これからのライブ配信と映像の未来
映像は受動から能動へ
一億総スイッチャー時代
運動会と文化祭のライブ配信を行ったわたくし、思いました。高校生なりにいろいろ考えたら、運動会配信や文化祭配信の余談とするには長くなってしまいましたのでここに書き残しておきます。
学校行事配信をまとめたサイトは私のnote以外に何個もありますね。しかし、ほとんどはビデオスイッチャーを使ったりして1画面のみ配信しています。ただ見ていれば画面が切り替わっていく、私たちが慣れ親しんだ形です。学校行事の配信として、本当にこれで良いのでしょうか?
観客ギュウギュウだった頃にお父さんお母さんが撮ったビデオを思い返してみてください。徒競走、1位の子じゃなくて私ばっかり映ってる。先輩の活躍を喜んでる休憩中の私が映ってる。ダンス全体の動きが綺麗なのに私にどアップ。ねーもっと全体を撮ってよー、これじゃよくわかんないよパパー。…ってな具合です。
そう、保護者が本当に求めているのは、一般的な名場面ではなく、愛する我が子の姿なのではないでしょうか?たとえ活躍してなくたって、笑顔で楽しそうな様子が見れたら満足なのではないでしょうかっっ!?!?
かといって、各家庭ぶんの映像を個別に用意して配信することはできません。そこで、パラレルマルチカム配信(勝手に名付けました)で見たい映像を保護者側に選択してもらおうというわけです。
マルチカム配信→複数台カメラ 1画面配信
パラレルマルチカム配信→複数台カメラ 複数画面配信
また、4台カメラを設置したとして1画面配信の場合、せっかく撮ったうち75%は公開されずに死にます。なんだかもったいない気がしますね。その75%のどこかに、誰かしらの素敵な笑顔が映っているかもしれないのに。4台分そのまま配信すれば余すとこなく活用できます。
パラレルマルチカム配信のために今回はZoomを使用しましたが、もっと良い配信プラットフォームが登場しないものか…。メインとして配信側でミキシングしたいわゆる「テレビスタイル」、サブとしてミキシング前そのままの映像を自分で選択できる「ホームビデオスタイル」を視聴者側で自由に行き来できて、なおかつ専用アプリなど不用で気軽に見ることができる みたいなサービスありませんかね?私はそんなもの作れる知識を持ち合わせていないので他力本願ですが。
特にイベント配信ではこれからの時代は「視聴者側にもスイッチングの権利」だと思います。運動会に限った話ではありません。スポーツの大会やアイドルのライブだってそうです。あっ!◯◯君が映った!あっまた消えちゃった…。と一喜一憂するなら、その推し様専用カメラがあればいいんです。カメラマンの人手不足は、現在開発が進んでいるAIカメラが補ってくれるはずです。
映像は受動から能動へ。以上、ただの高校生の妄想でした。
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