お礼肥

お疲れ様

ありがとう

会社の先輩にご実家が果樹農園の方がいる。いろいろとお話を聞いていたら「お礼肥」という習慣があると教えてくれた。

「お礼肥」は、「美味しい実や、美しい花を有難う」という感謝の肥料で、開花後や収穫後に施す追肥の一種です。主に花木や果樹、球根植物に施して、株の回復をはかるもの。効き目の速い化成肥料を使います。また「芽出し肥」もあり、これは主に春先に施す肥料です。

住友化学園芸ホームページより

寒肥とお礼肥、芽出し肥

たくさんエネルギーを使って果実を実らせたのに、栄養たっぷりの果実を人間が採ってしまう。美味しい果実を実らせてくれてありがとう、お疲れ様というだけでなく、ごめんねという気持ちも含まれているような気がする。とても良いとても素敵な習慣だなと思う。「お礼肥」という名前も良い。

このお話を聞いて、果樹が頑張って生長して実らせた命をいただいているんだなと改めて感じた。1人で食べる時にも、いただきますとごちそうさまでしたを言うようにはしているけど、つい忘れてしまうこともある。命をいただいているのはいつだって同じなんだから、食事の際はきちんと感謝して向き合おうと思う。