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メタバース「KIMULAND」と導入事例5選|知っておきたいメタバース#2

佐賀のIT企業 木村情報技術株式会社では、自社オリジナルのメタバースプラットフォーム「KIMULAND」(キムランド)を展開しています。
この記事では、「KIMULAND」のビジネスシーンに適した特長と、導入事例5選をお届けします。

「KIMULAND」について

「KIMULAND」(キムランド)は、当社オリジナルのメタバースプラットフォームです。24時間・365日どなたでもご利用いただけます。
アメリカで開発されたメタバース「Virbela」のシステムをベースにしており、インターネット環境があればPCで簡単にご利用いただけます。なおVRゴーグルなどは不要です。

「KIMULAND」は大きな一つの島の形状をしており、オフィスビルや会議場、サッカーコートやライブ会場など様々な施設が存在しています。最大250名まで同時接続でき、アバターを通じた交流や、イベントの開催などが可能です。

メタバース市場参入の背景

COVID-19の影響でオンライン交流の需要が高まったこと、そして2021年10月にFacebook社が会社名を「Meta」に変更したことで、メタバースへの関心が高まりました。
その頃から、当社のお客様からもメタバースサービスに関するお問合せが増加し、メタバース市場への参入に踏み切りました。

「KIMULAND」の活用事例

「KIMULAND」では、現実世界で行われる多くのことが実現可能です。
(例)
・医療従事者を中心とした学会での利用
・大学の授業
・大学のオープンキャンパス
・福祉業界の方の研修
・企業の周年記念行事 …他。

その他、サッカーやバスケット、ボートの運転や山登りといったアクティビティも楽しめます。
ここで、「KIMULAND」の導入事例から5つをご紹介します。

1.世界自閉症啓発デー LIUB2023「Light It Up Blue in メタバース(KIMULAND)」でのご利用

2023年4月2日、CMC GROUP、中京大学、愛知県、岡崎市、大府市が連携して開催した世界自閉症啓発デーのイベントに、木村情報技術は社会貢献の一環として自社オリジナルのメタバース空間「KIMULAND」を提供しました。

参加者は100名を超え、自閉症についての講演や自閉症の理解を深めるクイズ、自閉症当事者の創作物の展示などの多彩なプログラムを体験していただきました。

参加者アンケートの結果、メタバース上での参加は「心理的安心感の面で良かった」という意見が大半を占めました。また自閉症啓発の手段として、メタバースの活用は良いことであるという声が多く寄せられました。

  • 回答者の94%が安心感を評価
    「アバターでイベントに参加することに安心」(72%)
    「やや安心」(22%)

  • 回答者の97%が「メタバースの活用は、自閉症啓発にとって良いことだった」と回答
    「自閉症啓発にメタバース空間を活用することは良いこと」(78%)
    「やや良いこと」(19%)

世界自閉症啓発デーとは?
自閉症のことを知るための日をつくろうと、世界の国の代表が国連の会議で毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」に決めました。それから、いやし・希望・平穏を表す「青」をシンボルカラーにして、世界各地でイベントやライトアップが行われるようになりました。


2.メディカルトリビューン社の55周年記念行事でのご利用

2023年3月24日に開催された株式会社メディカルトリビューンの創立55周年記念行事の会場に、「KIMULAND」をご利用いただきました。

メディカルトリビューン社では初のメタバースイベントを開催し、当日は同社の社員約100名がアバターでメタバース空間に集まりました。

会の冒頭では、同社の丸林社長から創立55周年を迎えての挨拶や新しい企業ロゴ、今後のビジョン等について発表がありました。
会の後半では、参加者は展示会場に設けられた各部署の紹介ブースを回ったり、会場外のメタバース空間を散策したりと、社員同士で交流を深める様子が見られました。


3.三栄工業様の『社内イベント』でのご利用

自動車部品梱包・貨物輸送などの物流事業から建設事業や住宅事業でも社会を支える三栄工業株式会社様の、従業員向けイベントで「KIMULAND」をご利用いただきました。

人々の多様性を認め合うことが求められる時代のなかで、同社においてもLGBTQへの理解の不足や、ジェンダーギャップ、アンコンシャスバイアスなどの問題がしばしば取り上げられるようになりました。

三栄工業様ではこのテーマに対して積極的に向き合うなかで、今後の職場の在り方や働き方に新しい考え方を取り入れていくため、「メタバース空間で様々な体験を通して従業員に理解を深めてもらえれば」と企画されました。

多くの従業員がメタバース空間のイベントに訪れ、盛況のうちに無事終了しました。


4.学生と企業・官公庁のための『メタバース体験交流会』でのご利用

全国の学生と佐賀県の企業・官公庁が気軽に交流できる「メタバース体験交流会」を、「KIMULAND」で開催しました。

当日は学生13人と企業8社、官公庁2団体に参加いただきました。メタバースを体験しながら、企業・団体の紹介や、グループに分かれ仮想空間での宝探しゲームを楽しむなどの交流を図りました。

アンケートでは、参加した学生から「大変満足」(約60%)、「満足」(約40%)と回答いただきました。
また、参加企業・団体のご担当者からの回答も同様で、約60%が「大変満足」、約40%が「満足」という嬉しい評価をいただきました。


5.薬剤師×Metaverseポスター発表会フェス2023でのご利用

2023年3月23日、ポスター発表会を実施しました。薬剤師の先生5名による発表に40名ほどの医療・大学関係者が参加し、リアルで開催するポスターセッションと同様に、複数のブースに分かれ同時に発表が行われました。

ブース間を自由に移動しながら聴講や質疑応答に参加する方や、初対面の先生を紹介する姿など、メタバース空間ならではの参加者の様子が見受けられました。
また、発表者からの問いかけにアバターのジェスチャーでリアクションを返すなど、メタバースならではのコミュニケーションを楽しむ様子が見られました。

また、リアルでの開催と同様に、複数個所で同時に発表しても音声の干渉がないことや、Zoomなどのミーティングアプリよりも没入感が強いといったご感想をいただき、メタバース開催ならではの強みも体験いただくことができました。


「KIMULAND」がビジネスシーンで選ばれる理由

これまで、「KIMULAND」は企業や大学、医療・製薬業界の方々に多くご利用いただいてきました。
ここで、なぜ「KIMULAND」がビジネスシーンで選ばれるのか、その理由についてご紹介します。

ビジネスシーンにも適したアバターデザイン

アバターのデザインや外見は、ビジネスシーンでメタバースを使用するにあたって重要な要素の一つと言えます。

当社のお客様は多くがB2B企業ですが、「KIMULAND」はアバターのデザインがエンターテイメント寄りすぎず、ビジネスシーンでも違和感なく使用できるというお声を多くいただきます。

セキュリティ対策

ビジネスシーンで活用されることを踏まえ、セキュリティ対策には特に力を入れています。

「KIMULAND」内では、いたる所に「プライベートエリア」が用意されています。このエリア内の会話は、他の参加者には聞こえません。
会議室でミーティングを行うときには、ドアをロックし関係者以外の入室を制限したり、参加者限定のイベントでは入室のためのパスワードを発行・設定することも可能です。

いたる所に「プライベートエリア」(青い枠内)を設置

資料共有が可能

オフィススペースや会議室など、メタバース空間のいたるところにモニターが設置されています。大画面にスライドを投影しながら発表したり、会議中にモニター上で資料共有することが可能です。

クリアな音声での同時接続が可能

「KIMULAND」は3D音声システムが搭載されています。会話の音声にタイムラグがなく、アバターが遠ざかると音声も遠くなる、右にいるアバターの声は右から聞こえる、などリアルに近い再現性があります。
また、複数人が同時に会話しても音声が途切れることなくクリアに聞こえるため、特に会議やイベントの際にこの点を高くご評価いただいています。

企業・団体で利用する際の条件を満たしている

企業や自治体、大学といった組織でご利用される際は、ご利用にあたって組織内の承認がおりること、という点がまず重要です。
「KIMULAND」は前述のようにビジネスシーンに適した機能を有し、セキュリティ面にも配慮していることが大きな強みです。

また、あるグローバル企業のお客様からは、「社内承認の際に『グローバル展開しているサービスであること』という条件があったが、「KIMULAND」はクリアしていたので助かった」とのお声もいただきました。

「KIMULAND」のご利用について

この記事では、「KIMULAND」のビジネスシーンに適した特長と、導入事例5選についてお届けしました。

「KIMULAND」は、24時間・365日どなたでも無料でご利用いただけます。
「まずはメタバースを体験してみたい」という方は、ぜひお気軽に遊びにお越しください。
※イベントの開催など、別途費用が発生する場合があります。


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