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応援している選手が地元でプレーしている姿を見たくて、愛媛へ行ってきました。

ベルテックス静岡でプレーする背番号16・橋本尚明選手を応援しているわたしとしては、彼の出身地である愛媛県松山市での試合はぜひとも押さえておきたいものでした。

4月13日・14日にあった愛媛オレンジバイキングスとの試合。
プレーオフ進出の可能性をまだ残しているベルテックスにとっては、勝っておきたい大事なカード。

一方で、オレンジバイキングスはシーズン後半に入ってから調子を上げ、前節までにB2残留を確定。
今回の会場である愛媛県武道館は、武道館としては日本最大級の規模。
愛媛県を拠点に活動する人気バンドのライブやバスケの強豪校同士によるエキシビションマッチの開催など、関連イベントも強化。
オレンジバイキングスにとってのホーム最終節を盛り上げようというムードが作られていました。

オレンジバイキングスのホーム戦には、2021年12月、橋本選手が当時福島ファイヤーボンズに所属していた際にも行ったことがあります。
ちょうどnoteをきっかけに橋本選手に関心を持ち出したころで、「プロになって初めて地元でプレーする試合ならば行ってみたいな」と、思いきって行った時でした。

この時はBリーグチケットのアプリが思うように動かずまごついていた中、女性スタッフさんに親切な対応をしてもらった思い出があります。
この時の好印象もあり、オレンジバイキングスのホーム戦にはまた行きたいとずっと思っていて、また来られた嬉しさを感じつつ、試合が始まるのを楽しみにしていました。

(愛媛県武道館は外観も美しい)

試合は両日ともベルテックスが勝利。
13日の試合は第3クォーターのある時点で最大23点差、14日の試合は第2クォーターのある時点で最大18点差。
ディフェンスで失点を防ぎながら着実に得点を重ねていく形がみられました。
14日の試合は最後のプレーまでどちらに転ぶか分からない展開が続きましたが、最後までリードを守りきり、プレーオフへ望みをつなげる2勝をあげることができました。

(トーマス・ブロープレー選手は両日30得点前後をあげる活躍ぶり。中も外も好調を2日間維持しチームを引っ張りました)

一方で、オレンジバイキングスが後半に見せた追い上げも素晴らしいものがありました。
13日の試合では、第4クォーターに積極的なディフェンスからミスを誘って得点する場面が目立つようになり、最終的には点差は一桁に。

14日の試合では、第3クォーターにディフェンスでリズムを取り戻すと、オープンでスリーポイントシュートを打つリズムの取れたオフェンスが決まりだすようになり、一時は逆転する場面も。
点差は5点以内という状況が長く続き、オーバータイムにもつれる可能性もあるという展開に呼応するように、4800人以上が集まった会場の雰囲気も次第に熱を帯びてくるのを感じました。

(シーズン途中の加入ながらオレンジバイキングスのB2残留に貢献したナイジェル・スパイクス選手。14日の試合では、たびたび観客をあおって盛り立てる場面も)

2021-22シーズン、当時B3だったベルテックスでプレーしていたことがある飛田浩明選手は、14日の試合でB2個人通算400本のスリーポイントシュート成功を達成。
長い時間ビハインドを負っていた中、第3クォーターで久しぶりに同点に追いついたシュートでした。

ただ、試合終了後に行われたセレモニーでは、あいさつの途中で何度も言葉を詰まらせる場面も。
決まれば逆転という状況の中、第4クォーター残り10秒で放ったスリーポイントシュートが外れた悔しさの中であいさつをする姿が、印象に残りました。
その後、本人も自身のX(旧ツイッター)で改めて悔しさとブースターへの感謝の気持ちを綴っています。

地元凱旋となった橋本選手は、両日とも第1クォーター・第3クォーターを中心にプレー。
同じ年で同じ松山市出身のオレンジバイキングス・俊野佳彦選手とのマッチアップもあったほか、14日の試合ではスリーポイントシュートも1本決めています。

地元の関係者も多くいた様子で、14日の試合では、橋本選手の出身ミニバスケットボールチームの小学生たちの姿も。
ちょうどわたしが座っていた席のうしろあたりにいたのですが、声変わり前のよく通る、高くて大きな声でベルテックスを応援。
オレンジバイキングスを応援する声援や応援に全然負けていなかったですし、純粋に応援するけなげな姿勢には胸打たれるものもありました。

試合が終わった後、橋本選手を応援する人たちへ手を振って控え室へ戻っていく時、橋本選手は心なしかいつもより表情がほころんでいた、気がします。

<おまけ>
14日には、エキシビションマッチとして福岡第一高校と新田高校の試合が行われました。
10時半からの開催でしたが、2023年のウインターカップ優勝校とベスト16(かつ地元・愛媛県の高校)ということもあってか、試合前から会場は多くの人であふれ返っている状態。

試合自体はウインターカップを優勝している福岡第一が快勝という形にはなりましたが、新田も随所でいいプレーを見せていて、得点を決める度に大きな拍手も響いていました。

この試合が終わった後にお手洗いに向かったところ、ちょうど福岡第一の選手たちの姿も。
雑談をする姿に「気まずいところに居合わせたなあ」と思いつつ、しばらくしてから彼らが去っていったのを確認。
手を洗いに行くと、スリッパ6足がきれいに同じ方向に揃っていました。

このような場所でスリッパがきれいに揃う様子を見ることはあまりない中中、福岡第一は教育もしっかりしているのだと妙に感心。
わたしもちゃんと見習わなきゃと、身が引き締まる思いでした。

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