見出し画像

ミニマリスト。縁起モノ三昧。

私の中で「縁起もの」と拝みたくなる人物がいます。

この人にバッタリ出くわすとものすごくラッキーな気分になっちゃう人です。

今日もネイルサロンで遭遇しました。

85歳の女性です。

全身どこも抜かり無し。

女として完璧。
人として完璧。

なのです。

髪型は常に「夜会巻き」。

なんと1週間そのままのヘアスタイルで寝起きしているそうです。

手と足に真っ赤なネイルを施しています。

その色は長年ブレることなく定番のカラー。

プロポーションが良くて膝丈のスカートを履いている。

そこから現れる脚線美がこれまたエロい。

ふくらはぎがキュっと締まっていて足首のくびれとのバランスもエロい。

後ろ姿は30代です。

素敵なシャネル風のツイードのジャケットを着ていたり、冬には黒いトレンチコートの襟を立てています。

いつも素敵なブローチかネックレスを合わせています。

(高いんだろうなぁとつい見入ってしまう私)

お召し物はハイブランドというよりは皇室の方々のように

「あつらえた」

のではないかという雰囲気です。

私がそのかたのファンというのはサロンのオーナーさんもスタッフさんも知っています。

そして昨年、ついにはご本人さまへもそれを知っていただきました。

「いつもスーパーでお見かけするとストーカーのように見ていました」

「まぁ。...ただの年寄りですよ...」

照れながら恐縮しながら答えてくださいます。

いつもは背筋がピーンと真っ直ぐなのに背中が縮こまって恐縮してくださるのでした。
(そのお姿にもメロメロ〜)

私もなんて言えばよいのかわからないくらい雲の上の存在。

きっと熱烈ファンがスーパースターに会うとこんなふうに固まってしまうんだろうなぁと思いました。

それ以来、スーパーなどでお見かけするたびにご挨拶が出来るようになりました。

「青林」というリンゴのジュース。親戚が作っています。濃くて美味しい〜

私は意を決して声をかけてみます。

(2回に1回は勇気が出なくて遠くからチラ見)

「こんにちは!」

「あらぁ〜!」

「....(お互い照れて言葉が出てこない、そのかたは恐縮モード姿勢になる)」

「今日も素敵ですね〜」

「そんな、、、そんな、、、ただの年寄りですよ、、、(肩をすくめて後ずさり&恐縮)」

お互いに親しみの笑顔を交わしていても会話が続かない不思議なひととき。

私は気の利かない言葉が出てこずにいつもあとから「あぁっ、もう!」と後悔するのでした。

今日もそうでした。

バッタリとネイルサロンで出くわしました。

「こんにちは〜!」

「あらぁ〜こんにちは」

「、、、今日も素敵ですね、、、」

「○▲◇※...(恐縮モード。もはや言葉になっていない)」

こういう場合って何と言ってコミュニケーションをしたら良いのでしょうね。

私はきっと一生「素敵ですね」と言っては先方を困らせてしまいそうです。

(たしかに先方様も答えようがないよね〜)

チラリと見えた履物はベージュのエナメルパンプスでした。

(わぁ、ピッカピカ。きっとオーダーメイドなんだろうなぁ。品があるなぁ)

謙虚のお手本と女のお手本。

長い爪が真紅に塗られた手は年相応だけどものすごい気品と色気があります。

昔からボクシングが好きで最近はボクササイズを始めたとのこと。

(このギャップにもメロメロでしょ?)

スーパーで品物を見ているお姿はエレガントそのもの。

(決して猫背にもならないし、表情もエレガントなのよ〜。私なら素になってダラーんとしたたたずまいになってると思う)

今日もエレガントオーラの光を浴びてラッキーでした。

ラッキーはラッキーを呼ぶものです。

昨日撮影。チョロチョロ。
今日。水がざざざざー!

カラヤン広場の瀧のオブジェ。

たまに数分間くらい水が豪快に落ちてくることがあります。

どんなタイミングでこうなるのかわかりません。

でも、これに遭遇することも私の中では「縁起が良い」と勝手に思っています。

その瞬間は音も豪快、見た目は水のカーテンそのものです。

畏れさえ感じて近づけません。

撮影をしていたら水が落ちる勢いで風がふわっ〜と私に届いて気持ちが良かったです。

家計簿。
私の推しパスタ

このパスタはトルコ製です。

トップバリューと提携していて、その系列のお店で買うことができます。

値段も¥198とお手頃だし品質も満足です。

私がこのパスタを買い続けているのには理由があります。

このパスタを作っているトルコのメーカーの社長さんが素晴らしい人だったからです。

かつてトルコ語の通訳をしていたときにこのメーカーさんと関わる機会がありました。

社長さんの雰囲気はどうみても

「最年長のヒラ社員」。

毎日1番早く来てテーブルを拭いたり片付けたりしていました。

(向こうでは上司がこんなことするのはあり得ない)

口数も少なくて、てっきり「お手伝い的に」ほかの社員と日本へ来たのかと思っていたのです。

ある日のこと、そのかたと1対1でお話しする時間があり、そこで社長さんだったことを知ったのです。

社長さんは昔はトラックの運転手だったそう。

私はその事実にも衝撃的でした。

私の偏見で、その国では、メーカーの社長になるにはエリート教育を受け、元々の家柄も良い人じゃないとなれないと思い込んでいたからです。

社長さんは不思議がっていました。

「日本人はどうして"結束タイプのパスタ"を好むのか分からない。バラのほうが安いのに」

結束タイプとは100gごとにまとめてある(写真のように)ものです。

たしかにバラで売っているものは同じ¥198で300gも多く入っています。

(なんでだろ?たしかに私も結束タイプのほうが好きだなぁ。コスパは良くないのに買っちゃう)

このエピソードはかなり昔なのでその社長さんが今も現役かどうかはわかりません。

ですが、私は物を選ぶ時にその会社や作り手の心に触れた上で買うのが大好きです。

そんな背景を知ると、尊敬しながら購入が出来て美味しさも倍増になるからです。

なんだか「推し」祭り記事になりました。

推しの女性。

推しの広場。

推しのパスタ。

ここにはすべて同じキーワードが入っていることにも気がつきました。


「謙虚」

「健全な野心」

「人に愛を(感動)与える」


私もそうなりた〜〜〜いっ!!

こんなに熱く語ったのにパスタじゃない

今日も爆睡級のお昼寝をしてしまいました。起きたら真っ暗です。

こんな自由はとっても私に合ってるなぁと思いつつも、

(きっと、憧れの85歳の女性やパスタメーカーの社長さんはお昼寝はしなさそう) とも思っちゃう。

私は今日もエレガントに過ごしています。

暖かいデザートにハマりまくり。
フレンチネイル。濃紺+蛍光オレンジ
(食べ物と足のコラボで失礼しました)


















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?