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エレガントな日常/炎との会話。新ビル偵察。

「どうして"どうして"って聞くの?」

私の質問が終わるか終わらないうちにかぶるように答えが返ってきました。

答えた相手はキャンドルの「炎」です。

いつものようにキャンドルを灯しながらのコーヒータイム。

炎を見つめたり、お気に入りのクリスタルに触ったり至福のひとときです。

コーヒーの一口目はいつもトキメキの瞬間。


どんな味かな。

どんな香りかな。


(うーん。今日はパンチ強めだな。少し酸味も感じる)

と、まるでコーヒー通のように唸ってみせるのでした。

でもこの瞬間はホントにたまらない。

だって毎回同じだけど毎回違うんだものね。

今日のメンバー

はぁ〜。気持ちいいなぁ。

チラリと窓の外の雨模様も眺めつつ、キャンドルへと視線を戻します。

どんどんと瞑想状態になりました。

(そーだ。炎にも意識があるはず。会話してみようかな)

なんでもダメ元。

スピリチュアルの世界には不可能なんてないはずですから。

ハイヤーセルフにサポートをお願いして炎とのコンタクトを始めてみました。

黒と白の2つあるキャンドル。

炎の形がいつも異なります。

黒いほうがとっても小さな炎。
白いほうはまっすぐで長い炎です。

私は黒いほうをもっと大きな灯りにしようとロウを少し削ったり、芯をいじったりしていました。

でもその時は大きく灯るのですが、すぐにまたちっちゃくなるのです。

(ねぇ。どうしてあなたの火は小さい.....)

と質問を投げかけたとたんにさっきの答えが返ってきたのでした。


「どうして、

どうしてって

聞くの?」

ガーン。


「そっか!」と理解しました。

(そのままにしよう)

と私は思いました。

たとえ火が消えたとしてもそれはこの子の意思として受け止めようと思ったのです。

このキャンドル製作者は

『jeweri』様。

noteにて繋がったキャンドルアーティストさんです。

jeweriさんはこうおっしゃいます。

「キャンドルを育ててください」

と。

この言葉は強烈に私にインパクトを残し、そしてトキメキを与えてくださいました。

そっか、生き物なのね。

少し冷たい表現になってしまいますが、言葉を変えれば「消耗品」。

好きなようにめいいっぱい使っていいんだ!

それからはほぼ毎日灯しては幻想的な光に心が揺さぶられ、かつ、落ち着き、私の暮らしと精神世界をさらに豊かにしてくれています。

キャンドルを育てる。

私は黒いキャンドルを育てるのではなく、ほじくったりして(ごめんちゃーい)手荒に接していたのです。

理由は大きな炎にしたいから。

消えちゃったらもったいないから。
(でも実は消えないの)

人それぞれ育て方は違ってよいと思います。

私はこれからは

「そっと見守る(消えても消えなくてもそのままを受け入れる)」

育てかたをしようと思いました。

(なるほど。会話してみるもんだね)

ちなみに私はとっても火への警戒心が強いのでキャンドルを灯すときには部屋をしっかりと加湿しています。

洗濯物を干すだけなのですが、そうすることによって心の安心が生まれるからです。

豆粒みたいにかわいい炎

午後。

かねてから偵察に行こう行こうと思っていた場所へ足を運びました。

『虎ノ門ヒルズステーションビル』。

なぜ「偵察」と呼ぶかというと


そこに私の心揺さぶられるナニカがあるのかどうか?

という誠に上から目線的な姿勢で臨むからです。

・あわよくばお散歩コースになるかな?

・あわよくば欲しい物と出会えるかな?

・あわよくば誰かをおもてなしする場として利用できそうかな?

と、まぁこんな期待感薄々にて偵察するのでした。

こんな心構えなんだから行こうと思っていても腰が重いのは当たり前ですよね。

今朝も斜に構えながら身支度をしました。

(よぉし。資本主義とやらを見学に行きましょうかねぇ。いっひっひ)

一体ナニ様でしょう?

私は森ビルが大好きです。

好きで好きでたまらないぐらい。

なのに商業施設にはとても厳しい眼差しで見ちゃうのです。

雨と強風の中、傘が飛ばされないよう両手でしっかりと持ってオシャレをして出かけました。

私の中のオシャレスカート/瀬田一郎


生暖かい湿った風がお肌によさそう。

久しぶりに履いたスカートにウキウキです。

行く途中にはたくさんお巡りさんが立っていました。

アメリカ大使館が近いこともあり、きっと要人が来日しているのかもしれません。

着いた着いたー!

水が流れている。
エスカレーターよりも幅広いオブジェに感動


入った途端に偵察なんて吹っ飛んで普通にお登りさんに変身。

まぁ、いつものことです。

これが田舎出身のおばさんの本性です。

動物的な鼻と本能に感覚を切り替えて徘徊スタート。

くんくん。

くんくんくん。

(オラの好ぎな場所さ連れでいっでケロ〜)

お。こっちかな。

いや。違う。

ここはオシャレ女子が好む臭いがする。オラは勘弁。

くるり。

こっちだこっち。

わーい。

私の血が騒ぐ高級スーパーの匂いです。

さっそく端から端まで1品1品商品を確認しました。

(あぁ。楽しいなぁ)

チーズ、ナッツ、コーヒーにスイーツ、お惣菜も吟味。

私の顔は笑顔になっているのが自分でも分かります。

(笑顔というよりもニヤニヤかも)

あーみたみた。

ここに置いてある商品のメーカーなどをだいたい把握。

次は地下へゴー!

地下には美味しそうなスイーツや質の良い生活雑貨がありました。

ほほー。

うん。この生地は着心地良さそう。

迷った時はここのカットソーを買いにこようかな。

ウロウロとしてフロアの半分もまだ見ていない頃、、、

(あー飽きた。帰ろう。来る時に見たあのカフェでエレガントタイムに浸ろうっと)

わぁ。なんてもったいないんでしょう。

まだまだ見どころたくさんあるというのに。

でも。

せっかく行ったのに心の熱はあっけなく冷めちゃいました。。。

それよりも今日履いてきたスカートがエレガントで気分が良かったので、そこに見合う場所でくつろぎたいなと思ってしまいました。

虎ノ門ヒルズホテル内
ル・プリスティンカフェ


来る途中で見つけたお店はホテル内のカフェでした。

スタッフはほぼアジア系のお兄さんたちです。

最近は観光客対応のためかホテルのスタッフさんたちはこうしたアジア系の方々が多く見られます。

というよりも日本人スタッフを見つけるほうが難しいのです。

メニューを渡されたもののアリンコのような小さな文字。

老眼鏡を持参していないのでこういう場合にはスタッフと直接コミュニケーションに限ります。

「甘いもの、もしくはしょっぱいもの、軽食みたいなものはありますか」

親しみやすいインド系??お兄さんがメニューを見ながら一生懸命に教えてくれました。

、、、が、よくわかりませんでした。

そしてどうやらパフェのようなものがあるらしいと知ったのでオーダー。

この名前を外国人のお兄さんの日本語語彙で説明させようとした私は鬼だったかしら。

また写真出しちゃうよ。
スワールバニラ アンド マンジャリ
¥1,100/

いいですね。

ホテルってやっぱり落ち着きます。

お水が入っているガラスコップの薄いこと薄いこと!

上品なグラスは口に触れる時やお水が入ってくる瞬間もとてもしっくりと手や肌に馴染みます。

ホテルはこういう一つ一つの食器やカトラリーにそこの気品のようなものが出ると思いました。

会計も海外のようにテーブルに座ったまま出来るのも楽ちん。

ホテルのお楽しみはもう一つあります。

お手洗いです。

ここもそのホテルの姿勢というのを垣間見ることが出来る場所です。

手を拭くタオルがあるホテル大好き


出先のお手洗いでは香水代わりのアロマオイルを手と髪につける


エレガントなひとときを満喫しました。

外に出るとエレガントにはとても歩けないほどの風と雨。

再び傘を両手で持ち、歯を食いしばってテクテク。

お巡りさんの大群のど真ん中花道を歩く恥ずかしさとも戦いながら帰りました。

(なんでこんなにいるのー?)

味噌+湯でホッとする
大根あまーい

エレガントタイムをするともれなくエレガント食事に誘われちゃうんですよね。

今日は寿司一択。

帰り道は頭がお寿司でいっぱいになってしまいました。

(でもお寿司って5分くらいで食べ終わる気がしてコスパあんまりよくないよね)

私は今日もエレガント。

サーモンづくし/¥1,280
あのお寿司はほんの前菜よ。
カリフラワーとパスタのクタクタ煮。

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