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映画#50『RRR』

『RRR』

監督・脚本:S・S・ラージャマウリ
出演:N・T・ラーマ・タオ・Jr、ラーム・チャラン、アジャイ・デーブガン、アーリアー・バット、シュリヤー・サラン、サム・ドラカニ、レイ・スティーブンソン、ラジーブ・カラカーナ、アリソン・ドゥーデイ、オリビア・モリス、他
製作会社:ペン・スタジオ、ライカ・プロダクションズ、KVNプロダクションズ、HRピクチャーズ、ヴァリアンス・フィルムズ、他
配給:DVV・エンターテインメント
公開:2022年3月25日(インド)10月21日(日本)
上映時間:182分
製作国:インド

Wikipedia映画.comより引用/一部翻訳ミスがある可能性がございます、ご了承願います。

約束された使命、結ばれた友情。”今秋最高の”アクション・エンターテインメント。

この映画を語る前に、少し前にあった話をしよう。

学校で映画を鑑賞し、その感想や考察をレポートとして提出するという私にとってはむしろご褒美な授業で、『きっと、うまくいく』というインド映画を鑑賞した。

めっちゃ笑えるしめっちゃ完成度高いしめっちゃ泣けるので超オススメです。
アマプラだとあと数日で無料配信終わっちゃうので、この機会に是非とも観て欲しい。

その面白さは私の予想を遥かに上回り、私の中でのインド映画に対する見方は一変した。それまで「B級映画しか作らん国」というイメージを抱いていた私を全力でグーパンチしてやりたい。

そして昨日『LotR3』のIMAX版を観に行った時に、ふと上映スケジュールに『RRR』なるインド映画のタイトルが載ってあったのだ。諸事情で翌日の予定が全て吹っ飛んだ私は、ついでにこいつも観に行ってみようと決意したのだった。

感想を率直に言うともうとにかく最高に面白かった。これに尽きる。

舞台はイギリスに植民地支配された1920年代のインド、主人公はイギリスに攫われた妹を助けるために首都に潜入した男ビームと、そんな彼らを追う軍隊最強の男ラーマの2人。あることがきっかけで親友となった2人が、やがてお互いの使命を知り、葛藤する物語だ。

この映画のすごいところは何よりもアクション。人間離れした力を持つ主人公2人が、大勢の敵をばったばったと倒していく様は観ていて非常に痛快かつ爽快だ。

個人的にはストーリーよりも、まるで無双ゲーのような爽快アクションにフォーカスを当てていると感じた。だが「相反する使命を持った男たちの戦い」という熱いストーリーがあってこその、あのアクションというのもあるだろう。

舞台が舞台なだけに、悪役はもちろん植民地を支配しているイギリス人たちだ。実際の白人たちに失礼かもしれないが劇中の白人たちのクズっぷりは凄まじく、序盤から終盤までヘイトをがっぽりと稼いでいた。

だからこそ、ラストのビームとラーマの無双シーンの爽快感は凄まじいものになっていた。さっきまで舐め腐っていたインド人2人にフルボッコにされるのは観ていて白目剥くほど気持ちいい。もし映画館で声出しがOKだったら「いけー!!!ぶっ○せー!!!!!」と叫んでいたかもしれない。

と、物語の序盤から終盤まで胸熱展開が続き、私はもうスクリーンから目が離せなかった。3時間なんかもうあっという間であり、インターバルが入っても「まだまだ続くんだ!!この次どうなるんだ!!??」と鼻息を荒げていた。

またインド映画に欠かせないのが音楽だ。インド映画はどの作品もミュージカルやダンスのシーンが挿入されており、これが無ければそれはインド映画とは呼べない程らしい。

私の中で非常に印象に残っているのは、白人のパーティーの中でビームとラーマが「ナートゥ」というダンスを踊るシーン。

IMAXで観たから、というのもあるだろうが音の圧が凄まじく、心臓まで直に届いたかのようで、思わず笑みを溢してしまったほどだった。

ダンス自体もスピーディかつキレッキレ。そして何よりも感動したのが白人たちも徐々にリズムに乗ってきている所。(動画ではそこまで写っていないが)最後はインド人も白人も皆でぶっ倒れるぐらいに踊り狂っており、その様に少し涙してしまった。


まとめ

一通り感想を述べた訳だが本当に心の底から面白いと思えた作品だった。もはや諸事情で予定が飛んで良かったとすら思っている。

観るか迷ってる方は是非観てみて欲しい。先入観とか色々捨てて、そしてできればIMAXで。個人的におつりが来るレベルで面白いと思ってます。真面目に。

なんというか、今作を鑑賞して本当に映画って面白いなって思った。衝動的に「観たい」「気になる」と思って観た作品がこんなに面白いとは思わなかったし、こういう出会いを経験できるのっていうのも、映画の数ある魅力の一つなんじゃないかなーと。

ともかく、映画が好きで良かった。今回でより一層、そう思いますた。

それではまた、次の映画にて。

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