贈り物って嬉しい。

誰かから、贈り物が届くと嬉しくなる。

特に何も期待していないで開けたポストのなかに
自分宛の贈り物があると、
傍から見てもわからない程度に顔がゆるんじゃうよね。

あなたは贈り物をすぐに開けちゃうタイプ？

わたしは、家に持って入って誰にも見られないところに
こっそり隠しておいて、後でひとりでしめしめと開けるタイプ。
このときも静かにね、こっそりとね。

わたしは何が入っていようと「わー」とか、声をあげることは一切ありません。淡々としていると思います。

この淡々と、というのは送る側からするとちょっと物足りないかもしれません。
まぁでも送る側はわたしの様子なんぞ見てないんでね、
いいですよね、別に。

淡々としているからといって、
嬉しさを忘れているわけではありません。
ただ、ものとわたしがお互いに馴染むまでにちょっと時間がいるのです。

でもせっかく縁あって我が家に来たんですからね。

わたしは贈り物に対してできる範囲のことをしていきますので、
どうか、いまここから愉しみがまた広がっていきますように。

思いがけない贈り物には、日常を愉しむことを思い出させてくれる力がある。