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護摩供養に行ったら悪い縁を切ってくれたみたい。

この前、初めて護摩供養に行ってきた。
きっかけは職場の元同僚Tさんに誘われたからだ。
護摩供養という言葉もその時初めて知った。

霊が憑いてたら祓ってくれるという話。

わたしは霊感なんて全然ないし、なんか憑いてる感覚もないけど、来月から新しい環境での生活が始まるし、その安全をお祈りしようかな〜という軽い気持ちことで行くことにした。

当日はTさん夫婦ともう1人同僚Nさんと4人で行った。
お堂みたいなところで火を焚いて、その火を囲むように神主さんとお寺の人が何人かいて、絶え間なくお経か念仏を唱えていた。

まずは受付を済ませて、お札に願い事と名前と歳を書いた。
願い事の例があって安全系のにしようかなと思ったけど〝招福開運〟があり、なんか良さそう!と思ってそれにした。

供養は1組ずつ行われた。
順番が来たら線香を持って火の前に立ち、神主さんがお札のお焚き上げを行い、最後に神主さんが鈴のついた棒(調べたら神楽鈴という名前らしい)を一人一人に当てていき、最後に線香を火の中に投げ入れるという流れだった。
どうやら、その神楽鈴で霊を祓っているようだった。
供養する一人一人の神楽鈴の当て方が違った。
ある人は両肩と頭、お腹に神楽鈴をサッと当てて終わり、ある人は喉元に当てたり背中に当てたり足に当てたり。一箇所を重点的に当てることもあった。
重点的に当てた後は霊を払うような、出ていけー!!という動作をしていた。とにかく、一人一人違った。
順番が来るまでは、他の人の供養の様子も見ることができた。

先にTさん夫婦の供養が終わり、わたしとNさんの順番が来た。
わたしとNさんは線香を持ち、火の前に立った。
絶え間なく読まれるお経か念仏をBGMに、神主さんがお札を見てお焚き上げをし、供養が行われた。
まずはNさんの供養から。Nさんは元々霊が憑きやすい体質みたいだった。
肩、頭、お腹と一通り神楽鈴を当てたあと、背中に重点的に当てられて霊を祓うような動作があった。
本当に霊を祓っているんだなーと思いながらその様子を見ていた。

そして、わたしの番になった。
どういう顔をして良いのか分からず、とりあえず目を閉じた。

護摩供養に行く前からTさんと Nさんに「きなこさんは霊とか憑いてなさそうだから、すぐ終わりそうだね。」と言われていた。

まず左肩に神楽鈴が当てられ、シャンシャンと鳴ったところで音が止んだ。
もう終わったの!?と思って目を開けたら、神主さんが小さい木刀を持っていた。これは木刀で叩かれるやつー!!と思って一瞬身構えた。が、木刀だと思っていたものから刀が抜かれて(もちろん偽物)刀?と思っていたら左肩を切られた。どういうこと!?切られてるんですけど!?と思っているうちに数回切られ、その後また神楽鈴で右肩、頭、お腹をサッと当てられ終わった。霊は憑いていなかったらしい。
最後に線香を火の中に投げ入れ、一礼してお堂を出た。

Nさんと刀で切られてたね!なんて話をしながらTさん夫婦と合流した。
刀で切られた話をすると、前から護摩供養に通っているTさん夫曰く、個人的に刀で切られることはあんまりないと。別れた彼氏がいるのなら、どちらかに未練があって、それを切ってくれたんじゃないかという話だった。
今回の護摩供養は新しい生活の安全をお祈りする目的で行ったので、その話が出てきて少し驚いた。未練があるのはたぶん、元彼の方だと思う。かと言って、わたしも100%未練がないのかと言われたら、はい!ありません!とは言えないかも。

そんなことを思いながら話してたけど、とにかく悪い縁を切ってくれたから良いんじゃない?ということになった。

それにしても神主さんとは話してもないし、わたしに関する情報はお札の願い事と名前と歳だけなのに、なぜ刀で切ったのか不思議だった。他の人の供養も見ていたけど刀は出てこなかった。

神主さんに何が見えて刀で切ったのかは直接聞かないと分からないけど、悪い縁を切らないと良い縁は繋がらないと聞いたこともあるし、これで良かったんだと思い、その足で縁結びの神社にお参りをして帰った。






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