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まず『あいさつ』から始めよう!!

平均年齢28歳で創業5年目のITスタートアップベンチャー企業(いまは上場企業)に42歳で飛び込んだ私が、初出社日に感動した「まず『あいさつ』から始めよう!!」という体験について書いてみました。

≪目次≫
■42歳で自分史上初の民間企業に転職!?
■初出社の前夜に家族から言われた一言
■霞が関でのあいさつ
■2019年以降のあいさつ事情
■オンラインミーティングもあいさつから
■ごあいさつ

■42歳で自分史上初の民間企業に転職!?

1.初出社

2005年11月から15年10ヶ月在籍した某IT企業には、社員の平均年齢28歳の時に、42歳の最年長女性社員として採用されました。

当時の私はIPO要員の経理スタッフとして採用されたにもかかわらず、『IPO』という言葉の意味さえ知りませんでした。

なぜなら、私の社会経験の殆どが株式会社などのいわゆる“民間企業”ではない公的機関での勤務経験だったからです。

そんな私の経歴を「面白い!!」と思ってくれたCEO、当時採用に関わった人たちには今でも感謝しています。

■初出社の前夜に家族から言われた一言

2.家族との会話

忘れもしない2005年10月31日の夜、「明日から新しい環境で頑張ろう!」と初出社に備えて支度をしていた私に、家族から思わぬアドバイスがありました。
「民間では同じ会社の人には“お疲れ様です”とあいさつするから、それだけは覚えておいて」と!?

何を言われているのか全くわからなくて、「おはようございますとかこんにちはじゃないの?」と聞き返してしまったくらいです。
それに対して、「廊下ですれ違った時に、“お疲れ様です”って声かけてあいさつするから、とにかくそれだけ覚えていって!!」と強く言われました。

何のことだろう?と正直わかっていなかったのですが、出社初日にオフィスの廊下ですれ違った名まえも知らないけど同じ会社の人と思われる人から、「お疲れ様です!!」と言われたのです。
もうびっくりしました(笑)
昨日家族が教えてくれたのは、このことだったんだ~と嬉しくなりました。


昨夜の家族からの一言は、42歳で今まで経験したことのない世界に飛び込んでいく私への精一杯のエールだったんだなと感じ、「お疲れ様です」というのが楽しくて、それからは同じ会社の人とすれ違うたびに、「お疲れ様です」と言っていました。


■霞が関でのあいさつ

3.霞が関

それまでお世話になっていた霞が関では、出社したときに「おはようございます」とあいさつするのは少数派でした。
帰るときも「お先に失礼します」と周りに声をかけるわけでもなく、何も言わずにそ~と消えていく。。。
そんな人もよく目にしました。

擁護するとすれば、あまりにも忙しすぎて、ちょっと中抜けしてまた戻ってきて夜中まで仕事するからか、あるいは他の人が遅くまで仕事しているのに自分だけ早く帰るのが心苦しいから静かにその場を立ち去ろうとしているのかと(私の想像です)。

もちろん全員が全員、そういう人たちばっかりという訳ではありませんが、出社、退社の時に元気な声であいさつする人はめずらしかったです。

そんな環境ですから、廊下ですれ違って「お疲れ様です」とあいさつするというカルチャーはあるはずもなく、声を出さずに軽く会釈するのがせいぜいでした。


■2019年以降のあいさつ事情

4.あいさつ事情

コロナになる前の2020年1月までは平日通勤していましたが、2019年4月あたりから社内で「お疲れ様です」とあいさつする声が減っているように感じていました。


きむら総研(私が日常的にいろんなテーマで勝手にn数を取って調査している結果です)の調査では、新卒・中途採用の区別なく新しく入社してくる人たちで「お疲れ様です」と声に出して挨拶する人が少なくなっています。

このことに関して、面白い経験があります。
今まで見かけたことのない人ーおそらく入社したての人ーと廊下ですれ違ったので、その人に「お疲れ様です」とあいさつをしました。
そしたら、その人はびっくりして周りをきょろきょろ見渡しながら、一言も声を発することなく、遠くに行ってしまいました。。。
私の「お疲れ様です」は誰にも拾われることもなく、消えていきました(涙

このことをきっかけに、私は同じオフィスで働く人たちに「お疲れ様です」と声をかけることを広めようとひとりあいさつ運動を始めました。

私に「お疲れ様です」と声をかけられて、同じようにきょろきょろあたりを見渡す人に対して、心の中で「あなたにあいさつしています」と言いながら、満面の笑みを送り続けています


■オンラインミーティングもあいさつから

5.オンライン

いまはテレワークのところも多くなり、出社する機会が減っていると思いますが、オンラインミーティングを始めるときの第一声は、やはりあいさつのことばではないでしょうか。

「おはようございます」「お疲れ様です」「初めまして」などと何かしらあいさつをしてから始めると思うのです。
声を出さずに軽く会釈からは始まらない。。。

最近は、同じ組織で働く人でも「知らない人にはあいさつしない」風潮なんだなと感じています。

少なくとも同じ組織の人には知ってる人だから、知らない人だからと区別しないで、あいさつしませんか。
「お疲れ様です」と!!

社員数が1,000人を超えると霞が関みたいになっていくのでしょうか。。。


■ごあいさつ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

記念すべき第1回目のnoteでした。

ここでは『アラ還マダムが経験したこと』をメインに書いていきたいと思います。

よかったら、引続きおつきあいください。
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