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ホステスさんの着付けを始めた時のこと②

ほぼ素人が夜の街での着付けの仕事を始めたばかりの時のことを書きました。

続きです。当時を思いだすために書きたいと思います。

着付け教室でただ他装をひと通り習っただけの私は現場では全く役立たず。
お客様に「チェンジ」を言い渡されることもありました(:_;)
実力を過信していた訳ではありません。
私はまだ無理なのでアシスタントで…とひっこんでいたかったのですが、どんどんお客様が来店されるのでやらざるを得なくなったという感じでのデビューでした(^_^;)

昼間はひとりでボディ相手にもくもくと訪問着、二重太鼓の結び方の練習をしました。ひたすらに。というのも二重太鼓の手順すらあやしかったので。
ボディと人の身体って違うよね、という以前の問題だったのです。おそろしい、、
(私が不出来なだけで、習っていた着付け教室が悪いという訳ではありません。)
この反復練習はとても役に立ったなと後からでも思います。何度も繰り返していると、出来なかったことが出来る、見えなかったところが見える瞬間がありました。

でもこのままではいけないので自宅に近い今までの教室ではなく職場に近い教室を探して出勤前に通うことにしました。

他装専門のコース。月ごとに振袖、留袖、袴、浴衣、半巾帯、補正…などとテーマが決められていて、どの月からでも通い始めることができたので決めました。こちらの先生はとてもシンプルに手順を教えてくださってびっくりしました。とにかく余計なことはしない。他装経験者の方もいらっしゃいましたがもともとのやり方はいったん横においといて先生のおっしゃるように手を動かします。これがなかなか、混乱してたいへん。補正から異なっていてまた一から勉強し直しで。いったん癖がついてしまうと変えるのが難しい、ということを痛感しました。

最初に教えて頂いた先生とどちらがよい、というのはありません。ただただ先生によってこんなに違うのかと驚いたし、戸惑いました。まあ、どちらかといえば最初に端的に教えて頂ける先生に習いたかったと当時は思っていました。物覚えが悪い方なので… 
今でも課題としている「手数を少なく」というのはこちらの先生から教えて頂いた大きなことのひとつだと思います。

こちらの教室には約1年間通いました。毎回同じ生徒さんが来ているわけではない、ということと人見知りがわざわいして1年いたのに着付け友達はひとりもできませんでした…(:_;) が、先生にお願いしてお店の着付けを手伝って頂ける別コースの生徒さんをご紹介いただき、夏の繁忙期などとても支えて頂きました。そのご縁は繋がって今でもお助けくださり、また同業の仲間ということで心強く感じています。

その他にも現役の着付け師さんに単発で習いに行ったりもしました。
当時のことってあまり詳細には覚えてないのですが、着付けだけでなくお店の業務とともにわちゃわちゃしてたのでしょう。必死だったのかな。
また少しずつ思い出したら書き加えたいと思います。




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