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写真でわかる着物の畳み方(おおよそ0.75畳編)

お部屋の中に2畳何もない空間はありますか?
私はありません!
物を退かせばありますが、わざわざどかすのも少々手間です。
が、着物を畳むときに全部広げると2畳は使います↓

ですので、今回は、自分が座る場所+着物を畳む場所で0.75畳ほどあれば畳める方法をお伝えいたします。

今回は正座をしていますが、この方法なら工夫次第で机の上でもOK。
前回のたたみ方の記事と同じように写真手前に私(畳む人)、写真の左側に頭、右側に裾という状態でやります。

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まず、膝の上に裾から畳みます
とはいえ、畳み方は?!となりますので、↓に前回のものから写真をまとめてあります。

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①広げて
体の横にくる縫い目できっちり折って
③分かりにくいのですが、着たときに体の前に来る縫い目で折り返します。
④折り返したところと同じ形の反対側の部分を重ねます
⑤(横から見た図)ここも縫い目をもって持ち上げて
⑥体の横の縫い目同士を合わせて、背中の縫い目で半分にします。

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畳んだ後の図を横から見るとこんな感じ。

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そうしたら、少しずらして上の方も同じ畳み方をします。
畳んだ場所は折り目が崩れないようにくるっと丸めます

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どんどん上に上がっていきます。
ここで着物を綺麗に重ねるように意識するとやりやすいかも?

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そして袖、振袖なので、「袖の長さ=衿から丸めた端っこ」の長さになるくらいまで折ります。

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で、〇の部分を持って、掛布団と毛布を同時に整えるときのようにフワッと持ち上げて、袖を着物の下に入れます。
これが訪問着など袖が短いものだと、振袖よりも簡単です。

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反対の袖も折って、この写真の図で行くと
左 袖
体部分
右 袖
 ̄床 ̄
という状態にします。

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で、次にぐしゃっとなっている衿元を整えます。

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うっすらと残っている折り目に沿わせて衿の形を作ります。
衿の真ん中部分に折り目が来るようにします。
端っこ同士をあわせると綺麗にいきます。

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手前の折ってあったところにぴったり合わせるように重ねます。
そして、袖の部分も重ねて、衿元も落ち着かせたら…

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軽く折り返します。
この時、袖の部分と衿の部分が落ちないように注意してください。

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〇を付けたあたりをしっかり持ちます。
手前側は袖と体部分の合計4枚、奥の部分は袖と衿元で合計3枚。
上のラインを一直線に整えて力を籠めるよりは、洗濯ばさみな気分で。

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ズアッと立ちます。
正絹の着物、特に振袖だと少々重たいです。
立ち上がることで、裾の方まで重みでまっすぐ伸びます
同時に、しっかり押さえてないと畳んだものが台無しになってしまいます!気を付けてくださいね!!

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そして最後は裾からゆっくり半分に。
不安な方はこのときに重なりがずれていないかを確認してみてください。
意外と上から撫でるだけでもシワは分かりやすいです。
振袖だと袖が少々ずれやすいので、ご注意くださいませ。

浴衣も同じ畳み方ができます。
ぜひぜひこれから来る夏にも活用してくださいね!

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