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『言霊学事始』のこと。


もう、10年も前になるが、故七澤賢治先生に師事し、一般社団法人白川学館で事務局の仕事をしていた。

その頃に、『日本歯科新聞』2016年(平成28年)1月1日号で「『言霊学』に宿る神秘」が掲載された。

七澤賢治先生と七澤久子先生へのインタビューや『言霊学』が、全国の歯科関係者に伝えられたのだ。

業界紙とはいえ、新聞の元旦のトップに、『言霊』に関する特集がくまれるとは、驚きだった。何かが変わると予感した。

七澤賢治先生は、新聞社に依頼し、その元旦号をたくさんの部数購入なされ、一般社団法人白川学館・株式会社七沢研究所・ロゴストロン株式会社の縁ある方々に配った。1月の発送作業は大変だったが、やりがいがあふれていて楽しかった。

禁止されているはずなのだが、NHKも『言霊』について触れられるようになった。

七澤賢治先生は、ご自分で出版社を作ると宣言され、「和の叡智」の普及を目的とした出版社『和器出版株式会社』が創設された。

私は、一般社団法人白川学館の事務を離れ、その新たな出版社の販売部長になる予定だった。

それがなんと、話が一転し、代表取締役を仰せつかった。

本の販売は、経験値があったが、経営となると、さあ大変。
正直てんてこまいだった。

いきなり大手取次との取引は難しく、地道に良書を普及させている八木書店さんと口座を開設した。かつての書店員時代の友人Kさんのおかげだった。

和器出版の処女作ともいうべき山腰明將著『言霊学事始 山腰明將講演録『言霊』から始まる新言霊学宣言』は、2016年(平成28年)4月に発売されたが、発売そうそうにアマゾンの【神道】部門で一位となった。

うれしかった。一部のマニアにしか理解されていなかった『言霊』が、大衆向けに、世に解き放たれたのだから。ゴールデンウイークにたくさんの発送を行った。10年の書店実務経験者は、いくつになっても、本が売れるとハッピーなのだ、とつくづく思った。

★『言霊学事始 山腰明將講演録『言霊』から始まる新言霊学宣言
★著者:山腰明將・小笠原孝次七沢賢治・大野靖志
★発行:和器出版(HP 言霊学事始 山腰明將講演録『言霊』から始まる新言霊学宣言 )





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