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池の水と草木と。

結構、嫌いな生き物は、あまりいないんですよね😃。

亀、金魚から鳥、果てはクマムシ(!)に至るまで、結構興味津々です。(苦手なのは有毒生物や害虫くらいですが)。この間、碑文谷公園へでかけた際に生き物ふれあいスペースを訪れ、生き物と触れ合った話を書きましたが、今回はそれ以外の話を書きたいと思います。

ここ2年間、動物園を訪れることがなく、生き物系の番組を見て「生物ふれあいロス」を癒やしてきた。

今、楽しみなのはTVの「池の水ぜんぶ抜く!」(テレビ東京系)と「地球ドラマチック」(NHK Eテレ)。

「地球ドラマチック」のほうは生き物系、歴史系など自分が興味を持っているジャンルのドキュメンタリーの放映日に、リモコンのチャンネルを「2」にあわせて凝視する。この間は「フクロウ」についてのドキュメンタリーだった。

アフリカオオコノハズクやメンフクロウなどの優秀なハンターぶりや、雛を自立させる為に会えて厳しくすると言った子育てのあり方を見て「フクロウは素晴らしい生き物だなァ」と感心したのだった。

もう一つ「池の水ぜんぶ抜く!」は毎回、外来種の駆除と生態系の保護のありようについて考えさせられる番組だ。出演者とスタッフが毎回日本中のSOSが出てる池やお濠、沼などにでかけて外来種と格闘して駆除に取り組み、在来種を見つけるとすぐに保護したりしている。最近見た回は本当に驚いた。

大正期に食用として日本に入ってきたアメリカウシガエル。食用にするつもりが日本人はあまり蛙🐸というものを食べる習慣がないので、持ち込まれたものが逃走し、100年の間に日本中に広がってしまった。この蛙の餌として同時に持ち込まれたアメリカザリガニも同様に日本中に広まった。これらが特定外来生物に指定されたのは近年のことだ。個人的には指定するのはあまりに遅いと思っている。

先々週あたりの放映分では、出演者とスタッフが名古屋のとある池にやってきて、そこで驚くべき光景を目撃する。

なんと!ウシガエルが大量発生しているのだ。まだ小さな子ガエル🐸の段階から大量発生、しかもかいぼりすると幼生(オタマジャクシ)がこれでもかとばかりに無限に大量に出てくる。地元住民も捕獲に参加し、結果、幼生、成体合わせてなんと2400匹ものウシガエルを捕獲した。

呆れるほどにたくさんの外来種が現れた名古屋の池。然し、なぜ外来種が我が国の生態系に重大な影響を及ぼすまでに増えてしまったのか、それは当然ながら、人間の無責任な行為の所為なのだ。

この間の碑文谷公園にいた亀だって、元はペットとして飼われていたものが飼い主が「大きくなりすぎて飼い切れない」と、池に捨てたのが大きくなって、池を管理する区の役員に保護されたものなのに相違ない(あの池にはまだまだそうした捨てられたミドリガメやクサガメがたくさんいるに違いない)。

人の都合で捨てられたミドリガメは、天敵もいないものだから、ドンドン増えて在来種の亀(ニホンイシガメ)を追い払い、絶滅危惧種にしてしまった。

やはり、ペットとして一度飼ったなら(大切な一つの生命だから)最後まで責任を持って世話をし抜くべきなのだ。それが大切な生態系を守ることにつながるのだと、番組を見て痛感する。

釣り人が釣りを楽しむ為に導入した「ブラックバス」や「ブルーギル」もあっという間に日本中の池や沼などで増殖し、そこの生態系に深刻な影響を与えている。人の身勝手な都合で海外の生き物を放したりするのは、これからは絶対にやるべきではない。生態系を壊すということで、捨てられた生き物は「厄介者」とされ駆除される羽目になる。もとからいる生き物にも悪いし、捨てられたり勝手に放された生き物にも、ろくなことはない。

私自身、今は何も生き物を飼っていないが、以前は亀やインコなどを飼っていた。まだ幼かったので管理がうまく行かず、みんな逃したり死んでしまったりした。其の頃はまだそれが生態系に重大な影響を与えることだと認識できなかった。

ともあれ、生き物に不幸な世界は、人間にとっても不幸な世界だ。

「自然」という私達の真に大切な世界を守る責任は、私達人間にあるとの思いを胸に大切にしまい込み、いろいろな生き物を愛でて行きたいものだと思う。


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