Abema TV

 駒と将棋盤があれば、誰でも安易に楽しむことが出来る。レジャー白書で毎年競技人口の増減が明らかにされるが、昨今のメディアのおかげで多角的に将棋を楽しむ層のファンが増えてきて、それらによって経済活動の活性化も図られ、日本経済を牽引する歯車の一つとして重要な役割を担っている様に感じる。 14才の中学2年生の藤井聡太が史上最年少プロ棋士として誕生して以来ブームは続いている。 デビュー以来ことごとく従来の記録を塗り替えて活躍する若者に、将棋は指せないがまたルールも分からないが応援したいという新たなファン層も開拓している。 また若くしてプロ棋士になり将来を嘱望されてきた棋士は沢山いるが、記録や結果を残せる棋士は殆どいない。 令和4年12月現在将棋界に8つあるタイトルのうち竜王・王位・王将・叡王・棋聖の5冠を保持しており、タイトル戦登場11回でタイトル獲得11期と言う有り得ない状況を作り出している。 大多数の棋士がタイトルに挑戦すら叶わずに引退していく中で、素晴らしい才能が花開いています。この素晴らしい才能に陶酔しているファンもいるし、或いは人工知能AIを用いた将棋ソフトの開発のおかげで、棋譜を並べて個人的に本譜の進行と違う進行での形勢を見てみたりと、色々と素人でも楽しめる時代になっており、プロ棋士は高性能パソコンで研究を深める時代になっている。
藤井聡太棋士の活躍がデビュー以来テレビのワイドショーやニュースで取り上げられたり、藤井棋士の特集番組が何度も放映されるなど、今は国民的アイドルの域に到達している。 

 最年少タイトル戴冠をはじめとして、参加するタイトル戦は出ると必ず奪取或いは防衛するという快進撃が続いておりまだ二十歳の青年であり、今後もますます増進していく可能性が高い状況である。 ワイドショーや新聞で、勝っても負けてもニュースになる存在になっています。 藤井聡太五冠(竜王・王位・王将・叡王・棋聖)は、特にAbema TV によって藤井聡太棋士の素晴らしさを全国区のスーパースターへ押し上げてもらいました。 Abema TV により藤井棋士の対局が無料で放映されました。無料でデビュー後暫くしてから対局が中継されるので、将棋の分かる人は凄い新人が現れたと中継から読み取れました。将棋が分からなくても、ワイドショーに棋士が呼ばれて指し手の凄さを解説しているので分かったような気分になった方もいるし、更に将棋のルールを理解して将棋ファンになられた方もいると思います。 このAbemaTVの将棋中継中に、藤井棋士が不二家のルックチョコレートを食べているのを目にした不二家の社長さんが連盟のにチョコレートをたくさん届けてくださったというのも今となっては繫がっていたんですね。 叡王戦の主催から(株)ドワンゴが降りて叡王戦が消滅する危機に有ったときに、叡王戦の主催を引き受けてくれたのが不二家さんでした。 スポンサーが不二家さんに変わった年度に叡王位を奪取して、不二家さんの期待に応えました。

 Abema TV は今回W杯サッカー2022カタール大会を無料放映していて、日本とクロアチアの試合の時は少しの間入場制限が行われたようです。
3000万以上の回線がAbema TV の回線に繋がれていてサーバー落ちの可能性があったので少しの間だけ入場制限が行われたようです。 日本国内で3000万個のパソコンやスマホやタブレットがAbema TV のサーバーに繋がれてW杯サッカーを観戦していたなんて壮大過ぎる景色ですね。 有料中継ならここまで盛り上がらなかったでしょう。 

 何事もファンが有ってこそのものだねです。 将棋でも有料会員のみが視聴出来る棋戦があるようですが、こう言う棋戦の主催社は将棋ブームに助けられている側面があります。 将棋中継が全て有料になれば、お金を払ってまで生放送を見たくないと離れていくファンが多く出るでしょう。 将棋界へは有料化はプラスにはならず、個人的な意見ですが長い目で見れば将棋の衰退に繫がると考えています。

 

 

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