「飲まなきゃやってらんねぇ」普段づかいのタピオカ
あ〜あ。飲まなきゃやってらんねぇ。
って思うこと、ありますよね。
私もあります。高校生のときもありました。
え? 高校生? 未成年じゃ……?
と思った方、安心してください。
私は、周りにどんなに勧められても20歳を迎えるまで一滴もお酒を飲まなかった法律遵守系優等生なので、もちろん学校帰りに「缶ビール片手にプハー」みたいなことはしていません笑
例えば、授業で爆睡し、熱血教師に目をつけられた日。例えば、数学で赤点を取って補習になった日。例えば、やることなすこと上手くいかなかった日。
そんな日の帰り道に「飲まなきゃやってらんねぇ」と私が立ち寄る場所は、決まって駅前のタピオカ屋でした。
タピオカといえば、一時期は大流行し今では少し落ち着いた感じがありますよね。キラキラJKが飲んでるもの、みたいな。みんなでキャッキャしながら飲むもの、みたいな。
キラキラJKの欠片もない女子高生だった私は、キラキラの欠片もなくひとりでタピオカを飲み、プハーっとしていました笑
そんな、ひとりタピオカの楽しみを教えてくれたのは、高校時代の友人。
「タピオカは友人と連れ立ってキャッキャしながら飲むもの」と刷り込まれていた私は、ひとりで立ち寄ってもいいものなんだ!と目からウロコでした笑
その子はいつも抹茶ミルクのミルク多めに全糖という、最大限甘いであろうタピオカを飲んでたなぁ。
友人にひとりタピオカの楽しみを教わった私は、いつしか学校帰りにタピオカで一杯ひっかけることが習慣になっていました。
私も友人に倣って、たいてい頼むのは抹茶ミルク。選べる甘さは、普段は半糖。本当に疲れた日や頑張った日は全糖。甘さやトッピングを自分好みにカスタムするのもタピオカの醍醐味ですよね。
上手くいかない日。なんだか疲れた日。驚く程に甘い液体と、モチモチとしたタピオカの食感が、幾度私を癒してくれたことでしょう。
ラーメン一杯分のカロリーがあるとかないとか、そんなことはどうでも良くて、そこには確かにタピオカ一杯分の幸せがありました。
みんなでワイワイ飲むのも楽しいけれど、ひとりでこの幸せを噛み締めるのもいい。
「ひとり飲み」の楽しさを私に教えてくれたのは、タピオカだったのかもしれません。
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