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昆虫【アメンボ】の英単語・特徴などを紹介します

この記事では昆虫のアメンボに関連した英単語・特徴などを紹介していきます。

アメンボに関する情報

アメンボは昆虫綱半翅目アメンボの総称になります。

アメンボの漢字は結構意外性があります。アメンボの[アメ]は「雨(rain)」と思われている方が多いかもしれません。実は書いている僕も知りませんでした。
アメンボは体の中心にある臭腺(しゅうせん)から飴(あめ)のような甘い臭いが出ると言われています。また、アメンボの[ボ]は「坊」と書きます。そのようなことから、[アメンボ]は漢字で「飴坊」と書きます。
その他に「水黽」、「水馬」と書かれることもあります。

アメンボの英単語

アメンボを英単語で表すと pond skaterwater strider など、いろいろあります。

pond skater は日本語ぽく表すと「ポンドスケーター」となります。pondは「池」のことを表し、skaterは「スケートをする人」となります。この skaterは冬季オリンピックでメダルを取ったフィギュアスケートと同じなんです。
つまり、「池の上をスケートのように移動する昆虫」って意味になるんですよ。

water strider は日本語ぽく表すと「ワァラストライダー」となります。waterは「水」のことを表し、striderは「大股に歩く人」となります。なお、strider は stride「大股に歩く」を名詞化した単語となりますよ。
つまり、「水の上を大股で歩く昆虫」って意味になるんですよ。

英単語は少し違っても同じ意味になるんですね。

アメンボのあれこれ

①アメンボの大きさ

アメンボは意外と小さく体長が3~30㎜くらいです。雨のときには結構飛んでいるイメージのある昆虫ですが、意外と目立ちにくいのかもしれないです。

②アメンボが水の上で活動できる理由

アメンボが水の上で活動できることを紹介してきましたが、その理由について知らない方が多いかもしれないですね。
まず水のことについて書いていきます。水には表面張力(英語:surface tension )が働くことをご存知でしょうか。水をコップいっぱいに入れても少しだけ膨らんで残ることがありますよね。これを「表面張力」といいます。ここから少し化学(chemistry)の話に逸れますが、水は分子式でH2Oと書きますが、水の分子同士の結合が強いことから、水の分子が集まろうとすることでコップからあふれるギリギリのところで表面積が小さくなろうとすることで、少し膨らんだような状態になるんですね。

ここからはアメンボの特徴について書いていきます。
アメンボの足(後足と中足)には繊毛と言われる小さな毛が生えていて、その部分から油を分泌しています。水と油が混ざることはないので、水面とアメンボから分泌される油の反発力によってアメンボが水の上を動き回ることができるんですね。

③アメンボはどんな液体でも浮くことができる?

②では水の上に浮くことができることを紹介してきましたが、油の上ではどうでしょうか。
アメンボの足先から分泌されるのは油性なので、水とは事情が違って馴染んでしまいます。
また、油は水と比べると表面張力が弱いため、表面張力が弱い液体では浮くことができないんですよ。

洗剤を入れた水だと水の上を動くことができそうですが、洗剤を入れたことでアメンボの足から分泌される油を取り込んでしまうので、この場合には表面張力の作用は関係なくアメンボが動けなくなってしまうんですね。

まとめ

どんな液体でもすいすいと水の上を動き回れると思っていたアメンボも油の上では動けなくなってしまうのは意外と驚きです。
アメンボが水の上で生活できているのは自然の摂理なのかもしれません。

次回も昆虫に関する英単語を元に昆虫のことについて深めた記事をアップしたいと思います。


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