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おしゃれ着になる訪問着もあります

おはようございます。
今日の日中は春めいた陽気のようですね。春といえば桜が舞っている景色を思い浮かべます。そして、桜といえば卒業式や入学式をふと思い出します。
残念ながら、最近は着物で参加されている親御さんを数名しか見かけませんが、私が小学生の頃は、訪問着に羽織を着た親御さんがもっと多くいらっしゃいました。

訪問着といえば、お祝ごとのような晴れの日に着るフォーマルな着物というイメージですよね。正直、古めかしいイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。私も最初はそんなイメージでした。

しかし、呉服屋に入って、訪問着がおしゃれ着に見えとても驚きました。

淡い色だけではなく、藍色や紫など濃いめの色や鮮やかな色もあります。柄もお花や幾何学的などモダンなものも。柄の配置も、カジュアル着物の代表である小紋に近いものもあります。帯を洒落帯にすれば、レストランや観劇など、いつもよりおしゃれしたい時にピッタリです。フォーマルだけにとどめておくのはもったいない着物です。

伝統的な縁起の良い美しい絵柄を描いた、はんなりとした訪問着も私は好きです。こんな訪問着を着ると、自分もはんなりとした女性になった気分になり、物を取ったり、振り向いたりといった、ふとした所作も自然と変わってきます。素敵な着物です。

訪問着は、日常を忘れ、艶やかな自分にしてくれる着物だと思います。見るだけでもそんな気分を味わえます。
気負わず呉服屋さんへ行ってみてください。そして味わってください。

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