ほじほじ

就職活動で志望動機の欄を見て、金が欲しいから以外に何があるんだと思った
エントリーシートを書きながら、お前らのお手本見せてみろよとか思っていた
面談で一発芸をと言われた時にもお手本見せてもらえばよかったと今でも悔やんでいるので、もしそのチャンスがあったら、リベンジしようと思っている

自分の長所とか短所を書きながら、あんまり過去のことを覚えていないなと思った
覚えていないというか確証がないというか
しょうがないので毎回ちょっとした創作活動をするように欄を埋める
したがって日にちがたつと何を書いたか思い出せない
採用されるかどうかなんて結局明確な基準などないのだから、時間の無駄も甚だしかったなと思うが、当時はそんなこと思えない ちょうどブラザーズの何やかんやで内定切りなどが話題になっていた時期だった
あかん 死ぬ 無理とか思いながら、就活と卒論に殴られていた

色々書けといわれるので自己分析をする
いい感じの自分を見つけたくて浅い過去をほじくり返すわけだが、ほんとうになんにもねぇなと思った
大したこともない出来事をさもいい感じに語るのは詐欺をしているようで苦痛だった
記憶が曖昧で、一生懸命思い返せば思い返すほど幻だったような気がしてくる
記憶違いなのでは?ほんとうにそんなことあったっけ?なんか思い出補正入ってない??
とかばっかりだったので、自分のつかみどころがより一層なくなった
脳はとりあえずのつじつまがあえば納得するらしい
そんな話を聞いてしまえば、なんか深刻に自分をほじほじするのもばからしくなる

ほんとうのほんとうのことなんて何もない
自分がなにを信じたいか、納得できるか
ほっているつもりの自分はほんとうに存在していたのか
それを誰も証明できない
もしかしたら昨日は死んでいたかもしれない

ガチャガチャ回しに行きたいです