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一竹辻が花が着物好きになった原点です

こんにちは。
先日、スマホを上に向けて桜の木を撮影してる方を見かけました。もうつぼみが付き始めているよと教えてもらった気がして、季節同様、気持ちもふんわりと温かくなりました。

そんな温かな春を色であらわすと、ピンクが浮かぶ方は多いのではないでしょうか。私もその一人です。色は何かを連想させたり、思い出を引き出させたりしますが、ピンクといえば、子供の頃に強烈な印象を受けた思い出があります。それが、着物を好きになる原点でした。

たぶん、中学生の頃だったと思います。テレビで、初代 久保田一竹先生 が一竹辻が花の技法を確立されるまでを追った番組を見ました。母が見ていて、たまたまそこに居たのでなんとなく見始めました。

「辻が花」復活にかけるパワーにも圧倒され、だんだんと見入っていました。そして、テレビに映った、ライトアップされた着物に心を奪われました。ズドーンと自分の中に何かが入ってきたような、強烈な印象を受けました。
数十年も前のことですので明確には覚えていないところもありますが、裾は紫、肩に向かって鮮やかなピンクへと変わっていきます。流れるように美しく鮮やかな複数の色、たくさんの繊細な模様、そして力強い存在感。その着物から目が離せませんでした。生まれて初めて、身にまとう物に対して「美しい」と感じました。

それから数年たって、成人式に何を着たいか聞かれた時に「一竹辻が花の振袖」と答えました。あまりにも強烈な印象でしたので、「一竹辻が花」という名前は覚えていました。残念ながら望みはかないませんでしたが。

大人になってわかりましたが、テレビで見た着物は、アートとしてつくられたものでした。海外でもアートとして認められることを知り、日本人として、とても嬉しく、誇らしく感じました。

「一竹辻が花」は私が着物好きとなった原点です。もし、あの時テレビを見ていなければ、着物好きではなかったかもしれません。私のように、出会った事で着物を好きになった方はたくさんいらっしゃると思います。

そして、最近、とてもうれしい事がありました。

二代 久保田一竹先生が、小川屋「春の特別ご招待会」にご来場くださることとになりました。

私、興奮しています。

先生の着用のお着物をご購入いただけるのはもちろん、作品も特別展示していただける予定です。
ご興味がある方も、ない方も、ぜひ見ていただきたいと心から思っております。

小川屋「春の特別ご招待会」へ行ってみようと思っていただけましたら、こちらからお問い合わせください。密をさけるため、ご来店日時を確認させていただいております。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

小川屋「春の特別ご招待会」
【開催日時】
2021年3月24日(水)~3月28日(日)
※VIPカード会員セールです。
 入会費・年会費無料。その場で即カード発行いたします。


晴れの日きもの専門店 小川屋
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