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僕こういう音楽好きなんでオススメ募集してます

隔週月曜日に僕とあいうえおPと卓球Pの3人で『愛球大名曲』というニコニコ生放送をかれこれ2年ほどやってます。
どんな放送なのか説明すると「お題に合わせて音楽流してそれについて喋る」番組で、要は音楽と大喜利を同時に楽しむみたいな放送をしとるんです。
そこで毎回「今週のパワープレイ」というお題があり、これは言わばフリーお題で、ただ単に自分の好きな曲・最近よく聴いてる曲・なんか流したい曲を披露するというもの。
正直3人ともお題を最重要視しており、各々が「このめちゃ良い曲を食らえ!」とまるで必殺技のように毎度力を溜めているのだ。
とはいえ毎回毎回都合良く良い曲に巡り合えるわけではなく、貯蓄がなくなってしまうこともしばしば。
なので今まで僕がそういうお題で披露した必殺曲を備忘録がてら紹介していくので、この曲好きならこれも好きちゃう?みたいな感じで共有していこうっちゅーnoteです。まぁシンプルにオススメの曲バリバリ貼るんで聴いてってよ。


オシャレ大作戦 / ネクライトーキー (2018)

「あ、ちょっと最近の音楽掘ろう」と思ったきっかけの曲。ギター・朝日が作るエッジが効いて少し青臭い歌詞をボーカル・もっさがキュートにポップに歌う、そんな「リボンを巻いた爆弾」みたいなバンド・ネクライトーキーの出世作。
「お金もない 努力もしない 25を過ぎたら死ぬしかない」は相当なパンチライン。こんな鬱屈した若者のやりきれない心情をキュートボイスとポップロックで包んでいく、まさにネクライトーキーを位置付けた名曲やと思います。YouTubeでもう600万も再生されてるしメジャーデビューも果たしたので今更ではあるんですがまず突き出しとしてって感じで。


Pretty old man / No Boses (2019)

僕洋楽に疎すぎて有名どこもマジ全然知らないんですけど唯一Arctic Monkeysだけはよく聴いてて、このNo Bosesも「THEアクモンフォロワー」って感じで聞くようになりました(バンド名もアクモンの曲名だしね)。
全員日本人なんですけどオール洋詩で、特徴はクールで乾いたギターリフといつでも聴けるような気怠げなテンポと声、そして致命的なほどダサいPV。いろんな意味で中毒になる、そんなバンドです。


闇色の朝 / Maison book girl (2019)

いわゆる「楽曲派」と言われるアイドルの今筆頭であるMaison book girl。入りのギターで「お、只者じゃないかも!」とググッと気持ちを持ってかれます。
CDに詩の朗読も入れるくらい叙情的な表現に力を入れているアイドルで、正直顔や踊りは見てないんですけどアイドルらしからぬ曲作りでめっちゃハマっちゃった感じです。サビでテンポを外して詰めてくるとこを好き。PVはちょっと怖いんで注意です。


Neon Sign / Mellow Youth (2019)

これは卓球Pに教えてもらったバンドなんですけど、こりゃすごい。
まず何よりもイントロのリフが最高、そんでシティポップのようにメロを聴いて行くとBメロでボーカルが変わりサビでツインボーカルが見事にハマってそしてまたリフに帰っていく…めちゃイイ!!
そんでそれと同時にPVも素敵、九龍街のようなネオンの明暗で歌詞とバンドが映し出されるのがバブルの様相も呈していてとても心地いいものになっとります。アルバムを心待ちにしてるバンドの1つ。


ダンス・ファウンダー / フィロソフィーのダンス (2017)

前述のMaison book girlと並び立つ「楽曲派」アイドル・フィロソフィーのダンス。
前者が朗読や情緒の方向ならばこちらはダンスメインのディスコミュージックが主体。
全員歌声が個性的でハッキリ差別化されており、アイドルグループの中では少なめの4人組でもこのメリハリで厚みをゴリゴリ出してきてすげー聞き応えあります。最近流行りのレトロポップに手を出してみたい方にめちゃくちゃ丁度いいと思います。


ごきげんよう / Antena (2020)

僕の地元仙台のバンド・Antenaの楽曲。定食屋で流れてたローカルラジオから知るという地の利を生かした選曲です。
透明感のある歌声とシンセサイザーが強く出たバンドサウンドが魅力。そこに乗る少し寂しい別れの歌詞が悲しくなりすぎず爽やかに過ぎていきとても心地よく聴ける逸品となってます。


君が一番 / YMB (2020)

「Yoshinao Miyamoto Band」略して「YMB」。
都会の田舎みたいな落ち着いたミディアムバンドサウンドでありながら、サビで女性ボーカルに変わってからの展開は見事の一言で、特に間奏の音の広がりが泣けるほど溶け出していく名曲です。これがまだYouTubeで3000回再生しかされてないの非常に勿体ないのでちょっと奥さん聴いてってよ。


Feeling this / FENNEC FENNEC (2020)

さてはツインボーカルが好きなのか?てなわけでこの曲もそうなんですけど、もうシンプルにめちゃ良いです。
Aメロが女性メインでBメロから男性がメインという、前述のYMBとは逆の構成なんですがこれもまたイイ!シティポップの中に水面のような柔らかいシンセと永遠終わらないでくれ〜と思うようなループ性高いメロディ。
「ミゾのないレコードとハリのない日々」など歌詞もめちゃイイ。FENNEC FENNEC自体あんまり混声曲ないのでもっとこういうのくれ〜!!ってなる。


東京フラッシュ / Vaundy (2019)

初めて聴いた瞬間に「売れる!!!」と確信した逸品。久々にYouTubeのページみたら1000万以上されてて笑った。だから言っただろー!(憲麻呂)。
なので今更説明するもんでもないかもしれませんが、シティポップや空気が好きな方には是非是非。これでまだ10代?もう二十歳なったかな、だってんだから恐ろしい。この曲に限らずVaundyはサビでカッと切り開いてくる感じがして聴き入っちゃう。


Marrshmallow day / Mr.Children (2012)

なんでこのタイミングでミスチル!??と思うかもしれませんがまぁ聴いてよ聴いてよ。アルバム曲だからあんま聴いてないかもしれないし。今なら公式PVがYouTubeで観られるからさ。
ミスチルも大ベテランだからもうやってない曲そうそうないけど、テンポの良いラブラブちゅっちゅ多幸感ソングってそんなないんですよ。そんななりでも櫻井節は健在で「チューインガムの味のように 消えてなくなったりしないでよ」ってマジパンチラインだと思うぜ。


シーグラス / ストレイテナー (2017)

これも今更な曲ではあるんですけど、夏だし今、良い曲だから、ね。
ストレイテナーの技巧たっぷりの演奏はそのままで、そこを損なうことなく季節感をたっぷり乗せたこの曲は正しい意味で「エモい」だと思います。かつて存在したようなしてないような、イマジナリーサマーをずっと懐かしむことができる名曲。いつもゴリゴリロックのテナーとはまた違う爽やかさを味わってほしい。


三途のリバーサイド / ザ・おめでたズ (2018)

夏ってことでこちらも。ヒップホップなんですけどサビがメロディアスでどこかシティポップの空気もあるノリノリお化けソング。
スチャダラパーやRIP SLYMEのようなちょっと軽薄で気怠げなヒップホップが好きな方ならハマるはずだ!おめでたズ自体シュールでポジティブなことを歌うユニットなので、ラップ特有のdisとかの攻撃性やメッセージ性が苦手方にもオススメ。


栄養 / 川床 (2018)

またまた夏。ただ夏というよりも大地賛歌の側面の方が強いかもしれない。これはもうPVを観ていただくのが一番手っ取り早い。
歌詞は「栄養」の2文字しかないんですが、チンドン風味に高らかと歌い上げ楽器を鳴らすこの曲はまさに「地球愛」と言ってよいでしょう。まさに我々はこの大地から生きる栄養を得られているのだなと再認識できる曲。普通に曲としてもフェスの締めとかで聴きたい逸品。


リングの魔物 / THE夏の魔物 (2018)

とうとうバンドが夏。この曲はもうど真ん中のメロコアパンクなんですけど、もうなんか聴くと絶対泣いちゃうというか…なんなんですかね…曲のエネルギーとパワーで圧倒されちゃうんですよね…。
プロレスの文脈が強めなバンドなので構成がめちゃくちゃ上手い。間奏からCメロ→大サビ→Dサビの流れとかもう王道も王道なのに心をガツンとぶん殴られてしまう。人間の源のような、内から爆発できる名曲です。


ビレッジマンズ / ビレッジマンズストア (2017)

赤いスーツをバシッと着こなし、しゃがれたハスキーボイスと外連味バリバリのカッティングギターで観る物を虜にする。まるで2000年代初頭を彷彿とさせるガレージパンクロックバンドがこのビレッジマンズストア。
ミッジェガンエレファントに脳を撃ち抜かれた世代としては「こんな美味いモノがこの時代でも食えるなんて!!」という気分。そういうラインが好きな方にはもうどストライクで聴いちゃってほしいバンドです。


おばあちゃん / トリプルファイヤー (2012)

タモリ倶楽部でたまに見る冴えないバンドマン吉田くんが組んでいるバンド、それがトリプルファイヤー。
クズと一言で括るには情緒がありすぎる歌詞の描写に度肝を抜かれる。「さてはコイツ天才か?」と思った瞬間アリジゴクのように抜け出せない魅力があるんです。
「俺の個性を生かせる受け皿が社会に用意されていない おばあちゃん これからも迷惑かけるかもしれないけど 俺を否定しないでくれよ おばあちゃん」
なんて歌詞いっぱしの卑屈では書けないですよ。
僕は吉田くんの作るメロディも好きなのだが、他のメンバーが曲作れることが分かってから吉田くんは楽するために曲作りをやめてしまった。そんなところも吉田くんの魅力なのだ。しかも実家は神社。なんなんだコイツは。


おいしい水 / ニガミ17才 (2017)

かつて「嘘つきバービー」で鬼才をバリバリ発揮していた岩下優介が新しく組んだバンド。前バンドに比べたら食べやすくはなったが持ち味はそのまま、いやよりスタイリッシュに岩下の世界観が発揮されてます。
この曲もすげークールでシビれるのに歌詞は「短パン履いた健康女子たちが口に含んだお湯を真っ向から浴びてたい」てなもんだ。PVに出てるのは芸人のデッカちゃんだ。なんでだ。キーボードのあくびちゃんがエロ可愛いのでそれ目的でもオススメ。


Here's The Thing / Sports Team (2020)

イギリスのロックバンドです。このバンドの好きなところはもう底抜けに明るいところ。
いろいろ海外の新譜も触れてはいるんですけど、やはりどうしても昨今はバンドサウンドが少なくて、しかもこのご時世でダウナー曲も多く…な中でもうシンプルに楽しいUKロックが出てきたらノリノリで食っちゃうでしょう!てなもんです。
欠点を挙げるとすればバンド名が圧倒的にサーチしづらいのでもっと有名になっていただきたいです。


JUNCTION / 早見沙織 (2018)

これに関してはアルバム1枚単位の紹介になっちゃうんですけどメチャメチャ良いので聴いてほしい。個人的2018年ベストアルバムです。
声優さんなんですけど、歌が上手すぎてもうアーティストとして惚れ惚れしちゃう。1曲目の『Let me hear』からもう只者じゃないというか、まさか声優アルバムがいきなりジャジーに始まるとは考えてなかった。そこから『メトロナイト』『夏目と寂寥』『夢の果てまで』の流れがもうホント最高。もうシンプルに歌うま女王のオンステージとして聴いていただきたい。


NEO PROPAGANDA / 上坂すみれ (2020)

またしても声優、そしてまたしてもアルバム1枚単位の紹介です。早見沙織のアルバムが一般アーティスト界隈でもど真ん中いけるのと対照的にコチラはもう「こっちの界隈」を知らないと面食らうモノばかり。しかしそれが上坂すみれの魅力なのです。
ロシアとサブカルを愛する彼女に魅せられたアーティストが名曲を書き下ろしそして彼女がそれを表現する。まさにアイドルアルバムの極地だと思います。特に『ネオ東京唱歌』は今だからこそまた味わい深くなった逸品。「大人が決めないで今いいところなの いつも守るふりして奪うでしょ」



ちょっとまだいっぱいあるんですけどマジでキリがないので一旦ここまでで。今後また追記とかで増えてくと思うんで要チェックや!「じゃあこういうのも好きじゃないっすか?」みたいなのどんどん募集してます。

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