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続けることって大事だよねという話

皆さんこんにちは

プロコーチとして活動の傍ら、コーチ同士の学びあいの場としていろいろな方とコーチングセッションもやっていて、その中で出てきたのがこの話。

コツコツは苦手な自分が・・

自分はもともと何事に対しても量で勝負するタイプで、受験の時には1日最低○○時間みたいなノルマを課していたんですけど、人から言われるのは大嫌いで、人から言われるとその瞬間に拒否反応をしてしていたりというちょっと面倒くさい人間でした。なので、コツコツするのは大嫌い、やるときはかなりそれに時間を投下して集中的にやるタイプでした。しかし、50歳を過ぎたくらいになって学生を鍛える側に立つ仕事をしているとやっぱコツコツ続けるって大事だなあという事実に気づきました。就活の面接なんてぶっちゃけ数をこなせばたいていは何とかあるんです。でも地方の学生が東京で就活すると一番最初に受けるショックというのが首都圏の学生のほうが圧倒的に面接慣れしていて、そいつらがかっこいいことを普通に話しているのに全く話せない自分にめちゃくちゃ焦るという状況に陥るんですよね。そしてこの話は毎年、就活終えた学生と就活生の座談会なんかやると必ず話題になっていたのですが、残念ながらちっとも是正されないという・・(笑)。

食べず嫌いはもったいないかも!!

話がそれましたが、コツコツと一定の数をこなさないとそもそもそれが自分に向いているかどうかも判断できないことが多いのですが、あまり数をこなさずに「それは無理!」と自分の中で決めつけてしまっている人が結構多いように感じています。石の上にも三年とまでは言いませんが興味があればとりあえず続けてみることで自分の可能性を広げることができると思う今日この頃です。

っで実は50歳くらいから続けているコツコツ続けることが増えていまして、具体的には朝起きてから4~60分の英会話(これは3年くらいで600時間くらい続いています)、朝の連続テレビドラマを見ながらのストレッチ(これは7年くらい継続)、週3-4回のラン(これは1年くらい)、同じく週3-4回の筋トレ(これは今通っているジムがオープンしてからなので2年半)、てな感じでしょうか?これらはライフサイクルの一部(ルーティン)になっている感じです。

ルーティン最高!!

なんでこんなにルーティンが好きなんだろうと自分の中で内省したときに思ったのは以下の三つ

①自分自身の力で変えられるもの、続けることで変化を起こせるものをルーティンに選んでいる

続けることで自分自身に変化が起きるとそれが続けることのモチベーションになります。現在続けている英語はリクルートの英語サプリ使っているのですが、最初に始める際に受けたレベルチェックテストの結果がなんと準2級以下という衝撃のレベル!!(一応高校までは英語得意やったんですが、35年以上のブランクは厳しかった・・)。あまりの低レベルに心が折れそうになりましたが、さすがに2年も続けるとそれなりのレベルになってきていて、そういう意味では60近いオヤジでも続けることで向上できるのはうれしい。さらにあるレベルまでの上達が実感できるともったいなくてやめれなくなってくるので続けることへのモチベーションが上がってきます。

②続けることで身につけたスキルは裏切らないというかその分だけ自分の武器になるという自覚がある

「筋肉は裏切らない」、これはまったくその通りと実感していて、続けることで身につけたスキルというのは他人も同様の継続をしないと同様のスキルが身につかないといえるので、それはそれができるか否かという点で、数をこなしたり続けて身に付いたスキルは自分の武器になると思っています。私の場合、これまでに新卒で約1万人、キャリア採用でも6千人くらい面接をしてきて、それに加えて学生の就職相談で延べ4000人、転職相談で1000人くらいの人とかかわっているのですがこれだけの人と仕事の話をしているというのはそれなりに人の仕事に対する向き不向きや、世の中の仕事の内容について詳しくなります。これには私が優れているわけではなく、同じ数の経験をした人が恐らく世の中でそんなに多くない(たぶん石川県ではほかにはいないんじゃないかな?)ということですが、仕事に関する相談に乗る際にはやはり武器になっていると思います。

③ルーティン化するとそれが生活の一部に組み込まれて日常の一部にできる。

年を取ると生活の規則性を維持することが自身の心身のコンディションの調整に有効になります。そういう点ではルーティン化してしまうと続けることが日常の一部になり、続けることが当たり前の状態になり、やらないと気持ち悪いという状態になります。

自分に現れた変化

この10年くらいで本当に続けることができるようになったなあと感じています。何かを続けることで手に入れることができるスキルや成長の実感は若いころに比べると圧倒的に少ないのですができることが増えることやわからなかったことがわかるようになることは人生における楽しみの一つであるといえるのではないでしょうか?

ちなみにこのブログを書いている時点(12月16日)は長野県でワーケーションしており、朝スキー場に行って2-3時間滑ってからホテルに戻って仕事をするというルーティンをこなしています。ワーケーションに出発したのが先々週の土曜日でそれが今シーズンの初滑りだったのですが、実はスキーのおいてはこの20年くらいで最大の気づきを今年の夏(なぜか夏、それも何かのきっかけでふと気づいた!!)に得まして、現在滑りを改造中です。

いわゆるカービングスキーが普及して外スキーも内スキーも使う技術が広まってから先シーズンまで完全に勘違いしていたことがありまして、それに気づいたという話です。自分の中ではこれまでどうしてもできなかったあることがその気づきによってあっさりブレイクスルーしてしまったという衝撃を雪上で味わっています。ちなみに毎日同じスキー場の雪上に立っていても日によって気温や天候でコンディションが変わるのですがそうすると気が付いたら昔の悪い癖が出てきていることもあります。実は、こういうのがなかなか厄介です。ちなみにスキーの場合はビデオで自分の滑りを撮影して、チェックしたり、その滑りについて他人からフィードバックをもらうとそういう部分にうまく気づくことができるのですが、自分の中で当たり前になっている感覚を疑って、そこに改めていろいろ手を加えることような感じです。当然トライ&エラーの繰り返しになり、なかなか最初はうまくいかなかったり、場合によっては間違った方向に進んで変な癖がついてしまうこともあるのですが、続けることによってそのあたりの確度が上がってくるようになってくるとますます続けるによって得られる価値が高まるように思います。

守破離とはこういうこと??

いや、これって「守破離」の世界そのものですね。最初はとにかく言われたことを正確に模倣することを続けつつ(「守」)、次にその有効性を学びつつ自動的にその動きができるように続ける、次にそれを無意識にできるように行動の自動化を進め、そのあたりから自分の特性に合うようそれをチューニングしていった結果(「破」)、いつの間にか最初に習った方とは全く別に見える形で自分の特性を最大限に生かせる動きを身につけている(「離」)・・

まあそんな感じで今年も冬がやってきたのでスキーの修行にいそしむ所存ですが、今年は自分にどんな変化が起こるかと思うととてもわくわくしますね~



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