見出し画像

#7 付箋主義の哲学

・・例えばそれは今日の極端なフェミニズムなどが主張する論理の典型であるが「こうなったのは女性のせいだ」とありとあらゆる全ての責任を自分が女性に生まれたせいにして良いという自ら”自己”を捨て去った他責的な人間の典型であるが、自分の行っている行動を省察し、それが”当人”にとって良いことなのか、文化を誘因とした無意識的な行動を省察するのは人間の大人の理性の働かすべき部分ではないのか・・

しかし、これもある程度までは常識の範囲内で必要であったとしても、自らの行動を全て主体的な自由意志に還元するにはかなりの困難を抱える。デカルトの省察の様に、ありとあらゆるものを疑うことはそれが理性によって行われることは認めたとしても、その理性を働かせる方向まではさらに別の動機や個人の資質によるものが大きい・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?