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Vol.10 「ミーニング・ノート」とスティーブ・ジョブズの方法論

こんにちは、金風舎です!

 今回は、2019年10月に弊社より発売した「ミーニング・ノート 1日3つ、チャンスを書くと進む道が見えてくる」を、かの有名なAppleの創業者スティーブ・ジョブズの方法論に拠ってご紹介いたします!

「ミーニング・ノート」とはなんぞや?

 弊社より好評発売中のノート術ガイド「ミーニング・ノート」。そこんじょそこらの自己肯定感ノートとはモノが違います。

●1日3つ、チャンスをノートに書く
●ノートに書いたチャンスを見返す

「ミーニング・ノート」で必要なのは、このシンプルな行動だけ。

 今は価値観が多様化して人生の選択肢が多く、時代の変化も早い。そんな中で、生き方やキャリアに対して迷いや不安を抱えている人が増えています。
このような先が見えにくい時代には、無理に目標を設定することや、ロールモデルを見つけて真似するやり方は通用しません。それよりも「今、目の前で起きている出来事に対してどう意味づけるか」という「意味づけ力」を育てる方法をお伝えするものです。

詳しくはこちらの記事からどうぞ。

さてこの「ミーニング・ノート」、かのスティーブ・ジョブズの方法論"Connecting the dots"を意図的に引き起こせる可能性を秘めています。

"Connecting the dots"

 スティーブ・ジョブズが2005年にスタンフォード大学の卒業式に招かれた際に演説の中で用いた表現です。(Youtube)

You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards.
将来を見据えて、点(出来事)と点(出来事)を結びつけることはできません。後で振り返って見たときにしか、点と点を結びつけることはできないのです。

So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.
だから、あなたが方は、とにかく点と点が将来、結びつくことを信じなくてはなりません。

You have to trust in something――
your gut, destiny, life, karma, whatever
自分の直観、運命、人生、カルマ、たとえそれが何であれ、信じなくてはならないのです。

Because the believing the dots will connect down the road, it gives you confidence to follow your heart.
なぜなら、点と点が将来結びつき、道を切り開くと信じることは、自分の心に従う自信をあなたにもたらすからです。

Even it leads you off the well-worn path. And that will make all the difference.
たとえそのせいで、あなたが多くの人が通る道から外れるとしても、それこそが大きな違いをもたらすのです。

 これはジョブズ自身がMacintoshを開発した際の経験に基づいているモノです。

  私はセリフとサンセリフの書体、文字の組み合わせでスペースの量を変えることについて、タイポグラフィを偉大にすることにについて学んだ。それは美しく、歴史的価値があり、科学がとらえることのできない芸術的な微妙さを備えていた。私はそれに魅力を感じたのだ。
当時、自分の人生のなかでこれが実際に役立つとは思いもしませんでした。しかし10年後、最初のMacintoshをデザインしているとき、ふと全てが蘇ってきたのです。私達はその全てをMacに詰め込みました。Macは美しい書体を有した初めてのコンピュータになったのです。
もし、私が大学であの授業に飛び入りしていなかったら、Macには多数の書体も、字体間を一定幅にする機能もなかったでしょう。そしてWindowsはMacを単にコピーしたものなので、パソコンがこういった特徴を持つことはなかったかも知れません。もし、大学をドロップアウトしなかったら、カリグラフィーのクラスには参加することもなく、パーソナルコンピュータが今あるような美しい書体を持つことはなかったでしょう。

 当時Windowsにはない均整の取れた美しいフォントを武器に躍進したMacintoshの開発秘話として知る人ぞ知るこの話。

 ジョブズ自身も語るように、"Connecting the dots"は「人生の出来事(=点)の繋がりや意味は後から振り返って初めて実感するモノである。だからこそ点と点がつながると強く信じて日々を過ごさねばならない」といった方法論だと解釈されています。

 人生いろいろなことが起きるし、その中には一見あなたの将来にまるで関係なさそうなことがいっぱいあるけども、何があなたの人生を変えるのかは今はわからないのだから、なんでも感性豊かに受け止めることが大事なんだよ!方法はよくわからないけどみんな頑張って!という風に引用されますね。

…普通は。

点と点を先取りで繋げよう

 世の中の大半の人はGAFAの一画を成す企業を創立した実業家ではないので学生時代に感じた些細なチャンスを10年20年経って思い出す、ビジネスに昇華させるなんて芸当はおいそれとできたものではございません。

忘れてしまうのですよね。昨日の食事や学生時代の思い出、Twitterを見ながら思いついた面白いネタ。大半の方々は日々の出来事を記憶の奥底に埋めてしまいがち。ふとした拍子に思い出すのでさえ至難の技です。

そこで出てくるのが「ミーニング・ノート」。

日々のチャンスを記録する。一週間ごとにそれらを見返してチャンス事のつながりや気づきを記録していく。 

出来事(=点)を後からはっきり見返せるように記録しておく。一週間という短い周期でその繋がりを確認していく。何だったら繋がりの先を予測できるようになる。

「ミーニング・ノート」はジョブズの”Connecting the dots”の最適かつ無理のない実践方法を紹介しています。

「ミーニング・ノート」の具体的な実践方法は過去バックナンバーをご覧ください。第二第三のジョブズが求められるこの現代に、あなたも飛び入ってみましょう。


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