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緊急企画 Twitterでゆったりのんびり哲学対話(20200810-0816)


 以前、「Twitterで哲学対話」「Twitterでゆったり哲学対話」という企画を開催したことがあります(4/18、5/16)。それらが成功したかどうかは、参加していただいた皆さんや、それをご覧になった方のご判断にゆだねるべきことですが、私にとって非常に有意義な経験となりましたし、そこでも議論も哲学対話として質の高いものとなったと、個人的には考えております。このように、過去二回の「Twitterで哲学対話」は、概ね成功に終わったと判断しておりますが、いくつかの課題が見つかると同時に、別の可能性も示唆するものでした。詳しくは関連記事のリンクを貼っておきましたので、ご関心のある方はどうぞ。

関連記事

緊急企画 Twitterでゆったり哲学対話
https://note.com/kimurafumito/n/n304698d88e2a

「Twitterでゆったり哲学対話」#ツイ哲20200516の記録
https://note.com/kimurafumito/n/n8c4f7fa9fbe7

「Twitterでゆったり哲学対話」を終えて
https://note.com/kimurafumito/n/n62abbe0e41a4

哲学プラクティス連絡会『みんなで考えよう 緊急特集2020年6月号』
https://drive.google.com/file/d/1_kOWAYoVl9A0Qfz6kVcXuDSUOkqg9YII/view


 最初の「Twitterで哲学対話」では、文字での対話が連続でなされることと、その対話が分岐し、複数生成されていくことによって、かなりの集中力が必要となり、通常の哲学対話以上に疲弊するということが、課題として挙げられました(これを「やりがい」として肯定的に捉えることも可能です)。また、相手の顔が見れないなどの理由で、発言のタイミングを計りがたく、そのため発言が重なったり、用意していた発言を取り下げなければならなくなったりすることも、個人的に気になった点です。
 以上の課題を踏まえて、「Twitterでゆったり哲学対話」では、一時間に一回までという仕方で発言を制限し、その代わりに一日以上の時間をかけて対話する、という変更を加えました。また、対話の記録を、哲学プラクティス連絡会『みんなで考えよう』緊急特集増刊号へ投稿することを明記した点も、変更点です。これらの変更によって、前回の「Twitterで哲学対話」で感じた没入感がなくなった反面、疲労感を覚えることなく、「ゆったり」、普段の生活の合間に、別の仕事をしながら哲学対話を継続することができた点は、メリットといえるでしょう。しかしながら、一時間に一回という制限によって、前回と比較してかなり「ゆったり」となったといえますが、それでも頻繁にTwitterを確認する必要があるなど、本当に「ゆったり」できていたかは疑問があります。また、自分の考えを一回のツイートに納めなければならないことは、意見をコンパクトにするという効果を持ちましたが、なかなか言いたいことを十全に表現しきれないという弊害も生じました。
 以上を踏まえて、新たな企画として、「Twitterでゆったりゆっくり哲学対話」を提案いたします。

ルール
①傾読(しっかり読みましょう)。
②丁寧な言葉遣いでわかりやすく書きましょう。
③以前のツイートへの遅れてのコメントも可。そこから議論の枝分かれも可。
④発言は、一人一日に三回まで(三回を「ばらばらに」でも、「一度に連続して」でも可)。

 長時間、対話を継続するために、④を変更しました。このことによって、参加者が日常生活を送りながら、自分のペースで対話に参加することができ、熟考する時間が確保できることを意図した変更です。個人的には、しばらく忘れていたり、仕事をしながらでも、無理のない仕方で、哲学的な思惟を日常的に行うという生活が実現できるとよいな、と考えています。

 また今回も、現代における対話篇の自動生成ツールという可能性を探るために、対話終了後、対話の記録を、哲学プラクティス連絡会『みんなで考えよう』緊急特集増刊号へ投稿することを考えています。そのため、参加者には、ツイートに参加した時点で、原稿への参加を同意していただきたいと思います。(DMなどで個別に意志の確認も行いたいと思います)

原稿掲載を目指すにあたり、以下のことをご留意ください。

Ⅰ 原稿にTwitterのアカウント名、発言内容が記載されますことを、ご了承ください。
Ⅱ 掲載時には、著者名に発言のあった方全員のアカウント名を記載します。
Ⅲ とりまとめは、Kimura FUMITOが行います。その際、原則すべての発言をそのまま記載いたしますが、不適切と思われる発言(公序良俗に反する発言や差別・偏見によると思われる発言)は、削除する可能性があります。
Ⅳ ツイートの進行に問題が生じた場合は、途中で企画を中止、掲載を断念する場合がございます。その判断は、Kimura FUMITOが行います。
Ⅴ 特に原稿料などが発生しないため、参加していただいても金銭的なメリットはございません。

日時 8/10(月)午後13時~8/16(日)午後20時
テーマ 「他者の尊重」
途中参加可・途中不参加可(ルールを守ったうえで自由にご参加ください)。

 今回は、お盆休みの間ということで、およそ一週間という時間設定としました。
 また、一人一日に三回という発言回数の制限のなかで、「テーマ決め」からはじめることは難しいと判断し、こちらでテーマを設定いたしました。この「他者の尊重」というテーマは、前回の「Twitterでゆったり哲学対話」の最後のほうで問題となっていながら、煮詰めることができなかったと感じているテーマだったということもあります。勿論、このテーマを出発点に、様々に展開していっていただいてかまいません。

 興味を持っていただけた方がおりましたら、何卒よろしくお願い申し上げます。



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