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単衣(ひとえ)向きの着物 白鷹お召と塩沢お召

こんにちは。
三寒四温という言葉がぴったりな季節になりましたね。
この季節になると、単衣(ひとえ)の着物を考えられている方も多いと思います。
単衣の着物とは、真夏(7月8月)ではない暑い時期に着る着物です。昔は6月と9月と言われていましたが、温暖化が進む現代では、4月~11月(7月8月を除く)に着るという方もいらっしゃるくらいです。

着物をつくったことがない方は、そんな先のものをなぜ今考えるだろうと不思議に思いますよね。新しく着物をつくっていただく際は、通常、反物を選んで仕立上がるまで3ヶ月ほどお時間をいただいています。

単衣の着物はお好きなものを選んでいただければ良いのですが、反物の織り方が単衣に向いているというものがあります。

小川屋では本日まで決算セールを行っていますが、今、単衣に向いている「白鷹(しらたか)お召」や「塩沢お召」がありますので少しご紹介します。

どちらも触った感触はサラッとして軽やかです。絹は感触がしっとりしているイメージがありますが、イメージをくつがえされます。
表面にしぼと言われる凸凹があり、サラッとしていて肌にピッタリとくっ付きにくいです。白鷹お召と塩沢お召は少し感触が違い、2つを比べると白鷹の方が少し柔らかく感じます。

今、小川屋には、<板じめ>の白鷹お召があります。残念ながら作る方が減り、希少と言われるお召です。多くの方に知っていただきたいと思うお品です。

書かせていただいたどちのお召も、糸、織り方、染めなど、お伝えしたい事は多々ありますが、それはまたの機会に。

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