「知らない」と言う勇気。
無知の知という言葉が好きだ。
古代ギリシアの哲学者、アリストテレスは「自分は真実について何も知らない」ということを認識できている人間こそが唯一本当の賢者だと言った。
何かを知ったフリ、わかったフリで偉そうに振る舞う人間に嫌気が差していたのだろう。
そんな調子で、当時の偉い学者先生たちに喧嘩をふっかけていった挙げ句に彼は死刑にされてしまった。
この話の教訓は、喧嘩もほどほどにしとけよということではなく、「知らないことを知らないという勇気」について、人間が何千年も課題にして