見出し画像

荒野の中に、あり続けるもの

2020年をnoteで振り返りたい。振り返らなきゃ。必死に今年を思い出し、普段使うメモ何ページにも及び振り返りをした。そして、いよいよnoteを開き、文字を打ち始めた。

1~3月は三都市のBackpackFESTA....。4月はアウトプット垢を開始して本や映画館に触れまくる。いろいろなオンラインスクールやイベントに参加。5月はハッシャダイソーシャルの立ち上げジョイン・初めてのインスタライブ・リポDオンラインアカデミー.....。

こうやって、月ごとに綺麗にタイトルに分けて、少しずつ学んだことや感じたことを書こうとした。

あかん、もう、全っっっっっ然、note進まん。

何度も何度も、noteを開いてちょっと書いては閉じる、の繰り返し。私が書きたいことnoteは、事実を並べて「こんな活動したよ」とかそんな浅はかなもんじゃないらしい。むしろ、大きく”見える”出来事だけを取り上げるのは、日々の私を作っている毎日の心の動きや、学び、出来事の尊さや大切さを削るようで、違和感があった。

2020年12月31日。今年、本当に出会えてよかった人のひとりとお話した後、唐突に何かに突き動かされるように、こんな文章が書きたくなった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2020年。わたしは、荒野を進む一人の冒険者になった。その荒野の名前は、「社会」と言うらしい。そこに私は足を踏み入れることになった。踏み入れてみてはじめて気づく。ここは、周りからミッションも攻略法も、何も与えられないような険しい場所だということ。周りを見渡しても何もないような世界の中で、自分で自分の道は自分で切り開いていかなければ進めない場所だということ。日々、風が吹いたらストールをかぶり、雨が降ったら傘をさす。道行く人に声をかけ、大空の下で語りあう。そうやって、目の前に訪れたものにひとつひとつ全力で向き合ってきた1年だった。

2020年。素敵な、旅の仲間に出会った。道の途中で出会った彼らも、もちろんそれぞれの道を進んでいく冒険者ある。彼らは、彼らが見たい景色の話をたくさん聞かせてくれた。勇ましく進んでいく背中を、奇跡が起こる無数の瞬間を、全てを可能にする力を見せてくれた。そして、何もなかった私にも、同じ夢を持つ者として対等に接してくれた。とにかく、彼らが語る景色が見たいというその一心で、まいにち夢中になれた。

2020年。一年前、想像もできなかった世界を発見した。出会ったことなかった世代、職業の人たちが住む世界に足を踏み入れた。そして、同じ世代で日本の未来を最前線で引っ張っているような人たちが住む世界にも、足を踏み入れた。まったく異次元だと思ってた彼ら。だけど、そこにいたのは、宇宙人でもなんでもなく、本気で良い未来を信じて進むような、謙虚で、勇ましいチャレンジャーだった。

彼らとの出会いによって生まれた社会に対する熱や一種の焦りは、この広い荒野をもっともっと広く、違う視点から見るためのメガネとなり、「本気で社会に対して挑戦したい、このままではまだまだダメだ」というガソリンに変わった。

2020年。何度も、道に迷った。荒野は、自分とは違う道へ進む冒険者に溢れている。彼らの中には、こちらに見向きもせずスタスタと離れていく者もいるし、遠く先を行く者もいる。私の道にちょっかいを出してくるような者もいる。

誰もがひとりひとり持っている地図も違う、目的地も違うはずだと分かっているはずだった。なのに、いつの間にか自分が進んでいた道を失いかけ、途方に暮れることもあった。その時は、涙がばれない小さな部屋で、たくさんたくさん泣いた。

2020年。大切な人たちの声が聞こえた。そんな時、手を差し伸べてくれる人は周りにいる人たちだった。この1年で進んできた道は、今までの道とはかなり違う道になった。人と簡単に会えない、簡単に外の世界を見に行くこともできない....。そんな、いろいろな規制の看板が立ち並ぶ道だった。

一人で戦うことが増えた私は、進んでいくペースが分からなくなり、何度も気づいたら折れそうになることを繰り返していた。そんな時、今まで出会った大切な人たちの声に、本当に救われた。

(もはや言うまでもないが)彼らとも進むべき道は違う。だけど、彼らは道の存在を超え、”わたし”そのものを大切にしてくれた。彼らと過ごす時間が、ふと肩の力を下ろしてくれて、また明日から道を切り開いていく活力になった。


画像1

”人生”という道を、自分で切り開き、進んでいくということ。
2020年の私の大きなテーマだった。ひとことで言ってしまうと簡単で。だけど向き合えば向き合うほど、深くて、難しい。

「自分の道を進むのが幸せだ」そんなことは誰もがどこかで分かっている。だけど、人間は、いともたやすく楽な方へ流れてしまいそうになる。社会の指標、目先の結果、周りからの視線、親の声。「強くなった」と思って進み始めても、またすぐによろけてしまって、自分の道を見失いそうになる。

だからこそ、今生きていくことが、本当に楽しいんだと思う。
苦しくても辛くても時にスリリングなことがあっても、それらが一番の未来への起爆剤に変わる。そして、やっぱり何度だってまだまだその先に続く世界が見たいと思ってしまう。

そして「人生を自分で切り開いていく」というテーマは、自分自身が体現したいものだけではない。他の人のその瞬間に寄り添えることが、ごはんを食べる時よりも、寝る時よりも、何よりも心から幸せになることだと、この1年で気づいた。

「わたしの感性」と一言で言ってしまえばそれで終わりだが、あえて説明するとするなら、”心が震える”という状態に近いのかもしれない。今年、何度もこの感覚を味わった。外からの”何か”を乗り越え、人が自ら自分で、道を切り開いた瞬間や進んでいく姿に立ち会うと、とてつもなく心の底から満たされて、あったかくなる。

この感覚をなんて表したら良いのだろうか。身体全身がゾクっとして、ジンジンする。独特の高揚感。血が巡る感じ。その時の私の表情は、とてつもなくニヤケているか、自然と泣いているかの二択(笑)もうこれ以上、どう説明すればいいか分からないが、とにかくこの瞬間が、私にとって、美して、尊くて大切だということに気づけた。

荒野。時にごつごつと険しかったり、突然予期せぬ何かによって道を変更したりすることがある。時に真っ青な空やうっとりする朝日、ポツンと咲いた花とか、小さな日常の美しさを教えてくれたり、大切な何かと出会わせてくれたりする場所。そこは、社会や人生とも呼べるかもしれない。

そんな、荒野を進む私の中に、いつもあり続けたもの。ただただ自分のこころに従って、今を大切にしたいという気持ちだった。

さて、時はもう2021年を迎えようとしている。進んでいた足を止め、荷をおろし、戦略を練ろうとノートを広げる。

だが、せいぜい作戦を立てても、1か月先までしか考えられなかった。それは、1年前のじぶんでは想像もできなかった人たちと巡り合い、大切な人たちと一緒に進み、今、この場所にいるということに気づいたからだ。来年もそんな1年なるのだろうと、直感的に確信している自分がいた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【毎回恒例になりつつある、あとがき的な。】

画像3

どうも~!お久しぶりに自分noteを使いました、きむりさです。最後まで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。

2020年が終わるということで、「節目」「終わり」に強烈な何かを感じる私は、ここ数日いろいろな手段を使ってたくさん振り返りをしていました。「本当に大切な1年だったから、振り返りnoteも書かなきゃ!」ということでnoteを開くものの、これがまじでびっくりするほど、進まん。笑

ふと考えてみると、別に活動を並べて今していることを見せびらかしたいわけでも何でもなかったんだと。そして、2020年はただ純粋にワクワクした方向へ、好きだと思った人たちの元で進み続けた1年だったと気づけました。

その中で1年前では想像もできないような人や場所に出会い、「こんなん私でいいの?」となるぐらい貴重な機会をたくさんいただきました。本当に今年1年関わってくださったみなさまに感謝してます。もう感謝って言葉じゃ足りないから、ひとりひとりに直接あたま下げにいきたい、いやもうハグしに行きます、、というきもちです。本当にありがとうございました。

そして、同時に本当に周りの大切な人たちの存在に気づけ、たくさん助けられた1年でした。「こんな話を一緒にしたい」とか「こんなものが一緒に食べたい」とか本当になくて、ただただ一緒に居てくれるだけでいいと思える人たちが、地元の北九州にも、東京にも、さらには他の県にまでいること。本当に本当に本当に幸せです。いつもその時のそのままの自分で受け入れてくれて、ありがとうございました。いやもう私の語彙力じゃ表しきれないのが悔しいけど、そんぐらい本当に感謝してます。

さあ、ついに2021年になりますね。今のわたしはいうと、チャレンジしたいものにも、もっともっとちゃんとカタチにしたいものにも絶賛ぶつかっております。何がどう転ぶかはわからん。だけど、とにかく目の前の出来事ひとつひとつ、何かのメッセージだと思って、毎日たのしんでいきたいなあ、と思ってます。

去年とすこし違う感覚としては、良い未来を創っていく若者のひとりとして、「このままじゃあかん、まだまだや」という良い意味での焦りが共存していること。そして言葉の力をフル活用して、夢を叶えていこうという気持ちが強くあること。

あとは、もっと「朝に戻っていくような」生き方をしたいなあと思っています。もっともっと自然の中でガハハと笑える時間や、余白を楽しめる時間をもちたい。2021年、目の前の人やモノに120%の愛をそそぐためにも、もう少し自分に自信をもって大切にできたらいいなあ、と思っているところです。

本当に、(いつも通りの)長いあとがきになってしまいましたが、最後に何度だって言わせてください。

2020年に、出会ってくれたみなさま、仲良くしてくれたみなさま、いやもうすべてのみなさま。本当に本当にほんっとにありがとうございました。2021年もたくさんの幸せが、みなさまの元に降り注いできますように。

社会も自分も変化していく一年になると思いますが、お互い最大限の道を切り開いていけますように。来年もよろしくお願いします!

2020.12.31 木村りさ

画像2

-2020年愛おしい活動たちの写真を数枚添えて。💐 

画像4

画像5

画像6

画像7



いつも、応援、ありがとうございます!サポートいただいたお金は、6月から約8ヶ月間のアメリカの留学費に全額使い、その体験を、言葉にして、より多くの人に、お返しできたらな、と思っています。