第1位 小枝<クロネージュ>

自分でもまさかと思った。クロネージュ再現商品が1位になるなんて。
だが、この商品にはしてやられた。

中の木枝が裏向きに入ってるのが地味に気になる。

クロネージュの再現って一体どうやるんだ?
写真のクロネージュにメープルシロップがかかっていないということは、メープルシロップの味はしないのだろうが…。

若干不安に思いながらも小袋の封を切ると、フワッとココアの香りが。
しかし、どこかソフトクリームっぽい匂いも感じられる。ココアやチョコだけじゃないな…そうか!ソフトクリームだ!ってなるこの絶妙な匂い、クセになりそうだ。

匂い同様、味もココアがメイン。だが、チョコレートの中にはソフトクリームのミルクっぽさもある。上品なココアチョコレート菓子といった感じだ。
正直クロネージュのココアバウムクーヘンには、そんなにココアを感じたことがない。クロネージュよりココアが感じられて美味しいまである。

匂いも味も、確かにクロネージュだ!ってなるから凄い。本当に秀逸。
しかもシロノワールと違い、メープルシロップに頼ってもいない。
そうか、クロネージュってそういう風に再現するんだ!うわー、やられた!

せっかくなのでサクマキャンデーも一緒に記念撮影。

上手いことやったなぁ!と感心させられる商品が多く、個人的には大満足のコラボだった。コンプした甲斐があったというもの。
さすが天下の森永製菓。味わいを再現する数多の手練れがいるのだろう。

コメダと森永のコラボは、定期的に実施されている。
次はぜひともコメダ側でコラボ商品を出してもらいたいものだ。

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