驕らず、憎まず、焦らず、腐らず、負けるな。

大学に行こうと歩いていたら、蹴球部の部長(教授)とばったりお会いした。
「おお、お前まだいるのか笑」
「はい、今年で8年生です笑」

「会社の方はどうだ？前は柏の葉にいただろ」
「今はつくばに戻ってきて粛々とやってます」
「続いてるのもすごいな」
「でも今は体調も不安定なので、どうなるかわからないです」
「そうか。まあ、まだ先は長いからな。焦らず腐らずだぞ」

大学2年生の頃。
「起業してこんなこと始めました」
先生に報告した。怪訝な顔をされると思っていたが、
「なんだなんだ、また変な奴が出てきたな」
先生はニヤニヤしていた。

「指導者向けのサービスなら、茨城のサッカー協会で紹介する時間とってやるよ」
先生はたくさんサポートしてくれた。
「挑戦する奴がいるなら応援する。上手くいかなくても、その経験を下のやつらに伝えてやってくれ」
なんの見返りもなく、背中を押してくれる大人の姿がかっこよかった。

「焦らず、腐らずだぞ」
その言葉を聞いた時、筑波の先輩の言葉を思い出した。
人生で大切なのは「おにあくま」
お：驕らず
に：憎まず
あ：焦らず
く：腐らず
ま：負けるな

自分の状況が苦しい時、上手くいかない時、この言葉を思い出すようにしている。驕らず、憎まず、焦らず、腐らず、負けるな。

ビジコンで勝ちすぎて、驕っていた時期もある。
自分の病気に対して、憎んでいた時期もある。
人生が進んでいなくて、焦っている。
でも、腐ったら負けだ。

今までサポートしてくれた方々に対して、結果ではすぐ返せないかもしれない。でも、腐らない姿勢を見せ続けることはできる。

今がどんな状況であれ、今やれることは焦らず、腐らずに目の前のことを一生懸命やるだけ。

人生で大切なのは「おにあくま」
今日も一生懸命生きよう。