見出し画像

マレーシア:知っておくと、もっと美味しい

前書き

料理は旅行で一番注目を集めやすいテーマだと思う。
それは、なぜだろうかと考えてみた。
そして、単純な結論にたどり着く。
食事が良く取り上げられるのは、
食事をしない人はいないから

である。

ところで、お店で食事をするには、当然メニューをみて注文する。
そのとき写真がないこともある。たとえば、このように。

学食のメニュー

これは、マレー語で書かれているので、事前に料理の名前を知っていないと、自分の食べたいものを注文しずらい。また、あえて今まで食べていないものに挑戦するのにも、言葉を知っていた方が挑みやすい。

「つまり、言葉を知っていればもっとおいしくなる」
という訳だ。なのでこの文章は、コスパの高い食事を可能にする、
とても有用(useful)な文章だといえる。
今回紹介するのは、主にマレー系の料理(学食)と中華系の料理である。
他にも、イスラム向けハラルと呼ばれるものや、ベジタリアン向けの料理も多い。マレーシアは、人種が多様なだけあって、料理も多様である。

(東南アジアだからといって、
何でもかんでもスパイシーという訳ではない。)
↑僕はそう思っていた。

マレー系の料理

先ほど、何でもかんでもスパイシーという訳ではないと書いたが、マレー系の料理は、やっぱりスパイシーなものが多い。ここで取り上げるのは、特に学食の話である。私は、大学の英語の授業を取っているので、昼食では良くお世話にななっている。

学食

僕が今のところ一番よく注文しているのは、次の料理である。

Nasi Goreng Daging(いわば、牛肉のチャーハン)

Nasi Goreng というのは、日本でいうチャーハンのようなものだと考えれば良い。写真からでは、少し判りづらいが、チャーハンの下には牛肉が隠れている。そしてこれが、美味しい。

それらは、初めはとても辛く感じた。
友人もそうだった。
といっても、僕はすでに慣れた。
僕の舌は、おかしくなったのだろうか?

実は、スタッフの人が料理を作っている姿を見ることが出来るのだが

言葉の勉強

ここらへんで食レポは、終わりにして。
次は、料理を頼むのに役立つ、言葉の勉強をする。

学食の例

上のメニューを例に簡単に言葉の意味を知っておこう。
といっても、僕もよく分からなかったので、最近話題のChatGPTに質問してみた。

「Nasi」はインドネシア語とマレー語で「ご飯」を意味します。したがって、「Nasi Goreng」は文字通りには「炒めご飯」を意味し、インドネシアやマレーシアで人気のある炒めご飯の料理を指します。この料理は様々な具材が加えられることがあり、しばしばにんにく、玉ねぎ、唐辛子、鶏肉、海鮮、またはエビペーストとともに炒められ、ケチャップマニス(甘いインドネシアソース)、塩、そしてペッパーで味付けされます。卵、フライドオニオン、キュウリ、トマトで装飾されることもあります。

Biasa(ビアサ):「普通の」や「通常の」という意味
Ayam(アヤム):「鶏」を意味
Daging(ダギン):「肉」を指す
Cina(シナ):「中国の」を意味
Pataya(パヤタ):炒めご飯を薄焼き卵で包んだタイ料理
Kampung(カンプン):「カンプンスタイル」や「伝統的な」という意味

なんだ、やっぱりチャーハンじゃないか。
僕の舌は、おかしくないようだ。

中国の料理

マレーシアには中華系の人達も多いので、よく日本人は中華系の人に間違えられる。それくらい、多いのだ。

よって、中華系の料理屋も多い。
そこで、この前は昼食に学食ではなく中華系の店を選んだ。
そこで、選んだ僕の昼食を少し紹介しよう。

中華系の料理屋

SIGNATURE ASSAMLAKSA

これについても少し調べてみた。

Signature Assam Laksaは、マレーシアの伝統的な魚をベースにした酸っぱいヌードルスープ。この料理は、ライスヌードル、細かく裂いた魚、そして通常はキュウリ、玉ねぎ、レタスなどのスライスした野菜で構成される。独特の酸っぱい味が特徴で、それは主にタマリンドから来ています。アッサムラクサは、東南アジア全域、特にマレーシアで人気があり、特にペナン州で有名です。ペナンのアッサムラクサは、複雑な風味の交響曲であり、甘み、酸味、辛味、旨味、フルーティー、タンジー、生姜とフローラルな風味を提供します。新鮮な魚を使った場合、強い海塩と土の風味があり、ペナンの島と本土をほぼ完璧に体現しています。(へえ、そうなんだ)

これは、日本でいううまいという形容詞が適当ではないが、
一度食べてみるべき味だと思う。なんというか、美味しいと感じるものではないが、食べた後が爽快なのである。脂っこいラーメンを食べ始めたときは、美味しく感じても、最後は後悔するというようなことが、よくあると思う。(少なくとも僕は)しかしこのラクサはその反対で、食べた後にいい気持ちになるのだ。これはクーラーの効いた部屋に合っている。味の表現は難しいのでこのような曖昧な表現しかできない。僕の語彙力のせいだろうか?

ちなみに、タマリンドというのは、ある樹木の果実のことであり、酸味やコクを加えるのに重宝される食材であるそうだ。東南アジアなどでよく使われるらしいと知って、合点がいった。

次に、写真の奥に写っていた食べ物について紹介しよう。

福建のちまき:HOKKIEN RICE DUMPLING 

HOKKIENが、福建なのはわかる。
(福建は、中華人民共和国の東南沿岸に位置する省のこと。)
では、RICE DUMPLINGとは、何だろうか。
みためから、、ちまきの様なものであることは想像がつく。
そこで、また調べてみた。

Hokkien Rice Dumpling(福建風ライスダンプリング)、またはHokkien Bak Changは、福建系の人々に人気のある伝統的な中国のちまきのようなもの。通常、もち米の中に豚バラ肉のマリネ、キノコ、栗、時には塩漬けの卵黄など、様々な具材を詰めて作られる。具材は竹の葉で丁寧に包まれ、その後、茹でたり蒸したりして作られます。Hokkien Bak Changは、豚バラ肉とマリネに使われる香り豊かな調味料から来る、旨みとやや脂っこい風味が特徴です。このダンプリングは、端午の節句に楽しまれることが多いですが、福建系のコミュニティがある多くの場所で、一年中親しまれている逸品でもあるらしい。

、、、以上の解説で、僕のこの食レポを終わらせてもいいのだが、
それでは味気ないので、自分の感想も書いておく。

見た目によらず、ボリュームがある。なかには、先ほどの解説のとおり、
栗や肉(たぶん牛肉)が入っていて、食べるたびに、驚きがある。たべていて、おもしろいと感じた珍しい料理である。一見シンプルだけど、マレーシアにきて一番驚いた料理。日本では、あまり食べれなそうな手間のかかった料理である。’Best seller of all time’と書かれているだけあって、とてもおいしかった。

言葉の勉強

先ほどの、麵料理といいちまきといい、自分の言語表現の限界を感じさせるような魅力的な料理だったので、それを改善すべく料理に関する言葉を少し勉強してみることにした。ここでは、アッサムラクサの感想を述べるのに津合えそうな言葉を例に取る。

  1. 酸辣 (suānlà): 「酸辣」は酸っぱくて辛いという意味です。アッサムラクサの特徴的なタマリンドの酸味とスパイスの辛味を表現します。

  2. 香 (xiāng): 「香」は香りが良いことを意味します。アッサムラクサに使われるハーブやスパイスの豊かな香りを表します。

  3. 鲜美 (xiānměi): 「鲜」はうま味があること、「美」は美味しいことを意味します。アッサムラクサの深い味わいと素材の新鮮さを表現します。

まとめると、アッサムラクサの味は、酸辣と香があって、鲜美が程よく、
結果としてさわやかな料理でであると表現できるだろうか。

なんだか逆にわかりずらくなったような気もする。

それはさておき、日本語で料理を評価するとき、最もよく使われる形容詞は「おいしい」だろう。食レポでは、9割はそれを使う。(個人な感覚です)
「美味しい」だけでも、ふつうの食レポには困らないかもしれないが、必要な時がきたら、こういう海外の言葉も使ってみようと思った。
味の絶妙なニュアンスを伝えるには、便利な表現だと思う。
もちろん食レポに使えそうな外国の言葉は、これ以外にも、様々あるから、帰国したらもう少し勉強してみることにする。

まとめ

今までの事を、手短にまとめる

  • チェーン店は避けよ。

  • 人の多い店はうまい

  • 言葉を知るともっとおいしい。

以上が、僕の感想である。

ここまで、読んでくださりありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?