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しょうこの着物と歴史の万華鏡
2021年9月12日 19:05
襟(衣紋)を抜いて、おはしょりを作ってという今の着物スタイルが大体出来上がったのはいつ頃か、ご存じでしょうか。実は江戸時代。八代将軍吉宗の頃の事です。平安時代以降、女性の髪形は垂れ髪と言って、結いあげていませんでした。着物の形も、鎌倉時代以降は今の形とは違って身幅(横幅)が広い対丈(※)の小袖(着物)を、ゆるーっと身にまとう感じでした。身分の高い武家の女性はその