見出し画像

【知床女一人旅】vol3 知床岬観光船乗船! 情報編

知床観光船、基本情報

今回の知床紀行の目的は「知床岬」でした。
陸路で行くのは超ハードなので、一般人であるわたしは観光船に乗るしかない。

ということで、今回の知床旅の第一目的は観光船!とはいえ、知床岬に海路から上陸することは禁止されているので、「知床岬を見るだけ」なんですけどね。
夢は「知床岬まで陸路で行く!!」です。

※ 記事の最後に「知床観光船乗るなら、ここをチェック項目!」がありますので、乗船予定の方はぜひ見てくださいね。

今回お願いしたのはゴジラ観光さん。観光船は事前に予約を取りました。オンラインで予約が取れるので便利な世の中ですね(電話もOK
知床の観光船は「予約をした順番に乗船」です。もちろん、
乗船した順番に座りたい席に座りやすくなります。
少しでもいい席を取りたければ、ご予約はお早めにとることをお勧めします!
(どんなお席がいいか?は後ほどご紹介しますね

今回はまだ夏休みも始まっていなかったので乗船者数も少なくて(それでも20名は越していました)景色も見やすかったのですが、込んでいる時期だと景色がちょっと見づらいお席もあるかも?
どうせ乗るのなら、早めの予約!ですよ~。

ちなみに予約時には「雨天のときはレインコート(貸し出しあり)を着て乗船するか、乗船を取りやめるか」の選択肢もありました。わたしは「レインコート着てでも、乗船!」派。

とはいえ、悪天候のときにはもちろん欠航です。
帰宅後、欠航もわりと多いと聞きました。欠航しないまでも、景色が霞んでよく見えないということもあるようです。こればかりは運。

が。
じつのところ、お天気はまったく心配していなかったのです。
「いい天気」の想定しかなく笑、果たして、当日はとても良いお天気。
むしろ、いい天気すぎて、日焼けが心配かも~なぐらいでした。

今回の乗船スタイルと持ち物は。
半袖のTシャツ&山登り用のパンツ。リュックの中に撥水のきくウインドブレーカー@ワークマン女子。そして、山登り用の帽子@顎ひも付き。
そして、しっかりと日やめ止め笑
あとからわかりましたが、このスタイルが大正解!

乗船30分前には事務所に集合です。

事務所に行くと、「ヒグマの目撃情報」が貼ってあり、見てみると案外みられるみたいです。
わたしの目的はくどいようですが、知床岬。ヒグマにはまったく興味がないのですが(食べる方は大好きですが)、こうやって「目撃情報」を見ると、せっかくなら見られるといいなぁと思ってしまうのは強欲な人の性というものでございます。

乗船者には無料で望遠鏡が貸してもらえます。
そして、事前に望遠鏡の練習タイムもありました。練習がてら、自分に望遠鏡を合わせておきます。
そのときには「そんなことをしなくても」なんて思いましたが、実際には練習しておいてよかった! 
今回はヒグマを見たのは二回。そのたびに「え?どこどこ???」状態で、望遠鏡の使い方の練習がものを言いました。みなさまも乗船されるときにはきちんとしっかり練習をしておいてくださいね。

船の上のスタッフさんも
「こういうときのための練習だったんですよ」
っておしゃってました笑

そして。
知床観光船といえば、数年前の痛ましい事故。
そのためでしょうか、有料ですが、いざというときに居場所をみつけてもらえるGPS発信機も貸してもらえました。
「これを使わなくてもいいよう、十分安全には配慮します!」
そんな心強いお言葉とともに、お守り代わりにお借りしました。
みたところ、ほぼ全員が借りていたようです。今後は乗船料に盛り込まれるもよう。

いろいろ手続きが終わったあと、徒歩で船まで向かいます。
先にも書きましたように、予約の順番に乗船します。

船の座席は室内とデッキ席。
お天気が悪くなければ、断然デッキ席がお勧めです!
お天気が悪い時には室内席が人気のようですが、お天気よければ絶対外!

乗船時、「デッキの左側がおすすめです!」のような案内もありました。
ちょっと予約に出遅れたわたしはがっつり左席にはなれませんでした……旅行紀行を書こうと思っている癖に詰めが甘い~。
「風が強いですが、船首側も景色がよく見えます」とのことでしたが、わたしがベンチのあるデッキ席をセレクトいたしました。

船には船長さんのほか、2名のスタッフさんが乗船。このスタッフさんたちの気配りが素敵で、途中途中お世話になりました。

乗船編へ続く。

知床観光船、チェック項目

(1)どの観光船がいい? 


観光船を運営している会社はいくつかあります。 航路はほぼ同じようなので、「どんな船がいいか?」で選ばれるといいかも?

 大きな船……揺れが少ない代わり、岸にはあまり近づけません。
 小さな船……岸に近づけて、野生の動物を見たいならこちら!
       ほぼ同じ航路なのに乗船時間が違うのは、
       船の速さのようです。

今回乗船したのは「ゴジラ観光」
 小さめの船で、岸にもかなり近くまで寄ってもらえました。
 スタッフさんのホスピタリティもよくて、大満足でした。

船酔いの心配さえなければ、わたしは小さいお舟のほうがいいかなぁと思いました。

(2)どのコースがいい?


 どの観光会社にもロングコーストとショートコースがありました。

ロングコース:約3時間
ショートコース:約1.5時間

 知床岬が見たいなら、ロングコース一択。どの会社も約3時間と長めですが、景色がよくてまったく退屈しないので、大丈夫かと思います。
運営会社によって若干時間が違うのは、船の速さ(おそらく復路にかかる時間の違い)ではないかと思います。
 ヒグマがよく見られる海岸もロングコースでしか行かないそうなので、野生のクマを見たい方もロングコースのほうがチャンスは多いです(必ず見られるわけではありません

ただ、岬近くは穏やかな天気の日でも風が強く、波も出るようです。酔いやすい方は要注意かもしれません。

(3)服装&持ち物

  乗船日は7月頭の快晴日。乗船時には半袖Tシャツ&登山用パンツ&登山用帽子&日焼け止めのアームカバーで。それでも暑いぐらい、出航してしまえば「風が気持ちいい~」でした。
 が、途中から海風にあたり続けて肌寒くなり、薄いウィンドウブレーカーを羽織りました。岬に近づくにつれて風が強くなり、それでも寒くなりましたので船の備品のベンチコートをお借りしました。
 船に防寒用の分厚いコートを借りられることを考慮すると、薄目の羽織ものを持っていくのがおすすめです。
 わたしはワークマンのコンパクトに収納できる撥水加工のあるものを持っていきました(ハイキングに使ってるもの
 そして、なによりおすすめなのは、「顎ひも付きの帽子」。
 特にデッキ席は日が当たります。帽子は必須。が、風で飛ばされやすいです。
「顎ひもってこういうときにためのものなのね」と意味もなく感動するぐらい、お役立ちでした。
 「自然の中でのアミューズメント、迷ったら登山用一択」という格言がわたしの中でできました笑

 3時間のロングコースでしたので、船内でおなかがすくといけないと思い、ペットボトルの水+シリアルバーを持っていきましたが、あっというまでまったく手を付けず。が、船内は荷物も置けますし、万が一の場合の非常食としてもお持ちいただいてもいいかもしれません。船内販売はなかったように記憶しています。

 乗船中、スマホでパシャパシャできますが、揺れるて落とす危険があるような方は、ストラップで首からかけておくことをおすすめします
←わたしはこれ

【おすすめのお持物】
 薄くて風を通さない羽織もの
 顎ひも付きの帽子
 サングラス
 半袖なら、アームカバー(日傘は無理です、念のため
 携帯ストラップ
 飲み物

(4)どの席がいい?

大前提として、船の進行方向に向かって右側。これは航路を見ていただければわかるかと思いますが、岸に対して左側を航行しますので、滝だのヒグマだのを見やすいのは右側(船を正面から見たとき左側)です。

スタッフさんの一押しも「デッキ席進行方向に向かって右」でした。

船首部分もかなり景色はいいのですが、風が強いので要注意。
わたしも短時間だけ(イルカが出没したとき)だけ船首に移動しましたが、そのあとデッキ席に戻りました。

航路としては往路は景色を見ながら、復路は岸から離れたところを一気に戻るスタイルがスタンダート。
行きは外席、帰りは室内の方も多かったです。

案外、大切だなと思ったのは、スピーカーの位置。
特に往路は船長さんがずっと解説をしてくださっていましたが、スピーカーより前の席だと聞き取りづらいのです(風が後ろに流れるため
「ヒグマがいた!」などの情報を聞き漏らさないようにしたい方は
「スピーカーより後ろ側」がいいかもしれません。

(5)揺れる? 酔い止めは必要?

 今回乗船した日はとても波が穏やかな日でした。なので、航路の大部分はあまり揺れませんでした。
 が、知床岬付近では風も強く、波も出ました。歩けないわけではないけれど、移動するのに注意が必要なぐらい。
 穏やかな日でも揺れましたので、そうでもない日はまあまあ揺れるかも? 乗り物に弱い方は酔い止めを服用されるといいかもしれません。
※わたしは乗り物に強いので、あまり参考にはならないかも?

(番外編)一人でも大丈夫?

 全然大丈夫! おひとり様お断りでもありません。
 もちろん?、まわりはお二人連れが多いのですが、わたし以外にも一人旅の方はいましたし、だーれもそんなことは気にしていません。わたしなんかより、景色に夢中です笑

「知床観光船」の旅動画はこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?