マガジンのカバー画像

次世代の教科書

33
”先行き不透明な時代を生きるすべての人達へ” 金風舎の新しい電子書籍シリーズ「次世代の教科書」のnoteブログです。 毎週、編集部の思いや本づくりの裏側をお届けします。
運営しているクリエイター

記事一覧

当たり前を疑う。当たり前を取り戻す。

『高校生と考える 21世紀の突破口』という本が面白い。 哲学、文化人類学、情報学、料理研究…

金風舎
1か月前
2

ありのままを認めるために。

不登校の小中学生が過去最多を更新した。 それに比例してか、いじめの件数も増えているらしい…

金風舎
1か月前
2

本のなかには人がいる。

本という字の成り立ちを紐解いてみる。 「語源由来辞典」というサイトによれば、本は「木の根…

金風舎
2か月前
8

「どっちつかず」な人間こそが面白い

あなたは、自分のことを文系だと思いますか。理系だと思いますか。 良くも悪くも、日本ではこ…

金風舎
2か月前
1

人生に必要な本は、たぶんたった1冊だけです。

年齢を重ねるにつれて、明らかに読書のペースが遅くなった。 読みたい本はいっぱいあるのに、…

金風舎
2か月前
5

宇宙をつくりかえるための読書

学校や職場でうまく人間関係が築けない。 かといって家に帰っても、家族とうまくいかない。 そ…

金風舎
2か月前
3

「めんどくさい読書」をしよう。

ネットでほぼなんでも情報が得られるようなこの時代に、本を作る意味はなんだろう。 AIがたいていのことに答えを与えてくれそうなこれからの時代に、読書という営みはどこまで必要なものだろう。 読書は、多くの人にとってかなり「めんどくさい」ものだ。 何万字という文章をただ読むのでさえ時間と労力がかかるのに、さらに本は私たちに頭の痛くなるような様々な難問や問題提起を投げかけてくる。 いままで正しいと思っていたものは、本当に正しいのか。 これから私たちは何を学んでいくべきなのか。

霧のなか、だれかの足音に勇気づけられる。

「変化についていけない」とだれかが言う。 「先行きが見えない」とだれもが言う。 みんな、未…

金風舎
3か月前
1

矛盾と一貫性のなさこそ、未来への希望。

これから話すことは、「次世代の教科書」なんてお堅い名前を冠したメディアの編集長が言っては…

金風舎
3か月前

「じつは知らなかったこと」への旅

TOK(Theory Of Knowledge)という言葉がある。 国際バカロレアのカリキュラムで大事にされて…

金風舎
4か月前
1

わからないことが面白い、という未来。

こんな記事を読んだ。 「はい、論破!」と相手を言い負かすことで一定の快感が得られてしまう…

金風舎
4か月前
2

「忙しさに翻弄されて小パニック状態」のときにどうするか?

最近、忙しい忙しいとばかり言っている気がする。 それはたいてい、仕事に恵まれていることか…

金風舎
4か月前

「優等生」から抜け出したい人のための本を作ります。

みなさんは、自分のことを優等生だと思うだろうか? 「いや、劣等生です」と面と向かって言え…

金風舎
4か月前

「知らない」と言う勇気。

無知の知という言葉が好きだ。 古代ギリシアの哲学者、アリストテレスは「自分は真実について何も知らない」ということを認識できている人間こそが唯一本当の賢者だと言った。 何かを知ったフリ、わかったフリで偉そうに振る舞う人間に嫌気が差していたのだろう。 そんな調子で、当時の偉い学者先生たちに喧嘩をふっかけていった挙げ句に彼は死刑にされてしまった。 この話の教訓は、喧嘩もほどほどにしとけよということではなく、「知らないことを知らないという勇気」について、人間が何千年も課題にして