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18歳、人生で初めてブリーチして髪を染める

雑記。

高校を卒業し大学生や専門学生になった多くのティーンエイジャーの内、一部はオシャレのために髪を染め出すことだろう。かくいう私もその1人であり、去年の9月頃に髪を焦茶色に染めた。最初はブリーチなしで紫色にするなどという無謀にも程があるリクエストを初対面の美容師さんに送ったのだが、「そもそも紫はブリーチ必須ですよ」と仰られたことにより見事に玉砕し、とりあえず初回だからという理由で焦茶色に染めたのだった。

そこから約4ヶ月が経過し……私の中で「あ、また髪染めてみようかな」という思いが燻り始めてきたのである。ちょうど学校も終わりが近づき、さらに近々友人たちと名古屋へ旅行に行くという予定を立てていた。従ってその時までにイメチェン(?)してみたいということで髪をまた違う色へ染めてみたくなった次第だ。

しかしそう決心したはいいものの、その頃は驚くほどに空いてる日がなかった。何せ旅行の前には私が出演するミュージカルの合宿練習があり、その前にも授業(最終日であるため時間も非常に長い)があり……そんな訳で約1週間ほど予定が朝から晩までギッチリな日が続いていたのである。だが奇跡的というべきか、その次の日はバイトが休みの日だったのである(単純にシフトを出すのを忘れていた)。「優柔不断の王(自称)」として名を馳せる私には珍しく、即断即決で美容院の予約を行ったのであった。

高校を卒業してから、私は何気に髪を染めることを夢見ていた。中でも私が試してみたかった色はネイビー(濃紺とも言う。つまり暗めの青である)だった。しかし暗い色とは言えどブリーチはしなければならないと言うことだったので、多少お金はかかるがブリーチの予約をした(更に言えば青色は髪色の中でも色落ちしやすい部類に入るのだという……だが色が落ちて金髪っぽくなったとしても、それはそれで……という感じではあったのであまり気にしてはいない)。

という訳で、約3時間弱の時を経てようやく完成。髪は見事なネイビーへと染まっていた(ヘッダー参照)。光が当たると青く見え、逆に暗い所だと黒く見え……まさに私の想像していた通りの色になっていた。大満足である。しかしここからがヘアカラーをした者に課せられた使命と言えよう……一晩髪を洗ってはならない、という試練が私の前に立ち塞がってきたのであった。加えてスタイリストさんがワックスを付けてセットしたので(当然、同意済)、ワックスがついたカッチカチの髪を放置したまま次の日を過ごすことになった。極力髪を濡らさぬよう気を配りながら入る風呂がこれほど気持ち悪いものだっただろうか……と痛感したのは鮮明に覚えている。

ところで、次の日は通常通り授業があり、その放課後は高校の友人たちと集まる予定があったため、早速お披露目会となったのであった。専門学校の友人からは「似合ってる」と好感触であり、「染めてよかった〜〜〜」とウハウハ気分で有頂天な私……を容赦無くフルボッコにしてきたのが高校の友人たちだった。開口一番に「ダッサ……」と呟かれ、「顔の色と髪の色が釣り合ってない」と冷静な分析をされ……彼らとはカラオケに行く予定を立てていたのだが、かなりショックが大きく最初は気は気じゃなかったのを覚えている(とはいえ、彼らが別にファッションに精通している訳でもないのであまり真に受けてはいない)。

さて、明日で髪を染めて2週間が経過するのだが、やはり流石に色落ちしてきたのか髪が若干緑色に変色しつつある。ミュージカルの本番ギリギリまでは染めずにいるつもりだが、それでもネイビーカラーが短命なのは少々寂しさを覚えてしまう。が、早くも今年の目標の一つ(?)を達成できたので後悔は全くしていない。今でしかできないことをするのは大切なことだからねん。

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