ミニマリストの日常〜ちょっと嬉しいちょっと切ない日〜
ふぅ。
長めのお散歩と用事から帰って
3つの安心を得たタメ息です。
スニーカーの紐が緩んでいて垂れ下がる一歩手前なことに気がつきました。
帰ってくるまで踏まずに済んでよかったです。
↑これが安心その①
手には見覚えのある２つの封筒。
郵便受けから取って来たものです。
一つは2月に辞めたパートの給料明細。
↑安心その②
もう一つは自治体からの通知。
↑安心その③
安心というよりは、どれも
「セーフ！」
という感覚に近いかもしれません。
スニーカーの紐を踏まずアクシデント回避してセーフ！
パートのお金が入って生活費ゲット！今月もセーフ！
家賃払える！セーフ！！
黒ヒゲ危機一髪並みのドキドキの中でたくましく生きている私です。
自治体からの封筒は
「住宅確保給付金」
の支給の延長が決定したお知らせでした。
これは生活困窮者へ家賃の一部をサポートしてくれるもの。
(あぁ。全額だったらなぁ)
年始に3ヶ月補助してもらい、
さらにもう3ヶ月延長が認められたのです。
正々堂々の「続・生活困窮者」として認められたという、嬉しくもあり、なんだかなぁとも思うのが正直なところ。
嬉しいくせに満面の笑顔とは言いがたい。
口角が3ミリほど上がる程度の喜びでした。
考えてみたら、ありがたい行政のシステムなのに「もらって当然」のような気持ちになるのも面白いものです。
(これを申請するにはとことんプライドを捨てなきゃいけなかったもんね)
(私は真面目に生きている。ただ、自立できる充分なお金を稼いでないだけだもん)
などと、言い訳満載の心がちょいちょい顔を出しました。
素直にヤッホー申請通った！と飛び上がりたいものです。
でもね。
私は本気で思っていることがあります。
「真面目手当」が欲しい！！
その基準は、
「自分に正直に生きている人」
眠い時には寝る正直さ。
学校や会社には行きたくなければ辞める正直さ。
逆に、減給対象者は
「無理して働いている人」
「人から何かを奪おうとする人」
さぁ、あなたはお給料もらえる人ですか？それとも減らされちゃう人？
さらにこんなことも。
病気の人は最高技術の医療を無料で受けられて、住まいも食費も思いのまま。
どんな問題だとしても「困っている人」には周りからたくさん大切にされながら助けられる。
いや、困っていない人も大切にされる世界。
勉強したい人はして、したくない人はしない。
こーんな世界のほうが普通と思っているのです。
(以上、私が世界制服したらの公約でした。投票したくなったでしょ。うふふ)
今日はポカポカお散歩日和。
用事ついでにご無沙汰していたお店へ遠回りしたくなりました。
そこは輸入食品がメインのスーパーです。
見たことのないフルーツや、ハム、チーズ、肉類、食材や雑貨が並んでいます。
私はこの異国情緒が大好きで以前はよく足を運んでいました。
なぜ「以前」かというと、
「今は好きなようにお買い物が出来ないから！」
(ぐすん)
ミニマリスト生活を楽しんでいるとはいえ物欲はあります。
中には経済的事情にて買えないストレスも味わいます。
特に輸入食品はべらぼうに高い。
「見てるだけでも幸せ」
という域にはとうてい無理。
「見ちゃったら欲しい」のです。
なので次第にこのスーパーからは足が遠のいてしまっていたのです。
でも今日は春の陽気に誘われて行ってみたくなりました。
店内を3周するくらいに商品をガン見。
(これどんな味なのかしら)
(この調味料キッチンに置いたらオシャレ)
(うわっ。こんなデカいポテチ食べてみたーい)
(あぁ、あぁ、嗚呼！お金が欲しいよぉ〜！)
商品を見る楽しさと、買えない切なさが7:3の割合でやってきます。
(3って意外と少ないけど、やっぱりじれったくなるのよ〜)
そして戦利品。
フランス製の板チョコは(¥410)最後までグラグラしましたが、買いませんでした。
(やっぱり切ないよなぁ)
と帰り道。
(じゃあ、どれでも好きなくらい買って良いなら何を買ってたの？)
と、自分に質問して妄想を楽しもうと切り替えました。
(そうだなぁ。
まずはあの板チョコでしょ、
それからあのスライスチーズ、
本場と同じプレッツェル、
冷凍食品の世界のパン類、
食べたことがないチーズ、
飲んだことがないコーヒー、
あ、あのハムも
バカでかいスナック
大きな箱入りデーツ
調味料いろいろ...)
妄想途中でアレ？っと気がつきました。
(私、トキメイていない！)
そうです。
食べたいもの、買いたいものはたくさん出てきますが、ビビーっと心にときめく商品ではありませんでした。
「試してみたい」
という好奇心と
「なんでも買える自由」
に憧れていたのだと分かりました。
う〜ん。
ま、ま、これでいいの...か...な？？
買えないことはストレスだけど、
買ったところで私に本当に必要なものとは限らないのです。
納得したような、しないような気分でテクテクと歩きました。
(さぁ、コーヒー淹れよっと。その後はサラダ作ろうかな)
サラダの味付けはいつも同じ。
ごま油(無色無臭)、塩、リンゴ酢を豪快に上からかけます。
塩にいたっては袋から手の平に出してお相撲さんのごとくワシャーっパンパンっと。
あぁ、このマカロニチーズ、ジャンキーな嫌な予感。(良い意味で)
しょっぱーい！
(美味しいの意味ね)
チーズ臭プンプン！
コーラ飲みたくなる〜！
(あぁ。なんだか身体をいじめているような快感)
こういうのを食べると無限にジャンキーなものが食べたくなりますよね。
口直しにコーラとピザとチョコとアイスが食べたくなりましたもん。
この春はどんな春になるのかしら。
「ギリギリセーフ人生」はそろそろ卒業したいんだけどなぁ。
これもあとで振り返ってみたら豊かな人生としてカウントするだろうなぁ。
そんな風に思えた私は今日もエレガント。
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