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広島湾岸トレイルランエントリーだん

9月に開催される広島湾岸トレイルランにエントリーしました。
カテゴリーMのレースに出て完走経験を増やしたいという2022年の計画にしたがって(むしろ忠実に従い過ぎて)SSシーズンに3レースも詰め込んでしまい、次のFWシーズンにも同カテゴリで実績を積むか、1ランク上げてチャレンジするか決めきれないでいました。走ってみたい山、参加してみたいレースならたくさんあってとても悩ましい。
そんな折に「広島湾岸、2022こそやるらしい」の報せがビビッと目を引いた格好です。

今回はエントリー前に行った思考整理ついでのメモを下敷きにして、レースに向けたプランニングについて書いてみます。備えに備えてビリを獲ってしまうようなあたしと同じエントリー層の方にとって、大きなチャレンジ企てる時の参考になればいいなと。

目標設定

コース概要は108K 6900m+とあり、プロファイルを見る限りだと300~800メーターupを何度も繰り返す、里山(というにはちょっとハード目の)ジグザグ系のかなりタフなレースのよう。
ゴールタイムを予測するために、簡単なコース研究と現状の走力を突き合せて暫定的なタイムチャートを作った。(関門時刻が発表されてないようなので)仮定なりにもタイムチャートを作ると、完走できそうかどうか占うことが出来るし、足りないものが何なのか浮き彫りになるし、何より楽しみが増えて気合が入る。レースはエントリー前から始まってる。
今回のコースを27.5h~30hで、かつ怪我・故障なしのノーダメージで楽しんでゴールすることを目標に設定した。

単にこういう作業が好きなだけという説も

自己分析

広島湾岸のコースと、思い描く理想のゴール像に対して自分自身がどれだけフィットしているのかについて考えた。

距離の長さ、レースのボリュームに対する適応度 ☆☆☆★★
km-effort的な考え方をすると、これまで100程度のレースやプライベートイベントなら複数経験してきた。なので、170相当の広島湾岸に対する適応度は60%くらいだと目算。ターゲットの6割近いボリュームを経験できているのは、十分ではないけどなかなか有意義だろう。100から更に70を積み重ねる疲労度がどれほどなのか読みきれないのは不安材料だけど、ビッグチャレンジはいつだってそうだ。

累積標高、レースの強度に対する適応度 ☆☆★★★
問題はこっちだ。6900mも登ったことはないし、登りの回数の多さもすごく気になる。6割相当の4000だって超えたことないし、「そのあたりに壁がありますよ〜累積4000未満と以上じゃガラっと違うよw」と友人に脅された記憶も生々しい。個人的にだいたい半分強までは経験しとかないと落ち着かない。とにかく、量と回数をこなすくらいしか打開方法が見当たらない。

課題への対策

レースまでの残り15週間を使ってボリューム、強度、それぞれ☆1個、☆2個ほど上積みしたい。そのための方法について考えた。

ボリュームへの適応
「走力」について俯瞰的に考えると、というか考えるまでもなく、まず太ってるのをどうにかしないといけない。ハンディキャップ過ぎるデブ過ぎる。3kgおとして70kgまで戻す。must do it、そんな言い方あるのか知らんけどとにかくこれは至上命題だ。
体重の18%前後あるらしい脂肪量から3kg21000kcalを削り取る、その過程で取り組むトレーニングで走力の底上げをねらう。
まず、筋量と基礎代謝をあげるためにジム通いの習慣付けを強化する。下半身の大きな筋肉をメインにストレングスメニューに取り組む。
毎週のマイレージは現状維持で、50~70km程度にコントロールする。幸いなことに毎週のように何かしらプライベートレースや練習会、レースの予定が入っている。すべてが本番で、全てが広島湾岸につながる。
普段のランニングは、脂質代謝を狙ってHRを有酸素ゾーンに縛る。 週1で登る稲佐山のヒルクライムジョグで、心拍数を160まで上げるだけにしよう。スピ練はやってみたいけど取り入れない。そもそも怠惰な豚にそんな権利は無いのだ(ブヒィ)。

強度への適応
週末のレースやロングトレイルで、累積を一発で稼ぐ機会を練習ととらえる
。これに加えて7月に脊振全山(夏季は金山折り返しだそうだけど)に挑戦。猛者の巣窟に見えてしまい敬遠していた練習会だけど、とうとう首を突っ込んでしまった。ああ怖い。
普段のランニングでも週マイレージの3%を目標に坂道のコースを積極的に選びたい。稲佐山や鍋冠山、幸いなことに長崎市内は登る場所に事欠かない。これで週2000〜2500mは登れるだろうけど、対策として足りてるんだろうか。やっぱり不安だ!強度の高い坂練などやってみたい気持ちはすごく強いのだけど前述の理由により今回は取り組まない。(ブヒィ!)

その他オプション
20時間を超えて行動したことがないので、前段の脊振全山に加えて自主企画の長時間行動練をやれたらいいなとぼんやり思い描いている。夜間走対策・暑熱対策を絡めて長崎市内を徘徊&低山ハイクみたいな感じで企画できたらそれ単体でも楽しめそう。盆明けあたりに計画しよう。

大事なのはそもそもの部分

ここまでフィジカル的なことに目を向けて言及しているけど、こういう大きなチャレンジにあたってはそもそもの動機やメンタルの部分を大事にしたい。フィニッシュラインまで自分の身体を運んでくれるのはそういうものだし、それを自分の強みにしていきたい。

ぶっちゃけた言い方をすると、チャレンジできる身体と場が揃っているのにスルーして見送るなんて勿体ない!という気持ちで、たまたま目の前にあった広島湾岸へのエントリーを決めた、みたいなのは否定しきれない。
2年以上も前から企画準備されながら未だ開催に至っていない初物であること。1000人規模が参加するレースは未体験であること。そんなところにグッときたのは確かだけれど、広島湾岸トレイルを走ってみたい動機はまだ弱い。
コースのことを調べながら、レース中に巡る山やお寺や景観スポットのことを知ろう。SNSを通じて現地の方や同じレースに挑戦する方との交流もしたいし、前日やレース後の温泉やグルメだって調査の手は抜けない。ドライブマイカーのロケ地巡りしたいけどそんな余裕あるだろうか...。

ここからあちこち掘って興味を持って、楽しみを見つけられたらいいなと思う。

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