漬物はNa(ナトリウム)とK(カリウム)のバランスが決め手。(1)
今日は所属している九州漬物協会の九州大会が
宮崎市であり、参加してきました。
記念講演として全国漬物検査協会会長の宮尾先生の
お話がありました。
テーマは、
「漬物はナトリウムとカリウムのバランスが決め手」
です。本日のタイトルはここからいただきました。
今回はその講演の内容を私なりの解釈でお伝えできたらと思います。
ナトリウムといえばなんとなく聞いたことがあると思いますが、
NaClで表される食塩のNaの部分です。
食塩に含まれるナトリウムが血圧を上げる要素として
「食塩を摂る=血圧が上がる」
という認識が広まっているのです。
では、食塩自体が悪いものか、
というとそうではなく、
調理の味付けや脱水効果による保存性や発酵調整などに
不可欠であることはみなさんご存知のことだと思います。
ただ、それだけではなく、生体機能として、
体液に適度な塩分があることで
神経細胞の情報伝達などの大切な役割もあります。
例えばですが、
熱いものを触った時に、「熱っ」と感じるのは
体液に塩分があるからです。
情報の伝達のためには
塩分は必要なものであります。
ただ、摂りすぎは良くないです。
上手に食塩と向き合うことが大切だと思います。
兼ねてから私は「減塩」ではなく「適塩」を
推奨しているのはこうした理由からです。
(〜明日に続く)
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